日清焼そば(袋麺)の値上げ情報
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|---|---|
| メーカー | 日清食品株式会社 |
| 商品名 | 日清焼そば |
| 内容量 | 100g(めん89g) |
| 希望小売価格 | 136円(税別)5食パック 680円 ※2026年4月から146円/730円 |
| 原材料 | 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(糖類、食塩、粉末ソース、香味調味料、小麦粉加工品、香辛料、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、ポークエキス、植物油脂)、ふりかけ(青のり)/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、炭酸Ca、乳化剤、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
| 栄養成分 1食(100g) |
エネルギー 490kcal たんぱく質 9.7g 脂質 22.8g 炭水化物 61.6g 食塩相当量 3.8g |
| 発売日 | 1963年7月 |
| 価格・内容量推移 | ||
|---|---|---|
| 年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
| 2005年4月時点 | 100g(89g) | 90円 |
| 2008年1月~ | 100g(89g) | 100円 |
| 2015年1月~ | 100g(89g) | 105円 |
| 2019年6月~ | 100g(89g) | 111円 |
| 2022年6月~ | 100g(89g) | 123円 |
| 2023年6月~ | 100g(89g) | 136円 |
| 2026年4月~ | 100g(89g) | 146円 |
| 日清焼そば 5食パック | ||
|---|---|---|
| 年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
| 2005年4月時点 | 100g×5食 | 450円 |
| 2008年1月~ | 100g×5食 | 500円 |
| 2015年1月~ | 100g×5食 | 525円 |
| 2019年6月~ | 100g×5食 | 555円 |
| 2022年6月~ | 100g×5食 | 615円 |
| 2023年6月~ | 100g×5食 | 680円 |
| 2026年4月~ | 100g×5食 | 730円 |
| 値上げ理由・建前 | |
|---|---|
| タイミング | 公表内容 |
| 2008年1月 90円→100円 |
小麦の政府売渡価格の大幅引き上げに加え、パーム油や包装資材、具材、スープ原料など原材料価格の高騰により、コストアップを抑える企業努力が限界に近づいたため。 |
| 2015年1月 100円→105円 |
新興国の需要拡大や円安により原材料価格の上昇が続き、包装資材や物流コストも高騰しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。 |
| 2019年6月 105円→111円 |
具材、包材などの原材料や資材価格が高騰、加えて製造労務費や物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。 |
| 2022年6月 111円→123円 |
小麦の価格が大幅に高騰していることに加え、包材をはじめ資材価格やエネルギー費、物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となり、やむを得ず価格改定。 |
| 2023年6月 123円→136円 |
原材料や包装資材の価格高騰に加え、エネルギーコストも大幅な上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め価格維持に努めるも、自助努力だけではコスト増吸収は困難に。 |
| 2026年4月 136円→146円 |
主要原材料や包装資材の価格高騰に加え、物流費も上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め可能な限りコスト削減に取り組むも、自助努力だけではコスト増吸収は困難に。 |
| 参考サイト | |
|---|---|
| 公式サイト | 日清食品株式会社 |
| 2005年 100g 90円 | 日清食品 製品情報 |
| 2008年 100円に値上げ | 日清食品 ニュースリリース |
| 2015年 105円に値上げ | 日清食品 ニュースリリース |
| 2019年 111円に値上げ | 日清食品 ニュースリリース |
| 2022年 123円に値上げ | 日清食品 ニュースリリース |
| 2023年 136円に値上げ | 日清食品 ニュースリリース |
| 2026年4月 146円に値上げ | 日清食品 ニュースリリース |
日清焼そば(袋麺)の値上げ解説
「日清焼そば」といえば「日清焼そばU.F.O.」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかしU.F.O.より歴史が長く、かつ今でも根強い人気を誇っているのが袋麺の日清焼そば。
1963年7月に世界初のインスタント焼そばとして登場した日清焼そば。世界初のインスタントラーメンである同社のチキンラーメンの発売が1958年ということを鑑みれば、当時の日清焼そばの革新性が読み取れるかと。
発売当時の日清焼そばの内容量や価格は不明。
2005年時点での内容量は現在と変わらぬ100g(めん89g)となっており、日清食品の様々なインスタント麺の傾向から、少なくとも1990年代からこの内容量を貫いていると思われます。ちなみに1998年時点で価格は税別90円。
2008年、小麦など原材料価格の高騰などを理由に100円に値上げし、2015年に105円、2019年111円、2022年6月123円、2023年6月136円、そして2026年4月から146円に値上げ。
一方、なんとなくお得な雰囲気を醸し出しているのが「日清焼そば 5食パック」。一般的な感覚では「1袋ずつ買うより5食パックの方が1袋当たりの価格は多少安くなっているんだろう」と思うよね。
しかし日清食品に限らず即席麺業界においてそんな甘っちょろい考えは存在せず、単純に「1袋の希望小売価格×5食」のしょっぱい仕様。5食パックでも一切割り引かない即席めんメーカーの姿勢は昔から一貫している。
そのため、1袋136円の時点で5食パックは当然ながら「136円×5食」の計680円という仕様。2026年4月からの1袋146円の状況では「146円×5袋」の計730円だ。ちょっとは割り引けよ。
ただ、スーパーなど小売店の実勢価格では、1袋が安売りされていることはほとんどない一方、5食パックは特売になることも多く、以前は248~298円くらいの値札をぶら下げているケースも散見されました。
それも630円を超えたあたりからとんと見なくなったけどね。
インスタントの袋麺焼きそばとして圧倒的な人気を誇る「日清焼そば」とカップ焼きそばでシェアNO.1の「日清焼そばU.F.O.」、2つのナンバーワンを抱える日清食品。このあたり「さすが業界NO.1」と言わざるを得ない。
チルドの3食入り焼きそばに関してはマルちゃんの足元にも及ばないけどな。
袋麺の日清焼そばの希望小売価格が136円なのに対し、U.F.O.は236円と、100円もの価格差が開いており、知名度や目にする頻度もU.F.O.が圧倒しているため、「U.F.O.の方が美味しい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
袋麺の焼きそばは、チルドはもちろん、カップ焼きそばにも劣る廉価品だと。
しかしそれは壮大な勘違い。
確かに蒸し麺を使用するチルドの焼きそばには敵わない。しかし袋麺の日清焼そばは、フライパンで作るという工程を守ることで、カップ焼そばのU.F.O.より“焼きそばらしい焼きそば”にすることが可能。
乾燥麺をお湯で戻すだけの日清焼そばU.F.O.は、焼きそば本来の香ばしさがなく、あくまでも“焼きそば風カップ麺”。
一般的な蒸し麺を焼いて作る焼きそばより、カップ焼きそば独特のジャンクフード感漂う味や香りが好きという人がそれなりに存在するのは確かだし、その感覚も理解できる。ジャンクフードにはえも言われぬ中毒性があるからね。
ただ、「焼きそば」を食べたいのであれば、袋麺の日清焼そばをおすすめする。フライパン調理が面倒でなければ…の話だけどね。
でも…どうせフライパンで調理するなら「マルちゃん焼そばなどのチルドの焼そばでいいじゃん」となるよね。味はピカイチだし価格も袋麺よりさらに安い。

そう考えると、インスタント袋麺の焼きそばって中途半端な存在だな。手軽さではカップ焼きそばはおろかチルド焼きそばにも劣り、味や価格もチルドに負ける…だからいまいちマイナーな存在なんだろうな。
だったらいっそのこと、日清のラーメン屋さんのように5食375円くらいに大幅値下げすればいいのに。「世界初のインスタント焼きそば」というプライドがそれを許さんか。

































