牧場の朝の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 雪印メグミルク株式会社 |
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商品名 | 牧場の朝 |
内容量 | 70g×3 |
希望小売価格 | 200円(税別) |
原材料 (生乳仕立て) |
生乳、砂糖、乳製品、乳たんぱく質、寒天/香料 |
栄養成分 1個(70g) |
エネルギー 63kcal たんぱく質 2.4g 脂質 1.4g 炭水化物 10.3g 食塩相当量 0.08g |
発売日 | 1986年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
1993年9月時点 | 95g×3 | 200円 |
2001年~ | 85g×3 | 160円 |
2008年6月~ | 80g×3 | 160円 |
2009年6月頃 | 78g×3 | 160円 |
2014年4月~ | 70g×3 | 160円 |
2015年4月~ | 70g×3 | 165円 |
2019年4月~ | 70g×3 | 175円 |
2022年11月~ | 70g×3 | 185円 |
2023年4月~ | 70g×3 | 200円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
95g×3→85g×3 200円→160円 |
なし |
85g×3→80g×3 | 「牧場の朝ヨーグルト ミルクキャラメル」発売と同時に同シリーズをリニューアル。従来からの「牧場の朝ヨーグルト」「同 いちご」は容量・デザイン変更。 |
80g×3→78g×3 | なし |
78g×3→70g×3 | ミルク感を高め、よりおいしく感じられる風味に改良。また、購入しやすい価格を継続するため、容量を変更(78g→70g)した。 |
160円→165円 | 酪農生産基盤の保持と国産乳製品市場の安定的な発展の為乳価の値上げが決定。原材料価格や物流コストも高騰しており、乳価値上げとあわせ大幅なコスト増に。 |
165円→175円 | 酪農生産基盤の強化と国産乳製品の安定的供給を図る為、2019年4月より生乳取引価格の引き上げで合意。さらに原材料や包装資材などのコスト上昇は企業努力による吸収の限界に。 |
175円→185円 | 酪農生産基盤を守り、国産牛乳・乳製品の安定的供給を図ため、生乳取引価格の引き上げで合意。さらに主要原材料や包装資材、エネルギーなどのコストも上昇しているため価格改定。 |
185円→200円 | 2023年4月より加工用生乳取引価格の引き上げで合意。また生乳生産量はオセアニアを中心に低調に推移し国際乳製品相場が高騰、コスト上昇は企業努力による吸収の範囲を超えた。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 雪印メグミルク株式会社 |
1993年 95g×3 200円 | 日本食糧新聞 |
2001年 85g×3 160円 | 雪印乳業 商品紹介 |
2008年 80g×3に実質値上げ | 日本ミルクコミュニティ ニュースリリース |
2009年 78g×3に実質値上げ | メグミルク 商品カタログ |
2014年 70g×3に実質値上げ | 日本ミルクコミュニティ ニュースリリース |
2015年 165円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2019年 175円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2022年 185円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2023年 200円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
牧場の朝の値上げ解説
近年、独自の乳酸菌やビフィズス菌を用いた機能性の高いヨーグルトが幅を利かせる中、昔ながらの素朴なハードヨーグルトを貫く明治の「牧場の朝」。
「ぼくじょうのあさ」ではなく「まきばのあさ」らしい。知らんかった。
1986年に発売された牧場の朝、1993年時点での内容量は95g×3の計285gで、価格は税別200円。2001年に85g×3の計255gに減量されるも、価格を160円に値下げ。
内容量減少率10.5%に対し価格は20%の値下げであることから、「実質値下げ」といえるでしょう。この頃は良心的だったんだな、明治。
しかしここからは減量&値上げの嵐。
2008年に80g×3の計240gにステルス値上げしたのを皮切りに、翌2009年78g×3に減量。2014年には1個当たりの内容量を一気に8g減らして70g×3の計210gに。もちろん価格は160円で据え置きだ。
ここで明治は「さすがにこれ以上内容量は減らせない」と考えたのだろう。以降は内容量を維持したまま価格の値上げに舵を切る。
70g×3へと内容量を減らした2014年4月から1年後の2015年4月に165円に値上げし、2019年175円、2022年185円、そして2023年には大台に乗せる200円に値上げ。ちなみにどのフレーバーも内容量や価格は一緒。
あの平凡なハードヨーグルトが実勢価格120~150円ほどか…う~ん…
ヨーグルトをゼラチンや寒天で固めたハードヨーグルト。機能性の高いプレーンヨーグルトや飲むヨーグルトが主流になる中、昔ながらのハードヨーグルトは安っぽくもあり、また懐かしくもありますよね。
個人的にはハードヨーグルトが大好きで、しかもこの牧場の朝やBifiXのようなシンプルかつ平凡なやつがいい。安いし。
でもさ、牧場の朝やBifiXが安いといっても、牧場の朝は内容量が少ないし、BifiXはビヒダスやナチュレ恵などの400g入りプレーンヨーグルトと同じくらいの価格で売られていることが多い。
希望小売価格的にはBifiXの方が数十円安いはずなんだが…
で、結局はプレーンヨーグルト買っちゃう。無糖だからカロリーも低いし、ドライフルーツやシリアルなどを入れて食べられるという汎用性も大きなポイント。気が向いたら水切ってクリームチーズや砂糖など加えてチーズケーキを作ってもいい。
牧場の朝、美味しいんだけどねぇ…以前は特売時や見切り品など68~78円くらいで買えることも多かったため買うこともあったが、近年の相次ぐ値上げで現在は安くても98~108円。で、内容量は210g。
目方重視の私は買わないよねぇ。