チキンラーメンどんぶりの値上げ情報

チキンラーメンどんぶりの値上げ情報
メーカー 日清食品株式会社
商品名 チキンラーメンどんぶり
内容量 85g(麺 80g)
希望小売価格 236円(税別)※2026年4月から248円
原材料 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、しょうゆ、食塩、チキンエキス、糖類、香辛料、たん白加水分解物、卵粉、デキストリン、香味調味料、オニオンパウダー)、かやく(卵、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘剤(キサンタンガム)、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉を含む)
栄養成分
1食(85g)
エネルギー 386kcal
 めん・かやく:363kcal
 スープ:23kcal
たんぱく質 9.6g
脂質 14.9g
炭水化物 53.3g
食塩相当量 5.3g
 めん・かやく:2.3g
 スープ:3.0g
発売日 1991年

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
2001年7月時点 85g 155円
2008年1月~ 85g 170円
2015年1月~ 85g 180円
2019年6月~ 85g 193円
2022年6月~ 85g 214円
2023年6月~ 85g 236円
2026年4月~ 85g 248円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2008年1月
155円→170円
小麦の政府売渡価格の大幅引き上げに加え、パーム油や包装資材、具材、スープ原料など原材料価格の高騰により、コストアップを抑える企業努力が限界に近づいたため。
2015年1月
170円→180円
新興国の需要拡大や円安により原材料価格の上昇が続き、包装資材や物流コストも高騰しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。
2019年6月
180円→193円
具材、包材などの原材料や資材価格が高騰、加えて製造労務費や物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。
2022年6月
193円→214円
小麦の価格が大幅に高騰していることに加え、包材をはじめ資材価格やエネルギー費、物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となり、やむを得ず価格改定。
2023年6月
214円→236円
原材料や包装資材の価格高騰に加え、エネルギーコストも大幅な上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め価格維持に努めるも、自助努力だけではコスト吸収は困難に。
2026年4月
236円→248円
主要原材料や包装資材の価格高騰に加え、物流費も上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め可能な限りコスト削減に取り組むも、自助努力だけではコスト増吸収は困難に。

参考サイト
公式サイト 日清食品株式会社
2000年 85g 155円 日清食品 ニュースリリース
2008年 170円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2015年 180円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2019年 193円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2022年 214円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2023年 236円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2026年4月 248円に値上げ 日清食品 ニュースリリース

チキンラーメンどんぶりの値上げ解説

日清食品が世界で初めて発売したインスタントラーメン「チキンラーメン」を、より手軽に食べられるカップ麺として登場させたのが「チキンラーメンどんぶり」。そのまんまですね。

チキンラーメンが世に登場したのが1958年、チキンラーメンどんぶりの発売は1991年ですから、カップ麺になるまでおよそ33年もの歳月を要したことに。

即席麺全体の動向として1989年にはカップ麺の生産量が袋麺を抜いたこともあり、それに対応する形での登場だったのでしょう。

チキンラーメンどんぶりが発売された1991年当初の規格は不明ながら、2001年時点では内容量85g、価格は税別155円となっていました。

内容量85gというのは袋麺のチキンラーメンと同じではあるものの、チキンラーメンどんぶりの麺は80g。残りの5gは卵などのかやくとなっています。

2008年1月に小麦など原材料価格の高騰を理由に税別170円へ値上げし、2015年にも同じ理由で180円に改定。さらに2019年には具材や梱包資材の価格上昇を背景に193円に値上げ。そして2022年6月には一気に21円高くなり214円へ。

ここで値上げは止まるかと思いきや、2023年6月にチキンラーメンどんぶりは236円に値上げし、2026年4月には248円に。

…あのへなへなでチープな麺と安っぽさ満載のスープに248円の価値があるのか…

一方で内容量を減らすステルス値上げは一切行われていない。袋麺のチキンラーメン同様、内容量85gに強いこだわりがあるのでしょう。

話は変わるが、このチキンラーメンどんぶりに対し、個人的にモヤモヤしたものを感じる。そもそも袋麺のチキンラーメン自体がお湯を注ぐだけで完成する代物なのに、なんでカップ麺が必要なんだよ、という疑問だ。

チキンラーメン(袋)の希望小売価格が136円なのに対し、チキンラーメンどんぶりは236円と100円高い。この価格差を埋めるほどの価値をお前は提供できているのかよ、と。

チキンラーメンどんぶりと袋麺

実際に食べて比べてみると味に違いは感じない。原材料を比べてみてもほとんど変わらないため、袋麺もカップ麺も味は同一と思っていいでしょう。お湯を注いでからの待ち時間も共に3分と変わらず。

となると、違いは卵とねぎのかやくが入っていることと、発泡スチロール製のカップに入っている点くらいか。ただ、かやく5gが入っている代わりに、麺は袋麺に比べ5g少ない。

それで100円の価格差か…カップやかやくに余計なコストがかかるうえ、袋麺に比べかさばることから輸送コストも上乗せするしかない…そう考えれば仕方ない面もあるのでしょうが…

はっきり言って自宅で食べるならチキンラーメンどんぶりである理由はない。袋のチキンラーメンをどんぶりに入れて、1個10~20円程度であろう卵を割り入れれば、チキンラーメンどんぶりより満足度の高いジャンクフードが完成するのだから。

それが分かっていても、あえてチキンラーメンどんぶりを選ぶ人もいるのだろう。

洗い物を出したくない、どんぶりを棚から出して、チキンラーメンの袋を開け卵を割る作業が面倒くさい、そもそもどんぶりや卵が家に存在しない、カップラーメン以外の即席麺の存在は認めない…あたりが理由だろうか。

まあ、価値観は人それぞれなのでどうでもいいんだけどね。日清食品としても割高なチキンラーメンどんぶりを買ってもらった方が売り上げに繋がるだろうし。

一般的な認識としてチキンラーメンどんぶりを選ぶシチュエーションといえば、外出時にどうしてもチキンラーメンが食べたくなった時くらいか。ドケチな私の場合、紙製のどんぶりを購入してでも袋麺を買いそうな気もするが…

2001年時点で袋のチキンラーメンが90円なのに対し、どんぶりは155円と、その差は65円だった。しかしチキンラーメンは袋、ドンブリ共に5度の値上げを経て、その差は100円とどんぶりの割高感増し増し状態。

袋麺のチキンラーメンもお湯を注いで3分待つだけで出来上がる商品だけに、チキンラーメンどんぶりの割高感はハンパない気がするのだが…そんな印象とは裏腹に、どの売り場でも見かけるド定番商品のひとつ。

どこにそんな需要があるのだろう…というのが率直な感想。

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