恵 ビフィズス菌SP株ヨーグルトの値上げ情報

恵 ビフィズス菌SP株ヨーグルトの値上げ情報
メーカー 雪印メグミルク株式会社
商品名 恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト
(旧ヨープレイト 生きて届けるビフィズス菌ヨーグルト等)
内容量 100g
希望小売価格 130円(税別)
原材料 <ヨーグルト部>生乳、砂糖、乳製品、乳たんぱく質、ガラクトオリゴ糖シロップ、レモン果汁/増粘多糖類、香料
<カプセル部>植物油脂、ゼラチン、ビフィズス菌末、でん粉/グリセリン、乳化剤(大豆由来)、ゲル化剤(ペクチン)、pH調整剤
栄養成分
1個(100g)
エネルギー 81kcal
たんぱく質 3.8g
脂質 1.7g
炭水化物 12.7g
食塩相当量 0.13g
発売日 1995年3月

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
ヨープレイト ビフィズスカプセルヨーグルト
1995年3月~ 125g 120円
ヨープレイト つぶつぶビフィズスヨーグルト
1995年9月~ 115g 100円
ヨープレイト 生きて届けるビフィズス菌ヨーグルト
2003年9月時点 110g 100円
生きて届けるビフィズス菌ヨーグルト
2008年4月~ 110g 105円
2009年3月~ 105g 105円
恵 megumi 生きて届けるビフィズス菌カプセルヨーグルト
2011年3月~ 100g 105円
恵 megumi ビフィズス菌SP株カプセルヨーグルト
2019年4月~ 100g 110円
恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト
2023年4月~ 100g 130円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
125g→115g
120円→100円
1995年3月に発売した「ヨープレイト ビフィズスカプセルヨーグルト」をさらに改良。
115g→110g 不明
100円→105円 乳製品や農産物等の原材料価格、資材価格、エネルギーコスト等が大幅に上昇、今後もこの状況は継続すると見込まれ、これ以上のコスト吸収は不可能との判断から価格改定。
110g→105g なし
105g→100g なし
105円→110円 酪農生産基盤の強化と国産乳製品の安定的供給を図る為、2019年4月より生乳取引価格の引き上げで合意。さらに原材料や包装資材などのコスト上昇は企業努力による吸収の限界に。
110円→130円 2023年4月より加工用生乳取引価格の引き上げで合意。また生乳生産量はオセアニアを中心に低調に推移し国際乳製品相場が高騰、コスト上昇は企業努力による吸収の範囲を超えた。

参考サイト
公式サイト 雪印メグミルク株式会社
1995年3月 125g 120円 日本食糧新聞
1995年9月 115g 100円に値下げ 日本食糧新聞
2003年 110g 100円 日本ミルクコミュニティ ニュースリリース
2008年 105円に値上げ 日本ミルクコミュニティ ニュースリリース
2009年 105gに実質値上げ メグミルク 商品カタログ
2011年 100gに実質値上げ 雪印メグミルク 商品のご案内
2019年 110円に値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース
2023年 130円に値上げ 雪印メグミルク ニュースリリース

恵 ビフィズス菌SP株ヨーグルトの値上げ解説

ヨーグルトの中に目に見える大きさのカプセルをちりばめ、そのカプセルに生きたビフィズス菌を閉じ込めたことで“腸まで届く”と謳い、大きな売りにしている「恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト」。

1995年に発売された当初の商品名は「ヨープレイト ビフィズスカプセルヨーグルト」。ヨープレイト…懐かしいね、そんなブランドあったね。

ヨープレイト(ヨープレイ)はフランスの企業で、2007年まで日本ミルクコミュニティ(現雪印メグミルク)から販売されていた。世界第2位のヨーグルト企業らしく、その後明治、フジッコと提携するも、現在は日本での販売は終了。

話を戻して、1995年3月にヨープレイト ビフィズスカプセルヨーグルトが発売された際の内容量は125g、価格は税別120円でした。同年9月のリニューアルで115gに減量するも価格は100円に。いわゆる“実質値下げ”ですね。

2003年時点では内容量が110gに減らされており、2008年に105円に値上げ。翌2009年105gにステルス値上げし、2011年3月には100gに。

2019年、生乳取引価格の引き上げや原材料価格の高騰を理由に110円に値上げし、2023年4月には一気に130円へと値上げしています。

1995年に125g入り120円で発売された恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルトはおよそ28年で100g入り130円になったわけだけど、他のヨーグルトに比べれば値上げは比較的穏やかな方。

「100g=100円」くらいのヨーグルトって割高な商品の部類に入るから、それほど値上げしなくても利益を確保できるという背景もあるのでしょう。

そんなことより気になるのが、恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルトの商品名が定まらない点。分かりやすいよう「価格・内容量推移」の欄に商品名の変遷を書いたが、まーコロコロコロコロ変わっている。

基本的には「ビフィズス」「カプセル」「生きて届ける」の組み合わせ。ただ1995年9月のリニューアル時に命名された「つぶつぶビフィズスヨーグルト」は群を抜いて酷いネーミング。

カプセルにビフィズス菌を閉じ込めて腸に届きやすくするという画期的な技術を、「つぶつぶ」という軽薄かつ安っぽい言葉で片付けてしまうセンスには脱帽だわ。

「つぶつぶ」って食感や素材感を楽しむ際に使う言葉であって、そこに機能性を感じ取れる人間は皆無だろうに。

その後一度も「つぶつぶ」が使われていない点を鑑みるに、「さすがに『つぶつぶ』はねぇわ!」と気付いた人間がいたんだろうね。なにより、このネーミングにGOを出した責任者の顔を見てみたいわ。

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