ごつ盛り ソース焼そばの値上げ情報

ごつ盛り ソース焼そばの値上げ情報
メーカー 東洋水産株式会社
商品名 ごつ盛り ソース焼そば(旧でか一 ソース焼そば)
内容量 171g(めん130g)
希望小売価格 オープン価格
原材料 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、精製ラード、食塩、しょうゆ、香辛料、粉末野菜、卵白)、添付調味料(ソース、マヨネーズ、植物油、砂糖、食塩、りんご酢、香辛料、デーツ果汁)、かやく(キャベツ)/加工でん粉、カラメル色素、酒精、炭酸カルシウム、調味料(アミノ酸等)、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香辛料抽出物、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・りんごを含む)
栄養成分
1食(171g)
エネルギー 784kcal
たんぱく質 13.0g
脂質 39.2g
炭水化物 94.9g
食塩相当量 5.6g
発売日 2010年3月(でか一は2002年1月)

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
でか一時代
2002年1月~ 169g(めん130g) 175円
2003年1月~ 175g(めん130g) 175円
2008年1月~ 175g(めん130g) 190円
2008年3月~ 173g(めん130g) 190円
ごつ盛り時代
2010年3月~ 171g(めん130g) オープン価格
2015年1月~ 171g(めん130g) 値上げ?
2019年6月~ 171g(めん130g) 5%~値上げ
2022年6月~ 171g(めん130g) 10%~値上げ
2023年6月~ 171g(めん130g) 10%~値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
169g→175g 歯ざわりのよい大切りのキャベツを、従来品の2.5倍に増量し、パッケージデザインも変更。
175円→190円 小麦価格の値上げをはじめ、パーム油などの農産物原材料、石油化学製品を原料とするフィルムや段ボールなどの梱包資材の大幅高騰により、価格設定及び規格を変更。
175g→173g よりなめらかな食感になるように麺を改良。
173g→171g それまでの「でか一 ソース焼そば」から「ごつ盛り ソース焼そば」に商品名を変更し、内容量は171gへ微減。オープン価格に移行し実質的な値下げへ。商品名変更やリニューアルの発表なし。
2015年 値上げ? 海外の原料の高騰及び円安の影響を受け、原料費、包装費が近年上昇を続けており、物流費や動力費も高騰。今後も高い品質の商品を安定的に提供するために価格を見直さざるを得ない状況に。
2019年 値上げ 即席麺商品の製造に係る原材料の上昇に加え、包材費、物流費、人件費等も高騰しており、今後とも安全・安心で満足いただける品質の商品を安定的に届けるために価格を見直さざるを得ない状況に。
2022年 値上げ 原材料費や包材費、物流費、燃料費等が高騰する状況が続くと予想され、今後も安全・安心で高品質な商品を提供するために、商品価格の見直しをせざるを得ない状況になった。
2023年 値上げ 原材料費の上昇に加え、包材費・物流費・燃料費等も高騰しており今後もこうした状況が続くと予想される。今後も安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため商品価格の見直し。

参考サイト
公式サイト 東洋水産株式会社
2002年 169g 175円 日本食糧新聞
2003年 175gに増量 日本食糧新聞
2008年 190円に値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2008年 173gに微減 東洋水産 ニュースリリース
2010年 商品名変更、171gに減量 もぐナビ
2015年 値上げ? 東洋水産 ニュースリリース
2019年 5%~値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2022年 10%~値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2023年 10%~値上げ 東洋水産 ニュースリリース

ごつ盛り ソース焼そばの値上げ解説

東洋水産(マルちゃん)の「ごつ盛り」シリーズは、2009年発売と歴史の浅い商品ながら、マルちゃんのカップ麺の中において、赤いきつねと緑のたぬきに次ぐ売上を誇る人気商品に駆け上がりました。

そんなごつ盛りシリーズの中でも1、2を争うほどの支持を得ているのが「ごつ盛り ソース焼そば」。他社のカップ焼きそばに比べ安価にもかかわらず、大盛りレベルの内容量を備えているのがその理由。

そんなごつ盛り ソース焼そばが発売されたのは2010年3月ながら、ごつ盛りシリーズの全身である「でか一」のソース焼そばまで含めると、登場は2002年1月まで遡ります。

2002年に発売された、ごつ盛り ソース焼そばの前身「でか一 ソース焼そば」は登場当時から内容量169g(めん130g)と、大容量が大きな売りでした。

ただ、ソース焼そば含めでか一シリーズは、そもそもが大盛りと同じ価格帯。ライバルであろう日清焼そばU.F.O 大盛の当時の規格が167g(めん130g)で175円だったのに対し、でか一 ソース焼そばは169g(130g)で175円とほぼ同じ。

後発のぽっと出商品が、歴史ある大人気商品とほとんど同じ規格とか、ちょっと意味が分からない。

翌年2003年にキャベツの量を2.5倍に増やすリニューアルを行うものの、その後はほぼ変化なし。そんな状況の中、2008年に原材料価格の高騰などを理由に190円に値上げします。もちろんU.F.O.含め他社の大盛焼きそばも190円に。

知名度が圧倒的に劣るにもかかわらず、ソース焼そばはライバルとほぼ同じ規格、カップ麺もスーパーカップ1.5倍などの二番煎じ感満載であるうえ、同社の「でかまる」と丸被り。でか一シリーズが苦戦を強いられたのは想像に難くない。

そんな状況を打破すべく、2009年に満を持して登場したのが、我ら貧乏人の味方「ごつ盛り」ですよ。カップ麺は2009年11月、ソース焼そばは2010年3月から発売となっています。

このごつ盛り ソース焼そば、物自体はでか一ソース焼そばの後継であることは間違いありません。

でか一とごつ盛りのソース焼そば

でか一 ソース焼そばと入れ替わるようにごつ盛り ソース焼そばが登場したのはもちろん、173g(めん130g)から171g(めん130g)と、ほぼ同じ内容量、キューピーからしマヨネーズを付けている点も一致しています。

ただ、ひとつ大きな違いが。それが価格です。

販売終了前のでか一 ソース焼そばの希望小売価格は税別190円となっていましたが、ごつ盛り ソース焼そばにリニューアルした際、オープン価格となったのです。

オープン価格…つまり希望小売価格を設定していないため、「本当に安くなったのか分からないじゃん」という声も聞こえてきそうではあるものの、カップ麺を買ったことがあるひとであれば、ごつ盛りがいかに安く売られているか知っているはず。

大盛りのカップ麺どころか、レギュラーサイズである赤いきつねうどんやカップヌードル、どん兵衛などより安いのは当たり前。

ごつ盛り発売された2009年当時、一般的なレギュラーサイズのカップ麺の希望小売価格は170円だったため、ごつ盛りの想定価格は140~150円くらいだったのかな?

2015年、大手メーカーを中心にカップ麺やインスタントラーメンの値上げが行われ、ごつ盛り ソース焼そばも多少の値上げがあったと思われます。オープン価格だから卸価格が値上げされた形か。

また、再び広く値上げが行われた2019年には、オープン価格製品を5%~値上げすると発表。当然ながらごつ盛り ソース焼そばも値上げされたのでしょうが、98円で買える状況はほとんど変わらなかった印象。

しかし、2022年6月と2023年6月にオープン価格商品はそれぞれ10%超の値上げが行われ、ごつ盛り ソース焼そばも対象に。これが店頭価格にどの程度反映されるのか注意深く見守りたいところ。

さすがに98円で買える機会はほとんどなくなるだろう。

ちなみに、2022年の値上げではレギュラーサイズのカップ麺が193円から214円、大盛りサイズが220円から245円へと約11%値上げ。2023年6月の値上げではレギュラーサイズが214円から236円、大盛が245円から271円に。

一般的なカップ麺がこれだけ高くなっていることを考えると、ごつ盛りは140円以下で買うことができれば御の字か。

ソース焼きそばとして味に特筆すべきものはないが、そこそこ美味しくて大盛りサイズ、安ければ100円そこそこで買える価格…私のような貧乏人の強い味方だな。

ごつ盛り ソース焼そばより40g以上も量が少ないペヤングや日清焼そばU.F.O.より30~50円くらい安く買えるんだから、そのコスパの高さには恐れ入る。

だがな、「安くて量が多い~嬉しい~」と調子に乗って頻繁に食べていると、高確率で太るから気を付けろ。130gの麺重量がもたらすカロリーは784kcal。女性であれば間食を一切しなくても、3食ごつ盛り ソース焼そばだけでデブまっしぐら。

こんな危険な食べ物が150円を切るような価格で売られている…「貧困層ほど太っている」という、現代社会の問題を作り出している原因のひとつと言っても過言ではないだろう。

そうは言っても、身体に良い野菜は「高い・まずい・腹膨れない」の三重苦。そんな野菜を進んで食べるなんて、もはや修行か罰ゲームですよ。

よし、今日の晩飯もごつ盛り ソース焼そばにしよう!

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