チーズインの値上げ・ステルス値上げ情報

チーズインの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 伊藤ハム株式会社
商品名 チーズイン
内容量 71g
参考小売価格 260円(税込)
原材料 豚肉(輸入又は国産(5%未満))、鶏肉、チーズ、豚脂肪、結着材料(粗ゼラチン、でん粉、植物性たん白)、食塩、脱脂粉乳、香辛料、砂糖/リン酸塩(Na、K)、調味料(アミノ酸)、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、(一部に乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分
1パック(71g)
エネルギー 204kcal
たんぱく質 8.2g
脂質 17.7g
炭水化物 3.0g
食塩相当量 1.6g
発売日 1985年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税込)
1992年5月時点 125g 247円
2002年時点 115g 不明
2005年9月~ 105g 220円
2006年7月~ 97g? 不明
2007年10月~ 90g 不明
2013年7月~ 82g 不明
2014年頃~ 71g 216円
2022年3月~ 71g 4~12%値上げ
(230円)
2022年10月~ 71g 3~30%値上げ
(240円)
2023年4月~ 71g 5~20%値上げ
(250円)
2023年10月~ 71g 5~15%値上げ
2024年4月~ 71g 2~25%値上げ
(260円)

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
125g→115g 不明
115g→105g パッケージに母親が子供のために作りたくなるメニューを掲載。商品の特徴をよりアピールしたパッケージデザイン。保存料ソルビン酸削除。
105g→90g 豚肉および牛肉・鶏肉・乳製品などの原材料、原油価格の高騰は一時的なものではなく、品質維持の限界に達しているため。
90g→82g 主原料である豚肉や鶏肉などの価格高騰や円安、電力やガス等の値上がりが今後も継続される見通しであり、それらコスト高を吸収し品質を維持することが困難な状況であるため。
82g→71g なし
2022年3月
4~12%値上げ
加工食品の原料や補助原材料の価格が高騰しており、今後も上昇することが見込まれる。また、燃料価格上昇によるエネルギーコストや資材品費用、物流費や労務費の上昇により値上げを実施。
2022年10月
3~30%値上げ
世界的な食料需給逼迫や不安定な国際情勢を背景にインフレや円安が進行。畜肉や補助原料である小麦、チーズ等の価格高騰が継続しており、今後もさらに上昇することが見込まれるため。
2023年4月
5~20%値上げ
昨今の原材料費、エネルギーコスト、包材費、物流費の上昇に加え、原材料原産国での堅調な需要環境から主原料の価格が高止まりしているため、納品価格の改定および商品規格の変更。
2023年10月
5~15%値上げ
昨今のエネルギーコストや物流費の上昇に加え、ハム・ソーセージおよび調理加工食品の原材料価格の高騰が依然として継続、自助努力だけではコスト上昇分の全てを吸収することは困難に。
2024年4月
2~25%値上げ
原材料価格の高騰が依然として継続している状況に加え、人件費及び物流費の上昇も続いており、自助努力だけではコスト上昇分の全てを吸収することが極めて困難な状況に至ったため。
2024年10月
3~20%値上げ
原材料価格がいっそうの高騰を続け、人件費及び物流費の上昇も継続。このような厳しい環境の中、効率化・合理化等の企業努力を続けてきたが、自助努力だけでのコスト吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 伊藤ハム株式会社
1992年 125g 247円 日本食糧新聞
2005年 105g 220円 伊藤ハム ニュースリリース
2006年 97g? 伊藤ハム ニュースリリース
2007年 90gに実質値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2013年 82gに実質値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2014年 値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2022年3月 4~12%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2022年10月 3~30%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2023年4月 5~20%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2023年10月 5~15%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2024年4月 2~25%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2024年10月 3~20%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース

伊藤ハム チーズインの値上げ解説

皮なしの小さなウインナーにチーズが入った伊藤ハムの「チーズイン」。鉄板ともいえるミンチとチーズの組み合わせで不味いはずがない。

そんなチーズイン、確認できる限りでは1992年に125g入り247円でした。価格は現在の216円より若干高いものの、2倍近い内容量なのだから満足感はさぞ高かったろう。

しかしそこからはひたすら減少の一途を辿ることに。

2002年時点ですでに115gに減っていた内容量は2005年に105gへと実質値上げされ、2006年にも値上げもしくは実質値上げが行われた模様。ポークビッツと同じく97gになったのか、価格が値上げされたのかまでは確認できませんでした。

2007年になると90gにステルス値上げ、2013年には82g、2014~2015年頃には現在の71gにまで容量を減らしております。伊藤ハムの実質値上げ常態化は凄まじいな。企業努力が効いて呆れる。

本数も115g時の11本から9本に減り、8本に減り…現在はスカスカの7本ですよ。

どんどん量が減っている伊藤ハム チーズイン

一方で価格に関しては謎。

伊藤ハムは基本的に希望小売価格を公表しておらず、商品価格改定のニュースリリースにおいてもパーセンテージのみしか示さないため、外部の報道などによって価格を確認するほかない。加工食品メーカーってこんなんばっかなのか?

実際、2022年3月と10月、2023年4月と10月、そして2024年4月と10月にも値上げが行われていますが、具体的な対象商品は明示していないため、どの商品がどのくらい値上げされたかは分からない。汚いやり方だよね。

とはいえ、2022年まで216円(税別200円)だったチーズインが現在260~270円ほどになっているのは間違いない。

それにしても…伊藤ハムのチーズインごときが71g入で250円超…信じられないほど高いよね。価格の高騰が叫ばれるチーズを使用しているとはいえ、ちょっと高すぎる気がする。

私のようなハイレベルな貧乏人にもなると、業務スーパーあたりでクソ安いウインナーとスライスチーズ買ってきて、チーズで巻いて食べればいいじゃん…とか思ってしまう。そっちの方が圧倒的に安いし、手間も大してかからん。

ただ、それだとグラムあたりの単価を下げようと思うと1kgなど大容量のウインナーになってしまうし、「チーズイン」ではなく「ウインナーイン」になってしまうがな。安定感や保存性を求めるとチーズインになってしまうのか…

私のようにチーズもウインナーも大好きという人にとって、これらをドッキングしたチーズインの美味しさは約束されている…のだが、たった7本に250円か…まあ、うん、好きな人が買えばいいと思うの。

単品価格の上昇が原因なのか、姉妹品のポークビッツ含めここ数年は1袋単位で売っているケースは少なく、アルトバイエルンなどと同じように2袋セットで販売してることが多い印象。

実勢価格は2袋セットで298~348円くらい。単品では高くなりすぎたため、セットにして少しでも安くしようという目論見なのかもしれない。

ま、私には縁遠い商品だから「勝手にしてくれ」って感じ。

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