マルちゃん カレーうどん 甘口の値上げ情報
メーカー | 東洋水産株式会社 |
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商品名 | カレーうどん 甘口 |
内容量 | 101g(めん87g) |
希望小売価格 | 136円(税別) 5食パック:680円(税別) |
原材料 | 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、でん粉、精製ラード、食塩)、添付調味料(食塩、砂糖、でん粉、しょうゆ、香辛料、粉末野菜、ポークエキス、たん白加水分解物、ねぎ、植物油)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、レシチン、(一部に小麦・乳成分・大豆・豚肉・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1食(101g) |
エネルギー 435kcal めん・やくみ:373kcal スープ:62kcal たんぱく質 8.1g 脂質 15.5g 炭水化物 65.8g 食塩相当量 6.0g めん・やくみ:2.0g スープ:4.0g |
発売日 | 1965年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2000年5月時点 | 100g(めん87g) | 90円 |
2008年1月~ | 100g(めん87g) | 100円 |
2015年1月~ | 101g(めん87g) | 105円 |
2019年6月~ | 101g(めん87g) | 111円 |
2022年6月~ | 101g(めん87g) | 123円 |
2023年6月~ | 101g(めん87g) | 136円 |
カレーうどん 甘口 5食パック | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2000年5月時点 | 100g×5食 | 450円 |
2008年1月~ | 100g×5食 | 500円 |
2015年1月~ | 101g×5食 | 525円 |
2019年6月~ | 101g×5食 | 555円 |
2022年6月~ | 101g×5食 | 615円 |
2023年6月~ | 101g×5食 | 680円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
90円→100円 | 小麦価格の値上げをはじめ、パーム油などの農産物原材料、石油化学製品を原料とするフィルムや段ボールなどの梱包資材の大幅高騰により、価格設定及び規格を変更。 |
100円→105円 | 海外の原料の高騰及び円安の影響を受け、原料費、包装費が近年上昇を続けており、物流費や動力費も高騰。今後も高い品質の商品を安定的に提供するために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
105円→111円 | 即席麺商品の製造に係る原材料の上昇に加え、包材費、物流費、人件費等も高騰しており、今後とも安全・安心で満足いただける品質の商品を安定的に届けるために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
111円→123円 | 原材料費や包材費、物流費、燃料費等が高騰する状況が続くと予想され、今後も安全・安心で高品質な商品を提供するために、商品価格の見直しをせざるを得ない状況になった。 |
123円→136円 | 原材料費の上昇に加え、包材費・物流費・燃料費等も高騰しており今後もこうした状況が続くと予想される。今後も安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため商品価格の見直し。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 東洋水産株式会社 |
2000年 100g 90円 | マルちゃん 製品情報 |
2008年 100円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2015年 105円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2019年 111円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2022年 123円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2023年 136円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
マルちゃん カレーうどん 甘口の値上げ解説
東洋水産(マルちゃん)の商品群の中でも、相当な“古株”といえるのが袋麺の「カレーうどん 甘口」。その前身となる「たぬきカレーうどん」が発売されたのは1965年と、50年以上の歴史があるロングセラー商品です。
たぬきうどんカレーの内容量は見ての通り90g、価格は20~30円くらいだったと推測されます。その後の詳しい価格推移は分かりませんが、他社の即席麺同様1983年に80円、1990年には90円に値上げしたのは間違いないかと。
内容量は2000年時点で100g(めん87g)と、現在とほとんど変わらず。2012年のリニューアルにより1g増えて101gになったものの、麺重量は87gで変更がなく、かやくが存在しない商品であるため、スープに若干の改良が加えられたのでしょう。
そんな長きにわたってほとんど変更していない内容量とは裏腹に、価格は上がり続けている。
バブル崩壊の影響もあって、袋麺は1990年に90円に値上げされて以降、17年以上にわたって価格を維持してきましたが、小麦など原材料価格の高騰により、カレーうどん 甘口は2008年に税別100円に値上げします。
2015年には105円、2019年111円になり、2022年123円、2023年6月には136円に。当然ながら5食パックもそれに準じた値上げが行われ、それまでの希望小売価格615円から680円になっています。
ところでこの「カレーうどん 甘口」、マルちゃんの公式サイトや通販サイトで確認すると、商品名には間違いなく「甘口」と付いているにもかかわらず、パッケージには「甘口」の文字はどこにもない。
そもそもなぜ甘口だけなんだよ! 辛いカレーが好きな人間だっていっぱい存在するんだよ!
…と常々感じているあなた、確かに現在は甘口しか存在しませんが、2007年に「辛口」、2009年には「あま辛」が発売されていたという事実が。
ただ、どちらも残っていないことを考えると、思ったより売れなかったのだろう。そして甘口だけが残ったと。
それにしても、辛口もあま辛もパッケージにちゃんと書いてあるのに、なんでレギュラー品である甘口だけは何も書いてないんだよ! 本来であればこうなっているはずだろうがっ!!
ほとばしるやっつけ感。
このマルちゃん カレーうどん 甘口、確かに辛さは皆無だし、ほんのり甘さを感じることもできるため「甘口」に嘘偽りはない。でもさ、この商品がどういったカレーうどんなのか、もっと的確な表現があるんじゃないだろうか?
そう、「カレーうどん 薄口」だっ!!
色も薄けりゃ味も薄い。決してまずいわけではないが、「懐かしさ」や「馴染み」というバイアスを除外すると、ただの薄いカレーうどんと言わざるを得ず、野菜を足すならなおさら薄くなる。そのわりに塩分は多いんだよなぁ…
それなりの味に仕上げたいなら、水の量を少なめにするか、カレー粉を足すなどひと手間加えるといいかも。
マルちゃん カレーうどん 甘口は希望小売価格136円に値上げされたとはいえ、多くが236円になってしまったカップカレーうどんに比べればはるかにリーズナブル。上手くアレンジしてより美味しくいただきたいところ。