あじわい豚汁うどんの値上げ情報
メーカー | 東洋水産株式会社 |
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商品名 | あじわい豚汁うどん(旧あつあつ豚汁うどん) |
内容量 | 109g(めん70g) |
希望小売価格 | 236円(税別) |
原材料 | 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、乾燥酵母、卵白)、添付調味料(みそ、ポークエキス、しょうゆ、豚脂、植物油、野菜エキス、砂糖、香辛料、魚介エキス、食塩、酵母エキス、発酵調味料、香味油脂、乳糖)、かやく(味付豚肉、味付油揚げ、ポテト、にんじん、ねぎ、ごぼう)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、レシチン、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1食(109g) |
エネルギー 430kcal めん・かやく:333kcal スープ:97kcal たんぱく質 10.2g 脂質 20.4g 炭水化物 51.3g 食塩相当量 5.5g めん・かやく:1.6g スープ:3.9g |
発売日 | 2004年10月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2004年10月~ | 107g(めん70g) | 155円 |
2006年8月~ | 109g(めん70g) | 155円 |
2008年1月~ | 109g(めん70g) | 170円 |
2015年1月~ | 109g(めん70g) | 180円 |
2019年6月~ | 109g(めん70g) | 193円 |
2022年6月~ | 109g(めん70g) | 214円 |
2023年6月~ | 109g(めん70g) | 236円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
107g→109g | 従来のパッケージは踏襲しながらも、上蓋ではつゆの特徴、カップ側面ではたっぷり入った具材の種類を記載し、商品特徴をアピールするパッケージに変更。 |
155円→170円 | 小麦価格の値上げをはじめ、パーム油などの農産物原材料、石油化学製品を原料とするフィルムや段ボールなどの梱包資材の大幅高騰により、価格設定及び規格を変更。 |
170円→180円 | 海外の原料の高騰及び円安の影響を受け、原料費、包装費が近年上昇を続けており、物流費や動力費も高騰。今後も高い品質の商品を安定的に提供するために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
180円→193円 | 即席麺商品の製造に係る原材料の上昇に加え、包材費、物流費、人件費等も高騰しており、今後とも安全・安心で満足いただける品質の商品を安定的に届けるために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
193円→214円 | 原材料費や包材費、物流費、燃料費等が高騰する状況が続くと予想され、今後も安全・安心で高品質な商品を提供するために、商品価格の見直しをせざるを得ない状況になった。 |
214円→236円 | 原材料費の上昇に加え、包材費・物流費・燃料費等も高騰しており今後もこうした状況が続くと予想される。今後も安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため商品価格の見直し。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 東洋水産株式会社 |
2004年 107g 155円 | 日本食糧新聞 |
2006年 109gに増量 | 東洋水産 ニュースリリース |
2008年 170円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2015年 180円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2019年 193円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2022年 214円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2023年 236円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
あじわい豚汁うどんの値上げ解説
具だくさんの豚汁にうどんを合わせた、東洋水産(マルちゃん)の「あじわい豚汁うどん」。パッケージデザイン的には赤いきつねと緑のたぬきシリーズに属するのかな?
2004年に発売された当初の商品名は「あつあつ豚汁うどん」であり、秋冬限定の商品でした。当時の内容量は107g(めん70g)で価格は税別155円と、赤いきつねと緑のたぬきシリーズ含め他のレギュラーサイズカップ麺と同じ価格設定。
2006年のリニューアルでは内容量をそれまでの107gから109gに増量。ただ、東洋水産のニュースリリースにはパッケージデザインの変更についてしか記されておらず、6種の具材にも変更がなかったため、何で2g増えたのかは不明。
その後毎年のようにリニューアル発売するも、内容量の変更は一切行われていないことを考えると、2004年の発売時からすでに完成されていると見ていいのかと。
一方で価格は大きく変動しており、2008年に170円、2015年180円、2019年193円、2022年214円、2023年6月には236円と、他のカップ麺同様の価格改定を行っています。
ちなみに、「あつあつ豚汁うどん」の商品名が現在の「あじわい豚汁うどん」に変更されたのは2021年8月と、つい最近のこと。商品名変更と同時に秋冬限定商品から通年販売に変更しています。人気あるんだなぁ…
あつあつ豚汁うどんと同様に秋冬限定商品の姉妹品「あつあつ牛すきうどん」が存在する点を考えるに、「あつあつ」を冠するのは秋や冬限定の商品のみというルールがあるのかもしれない。だから通年販売に合わせて「あじわい」に変更したと。
一般的な豚汁のイメージからすると、具材の量は「具をあらかた食べつくした残り汁レベル」と言っても過言ではないが、カップ麺として考えればまあまあ多い方。
このシリーズのレギュラーサイズとして内容量109gというのは、「白い力もちうどん」と並んで最大だからね。ごぼうや油揚げ、豚肉のダシもそれなりに感じられ、味については特に文句はない
しかし、これが希望小売価格税別236円、スーパーなどでの実売価格150~180円とかになると、さすがに尻込みする。これはあじわい豚汁うどんのみならず、大手メーカーすべてのカップ麺に言えることだが…
新型コロナウイルスに、世界的なインフレ、ロシアによるウクライナ進軍などが重なって原材料価格が高騰しているのは理解できる。ゆえに値上げに舵を切るのは仕方ないのは確か。
でもね、値上げした商品を買うか買わないかは消費者の自由。
正直、カップ麺に150~180円出すくらいなら、「68円くらいで買えるノーブランドのカップうどんに、スーパーなどで売られている100円くらいの惣菜やレトルト惣菜買った方がいいじゃん」と思ってしまう。
まあ…カップ麺にはそういった“理屈”を超越した魅力やロマンがあるのも理解できるんだけどね。ジャンクフード特有の魅惑の背徳感的な。