ミニバームロール(大袋)の実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | ミニバームロール ホワイトクリーム |
内容量 | 163g(16本・個装紙込み) |
参考小売価格 | 400円(税別) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、マーガリン(乳成分を含む)、液全卵、植物油脂、ぶどう糖、脱脂粉乳、乳糖、異性化液糖、ホエイパウダー(乳成分を含む)、洋酒、還元水飴/ソルビトール、酒精、カゼインナトリウム(乳由来)、乳化剤(大豆由来)、膨脹剤、香料、着色料(カロテン) |
栄養成分 1本(9.6g) |
エネルギー 50kcal たんぱく質 0.5g 脂質 3.0g 炭水化物 5.3g 食塩相当量 0.04g |
発売日 | 不明 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
~2008年3月 | 288g | 379円 |
2008年3月~ | 250g(25本) | 379円 |
2008年12月~ | 230g(23本) | 379円 |
2013年10月~ | 220g(22本) | 379円 |
2014年5月~ | 200g(20本) | 400円 |
2020年5月~ | 190g(19本) | 400円 |
2022年9月~ | 180g(18本) | 400円 |
2023年7月~ | 163g(16本) | 400円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
288g→250g | なし |
250g→230g | なし |
230g→220g | 円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇に対応するため。 |
220g→200g 379円→400円 |
リニューアル |
200g→190g | 各種原材料および運送費の値上がりが継続しており、自助努力のみではコストを吸収することが困難であると判断したため。 |
190g→180g | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。 |
180g→163g | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え世界情勢の不安定化により、穀物や油脂類、エネルギーなどの価格が高騰。自助努力によるコスト削減だけで現状の価格設定による提供が難しい状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
2007年 288g | もぐナビ |
2008年 250gに実質値上げ | Amazon |
2008年 230gに実質値上げ | 食@新製品 |
2013年 220gに実質値上げ | 流通ニュース |
2014年 200gに実質値上げ | 日本食糧新聞 |
2020年 190gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2022年 180gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2023年 163gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
ミニバームロール(大袋)の値上げ解説
1978年に発売された袋ビスケットシリーズの一角「バームロール」を短くして大袋に詰め込んだブルボンの「ミニバームロール」。胃もたれするまでバームロールを貪りたいコアなファンにはたまらない商品といえるでしょう。
このミニバームロールのファミリーサイズ、2008年頃までは1袋288gと大容量であったことが確認できます。
ファミリーサイズの名に恥じず見るからに大容量であり、しかも以前はホワイトクリームとコーヒークリームの2つの味が楽しめた。
「ホワイトクリームこそ至高」という人にとってはコーヒーなど邪道なのでしょうが、私はほろ苦いコーヒークリームも大好きだったので、現在のホワイトクリームのみのものより、コーヒークリームも味わえる以前のほうがいい。
2008年になると、それまでの288gから250gへと実質値上げを行い、同年12月にはさらに減らして230gに。どんだけ減らしゃ気が済むんだよブルボン。
2013年には原材料や原油の高騰、円安進行などを理由に220gに実質値上げし、翌2014年にもさらなる値上げを行い200gへ。
この220g→200gのタイミングで、それまでのホワイト&コーヒークリームの2種構成からホワイトクリームのみに変更され、一方で参考小売価格は379円から400円になった模様。
ブルボンの容赦ないステルス値上げは止まらない。2022年180g、2023年7月には163gに減量するのだ。どんだけ減らしゃ気が済むんだよと。
値上げしたうえに内容量をガンガン減らし、しかもコーヒークリームをなくす容赦のなさ…さすがブルボン。
私のような貧乏人が気になるのは、ファミリーサイズのミニバームロールと、袋ビスケットのバームロールのコストパフォーマンス。とりあえず参考小売価格ベースでを比較してみようか。
ここで取り上げているミニバームロールは内容量163gで参考小売価格400円なので、1g当たりの単価は2.45円。一方で最もベーシックな袋ビスケット版バームロールは内容量91gで190円…1g当たりの単価は2.09円ということになる。
近年、通常のパッケージよりファミリーサイズなどの大容量版の方が割高というケースが増えており、ミニバームロールも例外ではないらしい。実際、ブルボンのFS(ファミリーサイズ)シリーズのほとんどは割高という現実が。
一般的な感覚ではファミリーサイズの方がお得だと思うよね。そういった心理を逆手に取り、実はファミリーサイズの方が割高…完全に消費者を舐めてる。20年ほど前は確かにファミリーサイズの方がお得だったんだけどなぁ…
ただ、スーパーやディスカウントストアなどの実勢価格では、袋ビスケットのバームロールが128~148円なのに対し、ミニバームロールは198~248円ほど。ミニバームロールが198円程度で買えるのであれば、こちらの方がお得になる可能性が。
2014年以前はレギュラー商品としてコーヒークリームも楽しめたミニバームロール(ファミリーサイズ)。しかし現在はホワイトクリームのみになってしまったうえに、容赦ない実質値上げで内容量もずいぶん減ってしまった。
また、ホワイトクリーム以外のフレーバーは、参考小売価格350円と若干安いものの、内容量は110~120g程度とビックリするくらい少ない。コーヒークリームとホワイトクリームの2本立てだった頃のブルボンは良心的だったんだなぁ…
それでも実勢価格198~248円程度で内容量163gというのは、他のファミリーサイズ菓子に比べボリューミーな方。他の大袋菓子のほとんどはミニバームロールと同じくらいの価格でも、内容量ははるかに少ないからね。
お菓子好きとしては嫌な時代になったものだ。