チキンラーメン(袋)の値上げ情報

チキンラーメンの値上げ情報
メーカー 日清食品株式会社
商品名 チキンラーメン
内容量 85g
希望小売価格 136円(税別)5食パック 680円 ※2026年4月から146円/730円
原材料 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、しょうゆ、食塩、チキンエキス、スパイス調味料、糖類、香味調味料、卵粉、デキストリン、オニオン調味料)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉を含む)
栄養成分
1食(85g)
エネルギー 387kcal
 めん:358kcal
 スープ:29kcal
たんぱく質 8.3g
脂質 15.6g
炭水化物 53.4g
食塩相当量 5.2g
 めん:2.3g
 スープ:2.9g
発売日 1958年8月

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
1958年8月~ 85g 35円
1960年代~ 85g 30円
1968年~ 85g 35円
1975年時点 85g 50円
1980年時点 85g 70円
1983年~ 85g 80円
2001年7月時点 85g 90円
2008年1月~ 85g 100円
2015年1月~ 85g 105円
2019年6月~ 85g 111円
2022年6月~ 85g 123円
2023年6月~ 85g 136円
2026年4月~ 85g 146円

チキンラーメン 5食パック
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2001年7月時点 85g×5食 450円
2008年1月~ 85g×5食 500円
2015年1月~ 85g×5食 525円
2019年6月~ 85g×5食 555円
2022年6月~ 85g×5食 615円
2023年6月~ 85g×5食 680円
2026年4月~ 85g×5食 730円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2008年1月
90円→100円
小麦の政府売渡価格の大幅引き上げに加え、パーム油や包装資材、具材、スープ原料など原材料価格の高騰により、コストアップを抑える企業努力が限界に近づいたため。
2015年1月
100円→105円
新興国の需要拡大や円安により原材料価格の上昇が続き、包装資材や物流コストも高騰しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。
2019年6月
105円→111円
具材、包材などの原材料や資材価格が高騰、加えて製造労務費や物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。
2022年6月
111円→123円
小麦の価格が大幅に高騰していることに加え、包材をはじめ資材価格やエネルギー費、物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となり、やむを得ず価格改定。
2023年6月
123円→136円
原材料や包装資材の価格高騰に加え、エネルギーコストも大幅な上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め価格維持に努めるも、自助努力だけではコスト増吸収は困難に。
2026年4月
136円→146円
主要原材料や包装資材の価格高騰に加え、物流費も上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め可能な限りコスト削減に取り組むも、自助努力だけではコスト増吸収は困難に。

参考サイト
公式サイト 日清食品株式会社
2000年 85g 90円 日清食品 ニュースリリース
2008年 100円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2015年 105円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2019年 111円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2022年 123円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2023年 136円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2026年4月 146円に値上げ 日清食品 ニュースリリース

チキンラーメンの値上げ解説

世界初のインスタントラーメンとして1958年に登場した日清食品の「チキンラーメン」。ラーメン店で口にする「ラーメン」とはほど遠い味・食感にもかかわらず、現在も一線級の人気を維持しているのは素直にすごいと感じる。

1958年にチキンラーメンが発売された時点での内容量は現在と変わらない85gで、価格は35円。一見安く感じるこの価格ですが、うどん1玉6円、国鉄初乗り10円だった当時の時代背景を鑑みるに、それなりの贅沢品だったのでしょう。

その後の価格の推移はやや不明瞭ながら、2000年時点での価格は1袋90円だったことが確認できます。

2008年になると、小麦の政府売渡価格の上昇、他の原材料価格の高騰を理由に100円に値上げします。2007年の小麦の政府売渡価格は4月に30%アップ、10月に10%アップと大幅に引き上げられたたため、この値上げは致し方ないといえるでしょう。

ただし、これには後日談もあって、2007年に急騰した小麦価格も2008年のリーマンショックで暴落し、2008年の小麦の政府売渡価格は4月に14.8%、10月に23%下落と、完全に“行って来い状態”だったんですよね。

にもかかわらずチキンラーメン含め2008年に一斉に値上げした食品は総じて値下げは行っていない。原材料価格上昇時はしっかり値上げし、原材料価格下落時は知らん顔…なんかこうモヤモヤするよね。

2015年には再び原材料価格の高騰を理由に1袋105円に値上げ。2019年にも同様の理由により111円、2022年6月123円、2023年6月136円、そして2026年4月には146円へと値上げ。

ちなみに、5袋入の「チキンラーメン 5食パック」の希望小売価格は単純に1袋146円×5袋の730円となる。「まとめて買うとちょっとお得」的な配慮はないらしい。

にしても…冒頭でも書きましたが、日清のチキンラーメンって、一般的な人がイメージするラーメン店のラーメンとは似ても似つかない食べ物だよね。

細いうえに妙に平べったくて、つるつる感やコシとはほど遠いふにゃふにゃの麺に加え、ベビースターラーメンレベルの死ぬほど安っぽいスープの味…お湯を注げば驚くほどチープな香りが部屋に充満する。

各社が“いかにラーメンに近づけるか”に注力し進化を続ける「インスタントラーメン」というカテゴリを超越し、唯一無二の「チキンラーメン」というジャンルを確立している。

これ、一見褒めているようで、別に褒めてないからな。

これだけ安っぽいのに価格は下手なインスタントラーメンより高く、実勢価格は1袋98~128円、5食パックはどんなに安くても398円くらいの印象。恐ろしくチープなその味に似合わない強気な価格設定なんですよね。

ただ、この死ぬほど安っぽい味に妙な中毒性があるのも確か。子供の頃からチキンラーメンに親しんだ結果、「チキンラーメンは美味い」と洗脳されている面もあるだろう。刷り込み効果的な。

もしや…チキンラーメンのキャラクターである謎のひよこは、「チキンラーメン=美味い」という刷り込みを具現化したものなのか? 刷り込みと聞いて真っ先に思い浮かぶのはやっぱり鳥だしね。

また、一般的なインスタントラーメンは鍋でゆでながら作るのに対し、チキンラーメンはお湯を注ぐだけと手軽さも大きな武器。ただ、手軽さを求めるなら60~80円くらいで買える安いカップラーメンで事足りるよね。

手軽さのみならず、中毒性のあるチープな味、昔から馴染んでいる安心感に加え、日清食品の巧みな広告戦略…様々な要因が重なって人気を不動のものにしているのでしょう。

個人的には袋麺を作ることを面倒だと思わないし、チキンラーメン特有のチープな味わいにこれといった思い入れもないため、チキンラーメンに対し「割高なラーメン菓子」という印象しかないけどね。

そうはいっても、たまーにチキンラーメンを食べると「あ、うまっ!」ってなるんだよね。ものすごく安っぽい味なのに、なぜか美味しくてどこか懐かしい…不思議な魔力を持ったすごい商品なのは間違いない。

カップヌードルにも言えることですが、「ラーメン」というカテゴリに囚われず、近づけようともしない商品にもかかわらず、歴史と親近感を背景とした価値を付与し高く売りつける…「さすが日清食品」って感じだよね。

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