セピアートのステルス値上げ情報

セピアートのステルス値上げ情報
メーカー 株式会社ブルボン
商品名 セピアート<生クリーム・ほろ苦カカオ>
内容量 46g(7個)
参考小売価格 130円(税別)
原材料
<生クリーム>
砂糖、植物油脂、カカオマス、全粉乳、ココアバター、脱脂粉乳、乳糖、クリーム(乳成分を含む)、バターオイル/乳化剤(大豆由来)、香料(アーモンド由来)
栄養成分
1個(6.6g)
エネルギー 37kcal
たんぱく質 0.5g
脂質 2.5g
炭水化物 3.3g
食塩相当量 0.01g
発売日 1989年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1989年~ 不明 200円
~2007年8月 95g(12個) 150円
2007年8月~ 81g(12個) 150円
2008年8月~ 74g(11個) 150円
2011年9月~ 67g(10個) 150円
2014年9月~ 60g(9個) 130円
2023年3月~ 46g(7個) 130円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
95g→81g リニューアル
81g→74g リニューアル
74g→67g リニューアル
67g→60g
150円→130円
リニューアル
60g→46g 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ブルボン
2005年 95g 150円 夢のチョコレート工場池袋支店
2007年 81g 150円 食@新製品
2008年 74gに実質値上げ 日本食糧新聞
2011年 67gに実質値上げ 食@新製品
2014年 60g 130円 日本食糧新聞
2023年 46gに実質値上げ ブルボン ニュースリリース

セピアートの値上げ解説

ブルボン ハイショコラシリーズにおいて「トリュフ」と双璧を成す存在といえる「セピアート」。トリュフ同様1989年発売と、30年以上の歴史を持つ定番のチョコレートとなっています。

現在は希望小売価格130円のセピアートですが、発売された当初の価格は200円でした。セピアートはトリュフ同様、入っている個数とパッケージ画像の数を合わせているため、1989年の発売当時もそのルールがあったのなら8個入だった…のか?

1989年発売時のセピアート 200円

さすがに200円で8個というのは考えづらい気がするが…

私が調べられる限り、内容量と価格がはっきりしている最古の情報は2005年時点で12個95g入で税別150円というもの。しかし2007年に行われたリニューアルにおいて81gへと実質値上げされてしまいます。

ただ、パッケージ写真の個数は12個のままだったことから、このタイミングで1個1個が小さくなったと思われます。単純計算では、95g時は1個7.9g、81g時は現在とほとんど変わらない6.7gということに。

あるいは、95g時まではパッケージ画像と内容量がリンクしておらず、14個入だった可能性も捨てきれない。このあたりははっきりしないものの、2007年に95gから81gに減ったのは紛れもない事実です。

翌2008年には74g(11個)にステルス値上げ。その後も内容量減の流れは止まらず、2011年に67g(10個)、2014年には60g(9個)と確実に少なくなっています。

さらに2023年3月には一気に46gへと減らした結果、セピアートはたった7個しか入っていないしょぼいチョコレートに。減少率にして約23%と、近年まれに見る大減量だよ。

数が減っているセピアートのパッケージ変遷

一番左が12個入の時のパッケージ。右に行くにしたがって個数が減っているのが見て取れますよね。同じハイショコラシリーズのトリュフも12個から1個ずつ減らされていき、現在は8個入りだしな。

元々トリュフより若干量が多かったセピアートがこれだけ減らされるのだから、トリュフの大幅減も時間の問題だろうな。

気になるのは、2023年に行われた46gへの大減量時に9個から7個に減らされたものの、パッケージの個数はなぜか6個という点。これ、「遠からず6個に減らすぞ」というサインなのかもしれんぞ。

内容量はずいぶんと減ってしまったセピアート。しかし60gに減量されてから価格が20円安くなって130円になっているんですよね。このあたりにブルボンの良心の残りカスを感じ取ることができる。

余談だが、ハイショコラシリーズの人気2商品であるセピアートとトリュフの内容量を比べてみると、セピアートは7個46gなのに対しトリュフは6個42gと、セピアートの方が若干ながら量が多くなっている。

しかし、一般的にはトリュフの方が人気がある。私自身「どっち食べたい?」と問われれば、間髪入れず「トリュフ」と答えるだろう。

いや、セピアートも美味しんだよ。でも、なんというかこう…日常的な美味しさ的な? それに対しトリュフにはちょっとした“特別感”を感じる。

ブルボンのトリュフなんて、「トリュフチョコレート」というカテゴリの中ではド底辺なんだけど、それでも貧乏人にとっては贅沢な気分を味わえる貴重な存在なんですよね。

ごめんよ、セピアート…

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