ミニルマンドFSの実質値上げ情報

ミニルマンドFS(ファミリーサイズ)の実質値上げ情報
メーカー 株式会社ブルボン
商品名 ミニルマンドFS(ファミリーサイズ)
内容量 161g(個装紙込み)
参考小売価格 400円(税別)
原材料
<キャラメル>
小麦粉、砂糖、植物油脂、マーガリン(乳成分を含む)、水飴、液全卵、マルトース、ホエイパウダー(乳成分を含む)、乳糖、キャラメル粉末(乳成分を含む)、全粉乳、ココアパウダー、食塩、ココアバター/乳化剤(大豆由来)、香料(乳由来)、着色料(カロテノイド)、膨脹剤
栄養成分
1本(4.8g)
エネルギー 24kcal
たんぱく質 0.2g
脂質 1.1g
炭水化物 3.4g
食塩相当量 0.01g
発売日 1988年頃?

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
~2008年12月 235g(47本) 379円
2008年12月~ 220g(44本) 379円
2013年10月~ 210g(42本) 379円
2018年9月~ 190g(38本) 350円
2020年5月~ 185g(37本) 350円
2022年6月~ 174g(35本) 350円
2023年7月~ 161g(32本) 350円
2024年10月~ 161g(32本) 400円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2008年12月
235g→220g
リニューアル
2013年10月
220g→210g
円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇に対応するため。
2018年9月
210g→190g
なし
2020年5月
190g→185g
各種原材料および運送費の値上がりが継続しており、自助努力のみではコストを吸収することが困難であると判断したため。
2022年6月
185g→174g
世界的な需要拡大や天候不順等により、穀物価格や油脂類の急激な価格高騰、ならびに資材関係費やエネルギーコストが上昇。今後も継続的にコスト上昇が見込まれることから価格改定。
2023年7月
174g→161g
世界的な需要拡大や天候不順等に加え世界情勢の不安定化により、穀物や油脂類、エネルギーなどの価格が高騰。自助努力によるコスト削減だけで現状の価格設定による提供が難しい状況に。
2024年10月
350円→400円
世界的な需要拡大や天候不順等に加え不安定な世界情勢の長期化により、カカオ豆等の原料価格の上昇および資材関係費やエネルギーコストなどの諸経費も高止まりしているため。

参考サイト
公式サイト 株式会社ブルボン
2007年 235g コンビニ菓子日記
2008年 220gに実質値上げ 日本食糧新聞
2013年 210gに実質値上げ 流通ニュース
2018年 190gに実質値上げ 楽天市場
2020年 185gに実質値上げ ブルボン ニュースリリース
2022年 174gに実質値上げ ブルボン ニュースリリース
2023年 161gに実質値上げ ブルボン ニュースリリース
2024年10月 400円に値上げ ブルボン ニュースリリース

ミニルマンドFS(ファミリーサイズ)の値上げ解説

ブルボンを代表するお菓子のひとつである大人気商品「ルマンド」のファミリーサイズ版にあたる「ミニルマンドFS」。胸焼けするまでルマンドを貪りたいルマンダー(?)にとって必須アイテムと言えるでしょう。

カーテンのような薄い生地のサクサク食感が売りのルマンドだが、その独特の食感が災いして「ボロボロこぼれる」「食べ方が難しい」と揶揄されがち。しかし長さが短いミニルマンドならこぼしにくいという大きなメリットも。

そんなミニルマンドFS、2008年まではファミリーサイズの名に恥じない235g入で、参考小売価格は税別379円ほどとなっていました。本数的には47本入と、現在より12本も多かった。

しかし2008年12月のリニューアルで3本減り、44本入の220gに実質値上げしています。ちなみに220g入の段階まではベーシックなココアクリームとミルクチョコの組み合わせだった。

ココアクリームとミルクチョコ時のミニルマンドFS(220g)

チョコ好きの私としては最高の組み合わせなんだが…残念ながらミルクチョコのルマンドを食べた記憶は一切ないんだよなぁ…

2013年になると、円安や原材料価格の高騰などを背景に210gへの実質値上げを行います。そしてこのタイミングでミルクチョコからキャラメルに変更され現在に至っています。私としてはこの変更も実質値上げみたいなもの。

ミルクチョコからキャラメルに変更されたミニルマンドFS(210g)

2018年、さらに4本減らされ内容量は計190gになり、2020年には運送費や原材料価格の値上がりを理由に185gに実質値上げ。

それでも止まらないブルボンは、2022年174g、2023年7月には161gへとステルス値上げ。「消費者の顔色を伺いながらも、じわじわ減らしているな」という印象。

さらに2024年10月には400円に値上げ。今度は値上げに舵を切りましたよっと。

私お得意の1gの単価を計算するゲス計算を行ってみると、190円の袋ビスケットシリーズのルマンドは希望小売価格190円に対し、内容量は88.8gなので、1g当たりの単価は2.14円。一方、161g・400円のミニルマンドFSは2.48円。

近年のファミリーサイズやシェアパックなど大容量版は、レギュラーサイズより割高であることが多くなっているが、ルマンドも御多分に漏れずファミリーサイズの方が割高という状況に。

実勢価格で見ると、袋ビスケットシリーズのルマンドは150円前後。一方でミニルマンドFSは300円前後なので、「キャラメルが食べたい!」「置き菓子に使う」という理由がない限り、レギュラーサイズのルマンドを買った方がお得かもしれない。

意識高い女子を中心に「食べこぼしが気になる」という理由でミニルマンドFSを手に取るかもしれませんが…1人で食べる分にはボロボロこぼしてOK。

皿の上でボロボロこぼしながら食べれば、食べ終わった後細かいかけらを集めて口に流し込むという楽しみも生まれるため、1粒で2度美味しいお得なお菓子という考え方も。

…まあ、恐ろしく下品で貧乏くさいこの食べ方を許容できればの話だが。

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