サッポロ一番 ソースやきそばの値上げ情報
メーカー | サンヨー食品株式会社 |
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商品名 | サッポロ一番 ソースやきそば |
内容量 | 120g(めん97g) |
希望小売価格 | 136円(税別)5個パック:680円 |
原材料 | 油揚げめん(小麦粉)、食用油脂(ラード、植物油脂)、食塩、砂糖)、ソース(ソース、植物油脂、砂糖、ポークエキス、食塩、酵母エキス、香辛料)、やくみ(青のり)/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、酸味料、増粘多糖類、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
栄養成分 1食(109g) |
エネルギー 529kcal たんぱく質 11.6g 脂質 22.0g 炭水化物 71.2g 食塩相当量 3.6g |
発売日 | 1971年4月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2002年8月時点 | 111g(めん92g) | 90円 |
2008年1月~ | 111g(めん92g) | 100円 |
2015年1月~ | 112g(めん92g) | 105円 |
2019年6月~ | 112g(めん92g) | 111円 |
2021年4月~ | 120g(めん95g) | 111円 |
2021年9月~ | 120g(めん97g) | 111円 |
2022年6月~ | 120g(めん97g) | 123円 |
2023年6月~ | 120g(めん97g) | 136円 |
サッポロ一番 ソースやきそば 5個パック | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2002年8月時点 | 555g | 450円 |
2008年1月~ | 555g | 500円 |
2015年1月~ | 560g | 525円 |
2019年6月~ | 560g | 555円 |
2021年4月~ | 600g | 555円 |
2022年6月~ | 600g | 615円 |
2023年6月~ | 600g | 680円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
90円→100円 | 小麦などの穀物類やガソリン価格の高騰により。 |
100円→105円 | 原材料価格の上昇に加え、原油価格の高騰に伴う包装資材、カップ容器等の価格上昇により。 |
105円→111円 | 原材料価格や包装資材価格の高騰に加え、人件費・物流諸費用の上昇が進み、自助努力だけではコスト上昇を吸収しきれないため。 |
112g(めん92g) →120g(めん95g) |
発売50周年を機に内容の充実と、シリーズの活性化を期してリニューアル。麺、ソース、ふりかけの全要素を強化し、焼そばの魅力を訴求。 |
めん95g→97g | 120gのボリュームはそのままに、ソース本来の果実感やスパイス感を引き立てるシンプルな味わいにパワーアップ。 |
111円→123円 | 製品の主原料である小麦粉、食用油脂をはじめとする原材料価格の高騰に加え、包装資材、エネルギー費、物流コストなど諸費用の上昇が続いているため。 |
123円→136円 | 原材料価格の高騰に加え、包装資材、エネルギー費、物流コストなど諸費用の上昇が続いており、自助努力だけではコスト上昇を吸収できない状況になったため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | サンヨー食品株式会社 |
2002年 111g(92g) 90円 | サンヨー食品 商品紹介 |
2008年 100円に値上げ | サンヨー食品 製品情報 |
2015年 105円に値上げ | サンヨー食品 製品一覧 |
2019年 111円に値上げ | サンヨー食品 ニュースリリース |
2021年 120g(めん95g)に増量 | 食@新製品 |
2021年 麺97gに増量 | 食@新製品 |
2022年 123円に値上げ | サンヨー食品 ニュースリリース |
2023年 136円に値上げ | サンヨー食品 ニュースリリース |
サッポロ一番 ソースやきそばの値上げ解説
「袋麺のソース焼そば」といえば日清食品の「日清焼そば」を思い浮かべる人も多いと思いますが、サンヨー食品の「サッポロ一番 ソースやきそば」も袋麺焼きそばの定番商品のひとつといえます。
サッポロ一番 ソースやきそばの歴史は長く、発売は1971年。その4年前となる1967年に同社は「アラビヤン焼そば」という袋麺の焼きそばを発売しており、サッポロ一番 ソースやきそばは液体ソース、アラビヤンは粉末ソースという違いが。
サッポロ一番 ソース焼そばは1971年の発売当初から「大判」だったため、当時からある程度内容量があったと推測でき、確認できる限りでは2002年時点で内容量111g(めん92g)、希望小売価格は税別90円。
2008年に100円に値上げされ、その後2015年105円、2019年111円、2022年123円、2023年6月136円という価格推移は、サッポロ一番やチキンラーメンなど多くの袋麺とまったく同じ動き。
一方、内容量は長い間111~112g(めん92g)でほとんど変わっていない…と思いきや、2021年4月に行われたリニューアルにより120g(めん95g)に増量。価格は据え置きなので「実質値下げ」と言っていいでしょう。
また、同年9月にもリニューアルを敢行しており、内容量こそ120gと変わらないものの、麺重量は97gに。ただ、これに関しては麺が増えた分“何か”が減ったことを意味するため、良し悪しの判断は難しい。
さて、冒頭でも書いたように、袋麺のソース焼そばといえば「日清焼そば」が圧倒的な人気を誇っており、サッポロ一番 ソース焼そばも定番とはいえ売上やシェア的にはかなり差が開いている。
そんなに差ができるほど、味や量に差があるのかどうか、サッポロ一番 ソースやきそばと日清焼そばを簡単に比較してみる。
サッポロ一番 ソースやきそば |
日清焼そば | |
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内容量 | 120g(めん97g) | 100g(めん89g) |
ソース | 液体 | 粉末 |
希望小売価格 | 136円 | 136円 |
希望小売価格はどちらも税別136円である一方、内容量はサッポロ一番 ソースやきそばが120gなのに対し、日清焼そばは100gと大幅に少ない。
ただ、サッポロ一番 ソースやきそばは液体ソース、日清焼そばは粉末ソースなので、液体ソースを採用しているサッポロ一番 ソースやきそばの方が重いのは当然。とはいえ、麺重量においても8g多いソースやきそばの方が優位なのは間違いない。
一方、味はというと…少なくとも別々の日にこの2つを食べる分には、ほとんど違いが分からない。どちらかを頻繁に食べている、もしくは同時に食べて比較すれば相違点を見つけることもできるのだろうが…
液体ソースと粉末ソースという大きな違いがあるため、味にもそれなりに違いが出るかと思ったが、気が向いた時にたまに食べる程度の人間には「どちらも平凡な袋麺のソース焼きそば」という感想しか湧いてこない。
「日清」というブランドや「日清焼そばが至高」というこだわりがある人でない限り、サッポロ一番 ソースやきそばの方がいいかもしれない。
麺の量が多いうえに、同じ希望小売価格とはいえ実売価格の面では、日清食品の商品の方が高いケースが大半だしね。
…というかさぁ、日清焼そばのページでも書いたが、袋麺の焼きそばって“インスタント”の割に調理に手間がかかるんだから、蒸し麺の3食入り焼きそばでよくね? 3食入り蒸し麺の方が安いうえに美味しいんだから。
サッポロ一番 ソースやきそば含め袋麺焼きそばのメリットって、常備しておけるという保存性くらいしか見当たらないが…それでも一定の支持を得ているあたり、いかにもなインスタント麺に魅力を感じる人がそれなりに存在するということなのか?