でかまる バリシャキ!もやし味噌の値上げ情報
メーカー | 東洋水産株式会社 |
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商品名 | でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン |
内容量 | 160g(めん90g) |
希望小売価格 | 271円(税別) |
原材料 | 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、卵黄、香辛料、粉末野菜、砂糖)、かやく(もやし、味付鶏挽肉、にんじん、ねぎ)、添付調味料(みそ、香味油脂、豚脂、食塩、砂糖、ポークエキス、香辛料、ねりごま、しょうゆ、植物油、たん白加水分解物、粉末野菜、酵母エキス)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE、ローズマリー抽出物)、酸味料、かんすい、トレハロース、乳酸カルシウム、クチナシ色素、香辛料抽出物、甘味料(ソーマチン)、pH調整剤、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1食(160g) |
エネルギー 538kcal めん・かやく:447kcal スープ:91kcal たんぱく質 11.8g 脂質 25.6g 炭水化物 65.1g 食塩相当量 6.8g めん・かやく:2.3g スープ:4.5g |
発売日 | 1989年7月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
1997年9月~ | 151g(めん90g) | 175円 |
2002年時点 | 156g(めん90g) | 175円 |
2004年8月~ | 158g(めん90g) | 175円 |
2005年8月~ | 160g(めん90g) | 175円 |
2008年1月~ | 160g(めん90g) | 190円 |
2015年1月~ | 160g(めん90g) | 205円 |
2019年6月~ | 160g(めん90g) | 220円 |
2022年6月~ | 160g(めん90g) | 245円 |
2023年6月~ | 160g(めん90g) | 271円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
158g→160g | さらに麺にコシを持たせ、スープのコクをアップした。ガーリックの風味を効かせたコクのある味噌味スープのラードを増量し濃厚感をアップ。 |
175円→190円 | 小麦価格の値上げをはじめ、パーム油などの農産物原材料、石油化学製品を原料とするフィルムや段ボールなどの梱包資材の大幅高騰により、価格設定及び規格を変更。 |
190円→205円 | 海外の原料の高騰及び円安の影響を受け、原料費、包装費が近年上昇を続けており、物流費や動力費も高騰。今後も高い品質の商品を安定的に提供するために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
205円→220円 | 即席麺商品の製造に係る原材料の上昇に加え、包材費、物流費、人件費等も高騰しており、今後とも安全・安心で満足いただける品質の商品を安定的に届けるために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
220円→245円 | 原材料費や包材費、物流費、燃料費等が高騰する状況が続くと予想され、今後も安全・安心で高品質な商品を提供するために、商品価格の見直しをせざるを得ない状況になった。 |
245円→271円 | 原材料費の上昇に加え、包材費・物流費・燃料費等も高騰しており今後もこうした状況が続くと予想される。今後も安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため商品価格の見直し。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 東洋水産株式会社 |
1997年 151g 175円 | 日本食糧新聞 |
2002年 156gに増量 | 日本食糧新聞 |
2004年 158gに増量 | 東洋水産 商品情報 |
2004年 160gに増量 | 日本食糧新聞 |
2008年 190円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2015年 205円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2019年 220円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2022年 245円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2023年 271円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
でかまる バリシャキ!もやし味噌の値上げ解説
今では「ごつ盛り」の陰に隠れてしまった感がある、東洋水産(マルちゃん)の「でかまる」。かつては様々な味をリリースしてきたものの、現在のレギュラー商品は「でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン」のみというのが悲しい。
でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメンの発売は1989年で、当時の商品名は「でかまる もやしみそラーメン」。1988年に発売され大ヒットとなったエースコックの「スーパーカップ1.5」の二匹目のどじょうを狙ったのでしょう。
1997年時点の内容量は151g(めん90g)で、希望小売価格は税別175円と、スーパーカップ1.5含め当時の一般的な大盛サイズカップ麺と同じ価格設定。
麺重量に対しやたらと内容量が多いのは、生タイプのもやし&にんじんを具材として使用しているから。これこそがでかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメンの最大の強みであり、だからこそこの商品だけは生き残ったのだろう。
その後内容量は156g→158g→160gと増えるも、2008年に190円に値上げ。以後2015年に205円、2019年220円、2022年245円、2023年6月には271円に値上げしています。このあたりの流れも他の大盛りとまったく同じですね。
はっきり言ってしまうと、同じ麺重量である同社のごつ盛りが130円程度で売られている中、でかまるの実売価格180~220円というのはちとハードルが高い。
加えて現在はライバルであるスーパーカップ1.5倍より30円以上高いのだから、そりゃ苦戦もするだろうよ。
フリーズドライの具材よりコストがかかるであろう生タイプのもやしやにんじんを使用しているから、仕方ない面もあるんだろうけど…
そういえば、昔の生麺の頃の日清ラ王も生タイプのもやしを使っていたような…(うろ覚え)。まあ、生麺を使い鳴り物入りで登場したラ王は、でかまるとは比べ物にならないほどの高級路線商品だったけどね。
「生タイプのもやしがたっぷり」が謳い文句のでかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメンではあるものの、実際は大した量じゃないんだよ。スーパーで20~30円くらいで売られているもやしを使って袋麺を作ったほうがはるかにボリューミーだしコスパにも優れる。
でもね、それを言うのは野暮というもの。お湯を注ぐだけでシャキシャキのもやし味噌ラーメンが食べられるというところに価値があるのだ。
私も金銭感覚皆無だった10代の頃は、コンビニで生タイプもやしを使用したラ王の味噌?(うろ覚え)を頻繁に買って食べてたよ。すごく美味しかったし、何も考えず美味しい物を買って食べる行為は幸せだった。
…でも、年を取ると「スーパーのもやしで袋麺を作ったほうが―」なんて思考になっちゃうんだねぇ…なんかこう、貧しくなったもんだね、懐も心も。
現在のラ王は生タイプのもやしを使用していないため、代替品としてでかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメンを買って昔に思いを馳せてみるか。
とか言って、結局スーパーのもやしに袋麺でフィニッシュ。