オリジナルミックスFSの実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | オリジナルミックスFS(ファミリーサイズ) |
内容量 | 17袋 |
参考小売価格 | 400円(税別) |
発売日 | 1988年? |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
~2007年 | 25袋 | 400円 |
2007年~ | 22袋 | 400円 |
2008年6月~ | 20袋 | 400円 |
2014年10月~ | 19袋 | 400円 |
2015年8月~ | 17袋 | 400円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
25袋→22袋 | なし |
22袋→20袋 | 原油価格の高騰や国際的需給バランスの変化などによる諸原材料価格の高騰に対処するため。 |
20袋→19袋 | 円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇に対応するため。 |
19袋→17袋 | なし |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
2007年 25袋 400円 | もぐナビ |
2007年 22袋に実質値上げ | もぐナビ |
2008年 20袋に実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2013年 19袋に実質値上げ | 流通ニュース |
2015年 17袋に実質値上げ | 食@新製品 |
オリジナルミックスFSの値上げ解説
ブルボンの色々なお菓子が一袋で楽しめる夢のような商品「オリジナルミックスFS(ファミリーサイズ)」。ルマンド、エリーゼ、チョコリエール、アルフォートなど、ブルボンの定番お菓子がてんこ盛りですよ。
そんなオリジナルミックスFS、2007年までは25袋入だった模様。
しかし、2007年に22袋へと実質値上げされ、翌2008年には20袋に。この時期、ブルボンのみならず様々な菓子メーカーが内容量を減らしたり値上げしたりしており、お菓子好きにとって2007~2008年は“魔の年”と言っても過言ではない。
その後しばらくは20袋体勢が続くも、2014年になると円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇などを理由に19袋へと実質値上げ。そして翌2015年にはさらに2袋減らして17袋になっています。
ただ、オリジナルミックスFS(ファミリーサイズ)は、時代と共に内容を若干変化させているので、数の減少が必ずしも実質値上げにあたるわけではない…と思いたいけど、これまでの状況を鑑みるに現実的には100%実質値上げだろうね。
ちなみに、17袋入の現在は9種のお菓子が詰め込まれているが、2015年頃までは11種だったんですよね。
数が多い頃はチョコチップクッキーやバニラ・コーヒークラッカー、ココアビスケット、レーズンサンドなどのサンド系もそれなりに入っていましたが、数が減るにつれクリームサンドは姿を消し、ブランチュールやアルフォートが追加されています。
で、現在はルーベラとブランチュールを減らして9種と。
袋から出した状態ではエリーゼが見当たらないが、ルマンド3袋の下に隠れている。
ブルボンが誇る主力のお菓子を詰め合わせたオリジナルミックスFS…そりゃ味に関しては非の打ちどころはないだろうよ。ただ、17種のグラム数を計算してみると計170.2gで参考小売価格は400円…これを安いと感じるか高いと感じるか…
セコい話をすると、オリジナルミックスFSに入っているお菓子群は、個別に買うと希望小売価格ベースでも1g2円ほどのものばかりなんですよね。はっきり言って割安感はまるでない。
オリジナルミックスFSの場合、内容量170.2gに対し希望小売価格は400円なので、1グラム当たりの単価は2.35円。単純に数字だけ見るとオリジナルミックスFSはコストパフォーマンスが悪い商品ということになる。
ただ、長らく値上げや実質値上げを行っていないオリジナルミックスに対し、中身の菓子群は個別にガンガン値上げやステルス値上げしており、オリジナルミックスの割高感は徐々に解消されつつあるのも事実。
ま、ブルボンはそのうちオリジナルミックスの内容量を減らすだろうけどな。
ブルボンのしたたかを感じたのは、11種入から9種入にした際にラインナップから外されたブランチュールやルーベラは、どちらも1グラム当たり2円以上とコストが高い商品だったという点。
袋数を減らすだけではなく、単価やコストの高い商品を減らすことで利益率を高める…営利企業のお手本のような対応だわ。様々な商品を詰め合わせるだけで余計なコストがかかるのは理解できるが…
1グラム当たりの単価で考えれば、それぞれの個別商品に比べオリジナルミックスFSはコスパが悪い…ただ、オリジナルミックスFSの美点は「1袋で様々なお菓子が食べられる」という点であることも十分理解している。
バームロール、チョコ&コーヒービスケット2種、ルマンド、チョコリエール、アルフォート、ホワイトロリータ、エリーゼ2種…はっきり言って“はずれ”は一つとして存在せず、どれもが美味しいと断言できるお菓子ばかり。
確かにオリジナルミックスFSは割高ではあるものの、コスパだけで量ることができない魅力があるのは間違いないでしょう。私個人の感想としても好きな菓子ばっかだわ。このあたりのチョイスは「さすがブルボン」と言わざるを得ない。
ま、それを理解してもなお、コスパ重視の私がオリジナルミックスFSを購入することはないでしょうけどね。
しかし…もし何らかのシチュエーションにおいて私の前にオリジナルミックスFS1袋分を出されたら、17袋ぺろりと平らげる自信はある。その早さたるや電光石火の如くですよ。刹那で食い尽くす!
誰か私に恵んでくれないかね? ギブミーオリジナルミックスFS!