やきそば弁当の値上げ情報

やきそば弁当の値上げ情報
メーカー 東洋水産株式会社
商品名 やきそば弁当
内容量 132g(めん100g)
大判:173g(めん130g)
でっかい:258g(めん200g)
希望小売価格 236円(税別)
大判:271円(税別)
でっかい:285円(税別)
原材料 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、精製ラード、でん粉、食塩、卵白)、ソース(ソース、たん白加水分解物、砂糖、植物油、食塩、酵母エキス、香辛料)、かやく及びふりかけ(キャベツ、味付チキンダイス、あおさ、紅生姜)、中華スープ(食塩、たん白加水分解物、砂糖、しょうゆ、香辛料、ねぎ、植物油)/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分
1食(132g)
エネルギー 581kcal
たんぱく質 13.1g
脂質 27.8g
炭水化物 69.7g
食塩相当量 6.4g
発売日 1975年8月

やきそば弁当
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
2002年2月時点 127g(めん100g) 155円
2008年1月~ 127g(めん100g) 170円
2012年4月~ 132g(めん100g) 170円
2015年1月~ 132g(めん100g) 180円
2019年6月~ 132g(めん100g) 193円
2022年6月~ 132g(めん100g) 214円
2023年6月~ 132g(めん100g) 236円

大判やきそば弁当
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
2002年2月時点 165g(めん130g) 175円
2008年1月~ 165g(めん130g) 190円
2012年4月~ 173g(めん130g) 190円
2015年1月~ 173g(めん130g) 205円
2019年6月~ 173g(めん130g) 220円
2022年6月~ 173g(めん130g) 245円
2023年6月~ 173g(めん130g) 271円

でっかいやきそば弁当
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
2002年2月時点 250g(めん200g) 190円
2008年1月~ 250g(めん200g) 205円
2012年4月~ 258g(めん200g) 205円
2015年1月~ 258g(めん200g) 215円
2019年6月~ 258g(めん200g) 230円
2022年6月~ 258g(めん200g) 254円
2023年6月~ 258g(めん200g) 285円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
127g→132g なし
155円→170円 小麦価格の値上げをはじめ、パーム油などの農産物原材料、石油化学製品を原料とするフィルムや段ボールなどの梱包資材の大幅高騰により、価格設定及び規格を変更。
170円→180円 海外の原料の高騰及び円安の影響を受け、原料費、包装費が近年上昇を続けており、物流費や動力費も高騰。今後も高い品質の商品を安定的に提供するために価格を見直さざるを得ない状況に。
180円→193円 即席麺商品の製造に係る原材料の上昇に加え、包材費、物流費、人件費等も高騰しており、今後とも安全・安心で満足いただける品質の商品を安定的に届けるために価格を見直さざるを得ない状況に。
193円→214円 原材料費や包材費、物流費、燃料費等が高騰する状況が続くと予想され、今後も安全・安心で高品質な商品を提供するために、商品価格の見直しをせざるを得ない状況になった。
214円→236円 原材料費の上昇に加え、包材費・物流費・燃料費等も高騰しており今後もこうした状況が続くと予想される。今後も安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため商品価格の見直し。

参考サイト
公式サイト 東洋水産株式会社
2002年 127g 155円 東洋水産 製品情報
2008年 170円に値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2012年 132gに増量 東洋水産 商品情報
2015年 180円に値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2019年 193円に値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2022年 214円に値上げ 東洋水産 ニュースリリース
2023年 236円に値上げ 東洋水産 ニュースリリース

やきそば弁当の値上げ解説

関東地方に住んでいる身としては、全く馴染みがない、東洋水産(マルちゃん)の「やきそば弁当」。北海道限定商品なので、関東どころか東北以南…つまり北海道を除く日本のほとんどの地域の人間にとって馴染みが薄いはず。

そんなやきそば弁当、発売されたのは1975年とかなりの歴史を持ちます。ただ、北海道でしか普及しなかったことから、北海道限定商品になり、地域性の強い商品になってしまったという経緯が。

やきそば弁当の2002年時点の規格は、内容量127g(めん100g)で税別155円。ごくごく一般的なカップ焼きそばの規格ですね。

小麦や包装資材などの高騰により、2008年に170円に値上げし、2015年には180円、2019年193円と順調に高くなり、2022年214円、2023年6月には236円に値上げしています。このあたりも日清焼そばU.F.O.など、一般的なカップ焼きそばとまったく同じ流れ。

一方、内容量は2012年のリニューアルで、それまでの127g(めん100g)から132g(めん100g)に増量。ただ、リニューアル内容についての発表がなかったため、何が理由で5g増えたのかは不明。

確かなのは、容器が縦長から正方形に近い形になったこと。

やきそば弁当の容器の形が変わった

1975年の発売以来続けてきた、ペヤングソースやきそばのパクr…もとい、似たような形状から、一平ちゃんやごつ盛り ソース焼そばなど、ごくごく一般的なカップ焼きそばの形状に変更したわけだ。もちろん理由は分からん。

とりあえず、内容量増えたんだからいいんじゃね?(適当)

冒頭でも触れたように、やきそば弁当は北海道限定商品。北海道以外で購入するには、北海道物産展やネット通販を利用するか、もしくは何らかの理由により流れてきたやきそば弁当を気まぐれに売っているケースに出くわす必要がある。

やきそば弁当の本拠地である北海道の人口は500万人強と、日本の総人口の24分の1。そんな限られた範囲でしか売られていないのだから、こじんまりとした商品展開なのだろう…と思いきや…

10種類も展開されている北海道限定のやきそば弁当

大盛りを除いても8種類も展開されている!!

いやいや、ちょっと待てよと。8種類って、ペヤングと「カップ焼きそばNO.1」の座を争い続けている「日清焼そばU.F.O.と同じレベルの数だぞ。マルちゃんのカップ焼きそばとして最も売れている「ごつ盛り」なんてソースと塩のみだぞ。

にもかかわらず、北海道限定のやきそば弁当は8種…しかも「大判(大盛)」と「でっかい(超大盛)」まで存在する優遇っぷり…東洋水産は北海道に何か弱みを握られているんじゃないのか?

ちなみに、内容量173g(めん130g)の「大判やきそば弁当」と、同258g(めん200g)の「でっかいやきそば弁当」の希望小売価格は10数円しか変わらない。レギュラーサイズと比べても約50円しか違わないのだ。

それで内容量はレギュラーサイズの2倍、大判の1.5倍なのだから、「でっかいやきそば弁当を買って2回に分けて食べればいいじゃん」って話である。

でっかいやきそば弁当の麺は“レギュラーサイズの乾麺を2つ入れただけ”という手抜き仕様だから、液体ソースを2分割にできさえすれば、余裕で2回に分けられる。…貧乏くさい話だが…

これだけ相次いで値上げされ、割高感ばかり目に付くようになってしまったやきそば弁当。ならばこういった自衛策で乗り切ろうと考えるのが貧乏人。

北海道民の皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。(しねえよ)

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