エリーゼ 北海道ミルクの実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | エリーゼ 北海道ミルク |
内容量 | 2本(7.2g)×8袋(計57.6g) |
参考小売価格 | 190円(税別) |
原材料 | 小麦粉、植物油脂、砂糖、ぶどう糖、全粉乳、ホエイパウダー(乳成分を含む)、脱脂粉乳、デキストリン、バターミルクパウダー、大豆粉、乳糖、液卵黄(卵を含む)、コーンフラワー、食用加工油脂、モルトエキス(小麦を含む)、食塩/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(カラメル、カロテノイド、ウコン)、ソルビトール |
栄養成分 2本1袋(7.2g) |
エネルギー 38kcal たんぱく質 0.5g 脂質 2.1g 炭水化物 4.3g 食塩相当量 0.02g |
発売日 | 2008年7月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2008年7月~ | 2本×9袋 (18本) |
150円 |
2010年8月~ | 2本×10袋 (20本) |
150円 |
2013年10月~ | 2本×9袋 (18本) |
150円 |
2019年9月~ | 2本×8袋 (16本) |
150円 |
2022年7月~ | 2本×8袋 (16本) |
170円 |
2023年7月~ | 2本×8袋 (16本) |
190円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
18本→20本 | 10%増量。 |
20本→18本 | 円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇に対応するため。 |
18本→16本 | 各種原材料や燃料費、運送費などの値上がりが続き、自助努力のみのコスト吸収が困難であるとの判断に至ったため。 |
150円→170円 | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。 |
170円→190円 | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え世界情勢の不安定化により、穀物や油脂類、エネルギーなどの価格が高騰。自助努力によるコスト削減だけで現状の価格設定による提供が難しい状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
2008年 2本×9袋 150円 | 日本食糧新聞 |
2010年 10袋に実質値下げ | 食@新製品 |
2013年 9袋に実質値上げ | 流通ニュース |
2019年 8袋に実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2022年 170円に値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2023年 190円に値上げ | ブルボン ニュースリリース |
エリーゼ 北海道ミルクの値上げ解説
ブルボンのエリーゼといえば箱入りのものを思い浮かべる人も多いと思いますが、2008年からはルマンドやホワイトロリータと同じ袋ビスケットシリーズとして小さめの袋入り商品が登場しています。それが「エリーゼ 北海道ミルク」。
2008年の発売時は2本1袋7.2g×9袋の計64.8g入りで、参考小売価格は税別150円という規格・価格でした。その当時の箱入りエリーゼが7.2g×16袋の計115.2gで税別220円だったため、北海道ミルクの割高感は否めない。
そんな状況もあってか、2010年には内容量を10%増量し従来の9袋(64.8g)から10袋(72g)に。1本あたりの重量、価格共に変更なしだったため、純粋な実質値下げといっていいでしょう。
この実質値下げ、良心的と感じはするものの、箱入りエリーゼに対しての割高感を解消する目的が強かったように感じます。同時期、他の袋ビスケットシリーズの内容量が100g前後あった影響もあったのかもしれません。
しかし2013年には円安や原材料価格、エネルギーコストの上昇を理由に、2010年以前までと同様に9袋(18本)に実質値上げ。同時期にはルマンドやホワイトロリータなども減量されています。
その後しばらくは18本入で推移したものの、2019年になると原材料・燃料費の高騰を理由に再び実質値上げを行い、それまでの9袋18本から8袋16本に。これによってエリーゼ 北海道ミルクの内容量は57.6gまで減ってしまいました。
加えて2022年170円、2023年には190円に値上げ。内容量57.6gで190円って、1gあたり約3.3円だぞ。どんだけ高級菓子なんだよと。
2022年に販売終了したっぽい箱入りエリーゼは、終売時点で北海道ミルクの2倍となる16袋・税別220円を維持していたことを考えると、190円のエリーゼ 北海道ミルクはずいぶんと割高ですよね。
エリーゼの元祖である箱入りは利益が出なくなったから販売終了とし、今後はこの北海道ミルクや大袋のエリーゼFS、そして期間限定商品や企画品などに注力していくということなのだろう。世知辛い世の中である。
中核商品であるエリーゼFS(ファミリーサイズ)は「チョコ」と「ホワイト」の2つがセットになっているため、「チョコなどいらん」と思っている人にとって、北海道ミルクは思う存分白いの食える希望の星。
チョコ好きの人にとっては選択肢にすら入らない商品ですけどね。
余談ですが、箱入りエリーゼやエリーゼFSのホワイトクリームと、エリーゼ 北海道ミルクはまったく同じ味ではないらしい。
原材料や栄養成分を比較してみると…
北海道ミルク | ホワイトクリーム | |
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原材料 | 小麦粉、植物油脂、砂糖、ぶどう糖、全粉乳、ホエイパウダー(乳成分を含む)、脱脂粉乳、デキストリン、バターミルクパウダー、大豆粉、乳糖、液卵黄(卵を含む)、コーンフラワー、食用加工油脂、モルトエキス(小麦を含む)、食塩/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(カラメル、カロテノイド、ウコン)、ソルビトール | 小麦粉、植物油脂、乳糖、砂糖、全粉乳、クリーミングパウダー(乳成分を含む)、ココアバター、ホエイパウダー(乳成分を含む)、ぶどう糖、脱脂粉乳、デキストリン、大豆粉、液卵黄(卵を含む)、コーンフラワー、食用加工油脂、モルトエキス(小麦を含む)、食塩、水飴、バター/乳化剤(大豆由来)、香料、ソルビトール、着色料(カラメル、カロテノイド、ウコン)、カゼインナトリウム(乳由来)、調味料(核酸等) |
カロリー 2本1袋 |
38kcal | 39kcal |
たんぱく質 | 0.5g | 0.5g |
脂質 | 2.1g | 2.2g |
炭水化物 | 4.3g | 4.3g |
食塩相当量 | 0.02g | 0.02g |
原材料も違うし、栄養成分も若干ながら異なっており、別物であることが確認できますよね。ただし、実際に食べ比べて違いが分かるかと問われれば…微妙だよね。
少なくとも私の大雑把な味覚においては、周りのウエハースごと食べた限りでは違いは分からん。「ああ、どっちもミルクっぽいね」くらいの感想だわ。
好きなブルボンのお菓子を問われ、「エリーゼ」と答える人も多い定番商品ながら、貧乏人の私からすると57.6gで実売価格118~138円は辛い。
同じブルボンの袋ビスケットシリーズなら、チョコ好きも相まって内容量110.6gのチョコリエールを手に取る確率120%ですよ。だって内容量はエリーゼの2倍だし価格は一緒だよ。しかもチョコだし2倍だし、クッキー香ばしいし2倍だし。
ウエハース部分もクリームもチョコバージョンのエリーゼとかあればちょっと考えちゃうかもしれないけど…それでも私はやっぱりチョコリエールなんだろうな、2倍だし。