アルフォート ファミリーサイズの実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | アルフォートFS(ファミリーサイズ) |
内容量 | 178g |
参考小売価格 | 400円(税別) |
原材料 (ミルクチョコ) |
小麦粉、砂糖、全粉乳、カカオマス、ショートニング、ココアバター、植物油脂、小麦全粒粉、小麦ふすま、食塩、脱脂小麦胚芽/膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1枚(10.1g) |
エネルギー 52kcal たんぱく質 0.8g 脂質 2.8g 炭水化物 6.2g 食塩相当量 0.07g |
発売日 | 2008年7月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2008年7月~ | 215g | 400円 |
2013年10月~ | 204g | 400円 |
2020年5月~ | 199g | 400円 |
2022年6月~ | 189g | 400円 |
2023年7月~ | 178g | 400円 |
2024年6月~ | 168g | 400円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
215g→204g | 円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇に対応するため。 |
204g→199g | 各種原材料および運送費の値上がりが継続しており、自助努力のみではコストを吸収することが困難であると判断したため。 |
199g→189g | 世界的な需要拡大や天候不順等により、穀物価格や油脂類の急激な価格高騰、ならびに資材関係費やエネルギーコストが上昇。今後も継続的にコスト上昇が見込まれることから価格改定。 |
189g→178g | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え世界情勢の不安定化により、穀物や油脂類、エネルギーなどの価格が高騰。自助努力によるコスト削減だけで現状の価格設定による提供が難しい状況に。 |
178g→168g | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え世界情勢の不安定化により、カカオ豆等の原料価格の上昇および資材関係費やエネルギーコストが高止まり。一部商品で価格改定ならびに内容量変更。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
2008年 215g | 日本食糧新聞 |
2013年 204gに実質値上げ | 流通ニュース |
2020年 199gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2022年 189gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2023年 178gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2024年 168gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
アルフォートFS(ファミリーサイズ)の値上げ解説
ブルボンを代表するチョコレート菓子である「アルフォート」の大容量版である「アルフォートFS(ファミリーサイズ)」が登場したのは2008年と、多くの人は「思いのほか新しいな」という印象を受けるのではないでしょうか。
アルフォートが入ったファミリーサイズに関しては、少なくとも2000年頃には存在していましたが、2008年7月以前は「ブランチュール」というお菓子とセットになっていたのです。その名も「アルフォート&ブランチュールFS」。
しかし2008年にアルフォート単独のファミリーサイズが発売されたことにより、その蜜月関係は解消。2009年にブランチュールFSが発売され、両者の溝は日本海溝より深いものに…なったかどうかは知らん。
こういった経緯から2008年に生まれたアルフォートFS(ファミリーサイズ)の当時の内容量は215gで、希望小売価格は税別400円となっていました。
アルフォートの1枚当たりの重量は同時期に従来の11.3gから10.1gへとステルス値上げされたため、当時の215gのアルフォートFSに入っていた枚数は21枚といったところでしょうか。
2013年10月になると、枚数を1枚減らして計20枚とし、内容量計は204gに。そして2020年にも実質値上げを行い199g、2022年189g、2023年178g、2024年6月には168gへとステルス値上げ。
気になるのは、ここ10年以上1枚の重量が10.1gで変わっていない中、2020年の実質値上げでの内容量減少幅は5g…なんか計算が合わないんですけど。
包装紙込みの重量であるため、1枚減らしたうえで包装紙を無駄に丈夫にし重量をかさ増ししたのか? とりあえず204g時点での枚数は20枚、現在16枚入で168gというのは紛れもない事実。
アルフォートシリーズの中でも、最も売上が高いのがこのファミリーサイズ。
希望小売価格400円と単価が高いうえに、自分や家族で食べるのはもちろん、来客用の菓子、職場や集まりで配ったり置き菓子にしたりする場合においても使いやすいのが大きな理由でしょう。
単純に1gあたりの単価を算出すると、アルフォート ミニチョコレートよりFSの方が高くコスパ的には悪いと言わざるを得ないものの、通常サイズのアルフォートをバキッとかじれる幸せはミニチョコレートには期待できない。
また、ファミリーサイズなど大袋の商品は半額程度に値引きされていることも多く、そういった点も考慮すればアルフォートFSはベストバイと言えるのかもしれません。
話は変わるけどさぁ、アルフォートなど種類の違うお菓子を組み合わせた商品って、ついつい剥がしたり分離させたりして食べたくならない?
数層に重なっているウエハースなんかは、層を2~3枚に剥がしたうえでちまちまかじり、いっぱい食べた気分に浸っちゃうし、オレオに代表されるビスケットサンドも2枚に分離させたうえで、“クリームが付いてこなかった面”でもう片方のビスケットに付着したクリームをすくい取りながら食べちゃう。
アルフォートも同様で、上下の前歯を駆使しビスケットを外したり削ぎ取ったりして、最後にチョコレートだけを食べるという、極めて行儀の悪い食べ方をしがち。気分はげっ歯類ですよ。
びっくりするくらい下の歯を突き出す食べ方を他人に見られた日にゃ、次の日から「ブルドッグ」と呼ばれること必至。
…チョコレートとビスケットのハーモニーが売りのアルフォートを根本から否定する、クソみたいな食べ方なのは重々承知しているんだけどね。
貧乏くさいのも痛いほど理解している。しかしついやっちゃうんだよねぇ…こういったお菓子は普通に食べると一瞬でなくなってしまうため、「少しでも長く味わいたい」という願望がそうさせるのかもしれない。
「すぐなくなっちゃう分、数多く食べればいいじゃん」と感じる人もいるかもしれない。しかしそうするとお金がかかるし、何より摂取カロリーが凄まじいことになってしまうのだ。デブまっしぐら。
つまりこの食べ方は節約や摂取カロリーの低減に役立っているのだ。それどころか、近年環境問題として注目されているプラスチックの削減にも寄与する、極めてエコな食べ方なのだ。
そう、時代を先取るニューパワー!(超死語)
余談だが、通常のアルフォートFSが168g・400円なのに対し、期間限定のフレーバーは136g・400円と結構割高。どうしてもそのフレーバーを食べてみたい場合を除き、通常のアルフォートFSをおすすめします。
アルフォート ミニチョコレートは、通常版59g・130円に対し、他フレーバーは55g・130円と割高感を抑えているんだけどなぁ…アルフォートの他フレーバーを食べたいならミニチョコレートを買っとけ。