チョコ&コーヒービスケットの値上げ情報

チョコ&コーヒービスケットの値上げ情報
メーカー 株式会社ブルボン
商品名 チョコ&コーヒービスケット
内容量 4.5g×24枚(108g)
参考小売価格 190円(税別)
原材料
(チョコ)
小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、全粉乳、ココアパウダー、小麦胚芽、カカオマス、モルトエキス(小麦を含む)、ぶどう糖、食塩、ホエイパウダー(乳成分を含む)/膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、着色料(アナトー)、香料
栄養成分
1枚(4.5g)
エネルギー 23kcal
たんぱく質 0.3g
脂質 1.1g
炭水化物 2.9g
食塩相当量 0.04g
発売日 1975年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
~2008年3月 5.4g×32枚(172.8g) 150円
2008年3月~ 4.8g×24枚
(115.2g)
150円
2013年10月~ 4.5g×24枚
(108g)
150円
2022年7月~ 4.5g×24枚
(108g)
170円
2023年7月~ 4.5g×24枚
(108g)
190円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
5.4g→4.8g
32枚→24枚
リニューアル
4.8g→4.5g 円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇に対応するため。
150円→170円 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。
170円→190円 世界的な需要拡大や天候不順等に加え世界情勢の不安定化により、穀物や油脂類、エネルギーなどの価格が高騰。自助努力によるコスト削減だけで現状の価格設定による提供が難しい状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ブルボン
~2008年 5.4g×32枚 コンビニ菓子日記
5.4g時 1枚28kcal eatsmart
2008年 4.8g 24枚に激減 ダーイスキ!!お菓子ブログ
2013年 4.5gに実質値上げ 流通ニュース
2022年 170円に値上げ ブルボン ニュースリリース
2023年 190円に値上げ ブルボン ニュースリリース

チョコ&コーヒービスケットの値上げ解説

発売から50年近くが経とうとしているブルボンの箱入りビスケットシリーズ「チョコ&コーヒービスケット」。その安定感ある美味しさから「大好き!」という人も多いのではないでしょうか。もちろん私は大好きです。

チョコ&コーヒービスケットが発売されたのは1975年。詳しい内容量は不明ながら価格は150円で、パッケージはこんな感じだったらしい。

1975年発売当初のチョコ&コーヒービスケットのパッケージ

時代なりの古臭さは感じるものの、1975年と考えればそれほど悪くない印象。

そんなチョコ&コーヒービスケット、以前は本当にお得かつ良心的な商品だった。しかしその後内容量が激減し、かつてのお得感はゼロと言っても過言ではないお菓子に。

2008年頃まで、1枚5.4gで32枚入だったことが確認できます。すごい大容量!

しかし2008年のリニューアルで32枚入から24枚入へと実質値上げ。しかも、同時期もしくは近しい時期に、それまでの1枚5.4gから4.8gに。重量的に10%以上減ったことから、「小さくなった」と実感できるレベルだったことでしょう。

5.4g×32枚の計172.8gが、ほんの短期間のうちに4.8g×24枚の計115.2gになったわけだ。減少率にして約33%…にわかには信じがたい激減っぷりだな。同時期にブルボンが広く行った内容量変更の平均減少率は約7%と公式に発表しているしね。

常識的にはちょっと考えられない減少っぷりに、「実は32枚の頃は1枚1枚がもっと小さかったんじゃないか?」とも考えたんだけど、32枚時の1枚のカロリーは28kcalという情報が複数確認できるんですよね。

5.4g時に28kcalだったことも確認できるし、1枚4.5gの現在が23kcal、4.8g時は25kcalだったという点を鑑みても、28kcal時は5.4gで計算上も合致するため、疑いようがない事実だったのでしょう。

その後2013年にも実質値上げを行い、現在の1枚4.5g×24枚入、計108gに。文句なく美味しいうえ、場合によっては100円くらいで買えることを考えれば決して高くはないんだろうけど…32枚入の頃を知っていると複雑な気分になるよね。

しかも2022年には聖域と思われていた「税別150円」にメスを入れ、一気に170円に値上げ。翌2023年には190円だからね。これにより100円以下で売られているケースはほぼなくなってしまった。

なんかこう…買うたびに損させられているような、買うたびにブルボンがほくそ笑んでいるようなモヤモヤ感。こういったせこい感情を抱くあたりが貧乏人たる所以なんだろうけどな。

話は変わるが、チョコ&コーヒービスケットって、乱暴に言ってしまえばチョコリエールの丸い版よね。というか、チョコリエールの方が3年ほど発売が後だから、チョコリエールはチョコ&コーヒービスケットの長細い版と言ったほうが正しいか。

チョコ&コーヒービスケットとチョコリエール

使用している原材料もほとんど一緒だし、形以外の違いといえば、小麦全粒粉を使用している分チョコリエールのビスケット方が香ばしくザクっとしている印象。チョコも若干濃厚かもしれない気もしなくもない雰囲気。

内容量的にはチョコ&コーヒービスケットが108gなのに対し、チョコリエールは110.6gと若干多いので、「コーヒービスケットよりチョコビスケットの方が好き」という人はチョコリエールを買った方が幸せになれる可能性大。

ただ、コーヒービスケットも捨てがたいんだよね。安定した美味しさを求めるならチョコビスケットなんだけど、コーヒーの香りとほろ苦さを味わえるコーヒービスケットのアクセントは非常に心地良い。

私自身、ブルボンのお菓子の中でも特に好きなのがチョコリエールとチョコ&コーヒービスケット。こういうの作らせたらブルボンの右に出るメーカーはないな。

チョコリエールもチョコ&コーヒービスケットも希望小売価格は190円であるため、どちらもスーパーやドラッグストアなどでの実勢価格は128~158円ほど。その日の気分で好きな方を選ぶといい。

んが、私の周辺ではチョコ&コーヒービスケットが128円くらいで売っていることが多い一方、チョコリエールは148円くらいというケースが多い印象。

「リエール」とかいっちゃって、何となく気取った雰囲気がそうさせるのか? 「ワタクシはルマンド様やホワイトロリータ様の姉妹なのよ!」的な高飛車感?

内容量的には微量ながらチョコリエールの方が多い一方、チョコ&コーヒーは1枚1枚が薄く、また枚数も多いため、ちまちま食べるといっぱい食べた気分になれるのは大きなメリット。端っこの方をかじっかじっとね。(貧乏臭い)

2008年頃に行われた実質値上げで内容量が激減してしまったのは非常に残念だが、それでもコスパは悪くないチョコ&コーヒービスケット。「これからも定期的に買うから、これ以上量を減らさないでくれ」と願わずにはいられない。

…と思っていたら、あれよあれよと40円値上げして190円に。

…もう買わんな…

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