ロアンヌ(箱)のステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | ロアンヌ バニラ |
内容量 | 7.1g×12枚(85.2g) |
参考小売価格 | 210円(税別) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、液全卵、乳糖、加糖脱脂練乳、食用加工油脂、全粉乳、脱脂粉乳、ホエイパウダー(乳成分を含む)、デキストリン、食塩、バニラシード/トレハロース、乳化剤(大豆由来)、ソルビトール、膨脹剤、香料、着色料(アナトー、ウコン) |
栄養成分 1枚(7.1g) |
エネルギー 36kcal たんぱく質 0.6g 脂質 1.8g 炭水化物 4.5g 食塩相当量 0.03g |
発売日 | 1995年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
~2008年8月 | 7.1g×16枚 | 200円 |
2008年8月~ | 7.1g×14枚 | 200円 |
2014年~ | 7.1g×12枚 | 200円 |
2022年10月~ | 7.1g×12枚 | 210円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
16枚→14枚 | リニューアル |
14枚→12枚 | なし |
200円→210円 | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
2007年 16枚 200円 | コンビニ菓子日記 |
2008年 14枚に実質値上げ | 食@新製品 |
2014年 12枚に実質値上げ | ブルボン 商品情報 |
2022年 210円に値上げ | ブルボン ニュースリリース |
ロアンヌの値上げ解説
薄く焼いたゴーフレットでバニラクリームを挟んだブルボンのお菓子「ロアンヌ」。1995年発売と歴史はそれほど長くないものの、なんともいえない懐かしさを感じさせる商品なのではないでしょうか。
ロアンヌは210円の紙箱入りと400円の大袋が主力商品で、ここで取り上げている箱入りロアンヌの内容量は2008年まで16枚入(2枚×8袋)でした。
ちなみに、その当時の1枚当たりのカロリーは「37kcal」となっており、現在と同じ7.1gが確定している時点の36~37kcalというカロリーと同じであることから、1枚当たりの重量や大きさは変わっていない模様。
2008年8月になると、リニューアルという体で従来の16枚から14枚にステルス値上げ。2014年頃にも1袋(2枚)減らして12枚入となり現在に至る。
ブルボンはじめ菓子メーカーはさらっと1袋減らすけどさぁ、16枚から14枚に減った際の減少率は12.5%、14枚から12枚は14.3%と相当激しいステルス値上げだからな。
また、2022年10月には長年守り続けてきた税別200円という価格を210円に値上げしています。その1ヶ月前にロアンヌの大袋を20枚から18枚にステルス値上げしていることから、帳尻を合わせてきたんだろうな。
箱入りが“ステルス値上げ”ではなく“値上げ”になった理由については、「さすがに12枚から10枚に減らすのは印象悪すぎるから、とりあえず価格転嫁にしておくか」的な判断なんだろうね。
さてこのロアンヌ、ある有名なお菓子にそっくりですよね。そう、風月堂の「ゴーフル」や「ゴーフレット」です。
実際ブルボンもロアンヌの薄焼き洋風煎餅のことを「ゴーフレット」と呼んでいるように、ゴーフレットは洋風煎餅でクリームを挟むお菓子を指す言葉として知られています。
そうはいってもゴーフルに似すぎているんだよ、ロアンヌは。
ゴーフレットはあくまでも「薄く焼いた洋風煎餅でクリームを挟んだもの」という定義であり、様々なメーカーから色々な形状、デザインのゴーフレットが販売されています。
つるっとしたもの、ワッフル形状のもの、楕円形のものなど、独自のデザインを採用したゴーフレットも多いのです。にもかかわらずブルボンは…
いくらなんでも似すぎていないか?
確かにゴーフルにそっくりな外観をしている他社製ゴーフレットも散見されるよ。でもさ、小さい菓子メーカーならまだしも、ブルボンは株式上場している大手菓子メーカーだよ? もうちょっと自重しろよ。
白い恋人パクってブランチュール作ったり、六花亭のバターサンドパクってガトーレーズンやレザンヌ作ったり、ヨックモックパクってルーベラ作ったり、ゴーフルパクってロアンヌ作ったり…ブルボンは大手のわりに恥知らず感満載ではある。
ま、菓子なんてパクりパクられが当たり前の、血で血を洗う泥仕合上等ジャンルなので、この程度は許容範囲なんでしょうけどね。要は安くて美味けりゃいいんだよ。
価格的には当然ながらゴーフルの方が高い。ロアンヌは複数回ステルス値上げしているとはいえ、風月堂のゴーフレットに比べれば遥かに安いのは間違いない。ま、贈答用銘菓と大手メーカー製の安物を比べること自体間違っているが。
ついでにゴーフルとロアンヌの味にどのくらいの違いがあるのかについてだが…はっきり言って分からん。
そもそもゴーフルもロアンヌも数年に1度食べるかどうかというレベルなので、どっち食べても「まあ普通に美味いね」で終わってしまう。失礼を承知で書くなら「同じお菓子」という認識と言っても過言ではない。
これらのお菓子を頻繁に食べる機会があったり、実際に食べ比べたりすればそれなりに違いがあるのでしょうが…それを検証する金すら惜しい。私の貧乏人っぷりは筋金入りだからな。
ただ、価格以外にもゴーフルとロアンヌで明らかに違う点がある。それは大きさ。ゴーフルは直径約15cmなのに対し、ロアンヌは約7.5cm…つまり下図くらい大きさが違うのです。
さすがにでかすぎるとの判断からか、東京風月堂は「ゴーフレット」、上野、神戸風月堂には「プティゴーフル」という、ロアンヌと同サイズくらいの小さめ商品も存在。…どうでもいい情報でしたね。
お金に余裕がある人はゴーフルを食べりゃいいし、そこまでお金をかけられないという人はロアンヌでも十分満足できるでしょう。
私から見ればどっちも高級品だけどな。