雪印メグミルク 6Pチーズの値上げ情報

雪印メグミルク 6Pチーズの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 雪印メグミルク株式会社
商品名 6Pチーズ
内容量 102g
希望小売価格 437円(税別)
原材料 ナチュラルチーズ(外国製造、国内製造)/乳化剤
栄養成分
1個(17g)
エネルギー 55kcal
たんぱく質 3.5g
脂質 4.4g
炭水化物 0.0~0.6g
食塩相当量 0.52g
発売日 1954年

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
1954年~ 170g 160円
1997年~ 150g 不明
2001年8月時点 150g 300円
2006年2月~ 150g 330円
2008年2月~ 120g 330円
2008年8月~ 120g 360円
2010年2月~ 120g 345円
2014年1月~ 108g 345円
2018年5月~ 108g 365円
2022年4月~ 108g 385円
2022年9月~ 102g 385円
2023年4月~ 102g 437円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
300円→330円 世界的に乳製品需要が旺盛でありチーズの国際相場が高騰していることに加え、原油高による包装資材などのコストアップ、円安が続く中、家庭用チーズの価格・容量を見直し。
150g→120g 世界的に乳製品需要が拡大している一方、気象要因等に伴う生乳生産量の低下から、国際市場への乳製品供給量が減少。これにより輸入原料チーズの価格が高騰しているため。
330円→360円 現在、原油価格は史上最高水準にあり、穀物相場も高騰、原材料価格は高値推移が継続。また、飼料価格の高騰により生乳価格の大幅な引き上げとなっていることから価格改定および規格変更。
360円→345円 平成20年度のチーズ市場は、原料チーズの価格高騰に伴う市場価格の値上がりと景気後退により大きく縮小。その後、生乳生産者団体との交渉により生乳価格が引き下げられたため値下げを実施。
120g→108g 世界的な乳製品の需要拡大や外国為替をめぐる情勢等で、輸入チーズ価格は高止まりの状況に。また、配合飼料価格の値上がりの影響で生乳取引価格が引き上げられるなどの影響により容量変更。
345円→365円 酪農経営と生乳生産基盤の強化を目的に、2018年4月取引分からチーズ向け原料乳価格が引き上げ。また、エネルギー、物流費、人件費等のコストアップ吸収が企業努力の範囲を超えたため。
365円→385円 新型コロナウイルス感染症の拡大は依然続いているものの、世界的に経済活動の再開が進みチーズ需要が増加し、輸入原料チーズの価格が高騰。その他コストアップもあり価格改定を実施。
108g→102g 生乳生産量の減少、飼料・エネルギーコスト等の高騰などにより輸入原料チーズの価格が高騰。油脂類、原油価格、輸送運賃、包装資材などのコストアップもあり、価格改定・容量変更を実施。
385円→437円 2023年4月より加工用生乳取引価格の引き上げで合意。また生乳生産量はオセアニアを中心に低調に推移し国際乳製品相場が高騰、コスト上昇は企業努力による吸収の範囲を超えた。

参考サイト
公式サイト 雪印メグミルク株式会社
2001年 150g 300円 雪印乳業 主要商品のご案内
2006年 330円に値上げ 雪印乳業 ニュースリリース
2008年 120gに実質値上げ 雪印乳業 雪印商品のご案内
2008年 360円に値上げ 雪印乳業 雪印商品のご案内
2010年 345円に値下げ 雪印乳業 雪印商品のご案内
2014年 108gに実質値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース
2018年 365円に値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース
2022年4月 385円に値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース
2022年9月 102gに実質値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース
2023年 437円に値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース

雪印メグミルク 6Pチーズの値上げ解説

スーパーなどのチーズ売り場に行くと、様々なメーカーの6Pチーズが並んでいますよね。しかし6Pチーズの本家本元は雪印乳業(現雪印メグミルク)。

「6Pチーズ」という商品名での登場は1954年ながら、1935年に発売した「6ポーションチーズ」の段階で、円を6つに分割したような特徴的な形はすでに出来上がっていました。

1954年に登場した時点での6Pチーズの内容量は170gで、価格は160円もしくは170円。数少ない発売当時の価格の情報には「160円」と「170円」が存在するも、雪印メグミルク社内の人間が170円と語っていることから、こっちが本命か。

1997年にそれまでの170gから150gに減量。内容量を減らしたことにより値下げが行われたかどうかは分からず、当時の価格も不明。ただ、2001年時点で300円だったことから、この時点ですでに300円という価格になっていた可能性が高いかと。

2006年、原材料価格の高騰などを理由に330円に値上げ。世界的に原油や穀物など幅広い商品価格が高騰した2008年には、2月に20%減となる120gにステルス値上げを行い、6か月後の同年8月には360円に値上げ。容赦ない。

しかし、360円に値上げした直後にリーマンショックが発生し商品価格が暴落したことなどから、2010年345円に値下げしています。2008年に20%減量&9%値上げを行っておいて、値下げはたった15円なの? たった15円なの?

原材料価格が下がっても基本的に値下げは行わない一方、原材料価格などのコストが上がったらガッツリ値上げするのが民間企業のセオリー。それを物語るように、以後は値上げ&ステルス値上げの嵐ですよ。

2014年、1個あたり2g減らし計108gに実質値上げし、2018年に365円、2022年4月385円に値上げ。5か月後の同年9月には102gへと実質値上げを行い、7か月後の2023年4月には一気に437円に値上げですよ。なんだその中途半端な数字は。

2006年1月まで内容量150g、税別300円で売られていた6Pチーズは現在102g入り437円。1gあたりの単価に直すと、2006年1月までは「1g=2円」、現在は「1g=4.28円」なので、18年で2倍以上になった計算。恐ろしい…

冒頭でも触れたように、「6Pチーズ」は雪印メグミルクのみならず、森永乳業や明治、六甲バターなど、多くの乳業メーカーが販売している。形状が同じなのはもちろん、商品名も「6Pチーズ」としているケースがほとんど。

食品メーカーや製造業において“パクリパクられ”が常とはいえ、よくもまあここまで露骨にパクるもんだ。

ただ、元祖である雪印の「6P」の読みは「ロッピー」。雪印メグミルク以外の有象無象は「ロクピー」「ロクポーション」なんでしょうから、一応“商品名は違う”という建前なのかもしれない。

とはいえ、6Pチーズをパクられた雪印メグミルクも、他社の売れ筋乳製品を色々パクっているのもまた事実。お互い様なんだろうねぇ。

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