マルちゃん正麺 カップの値上げ情報
メーカー | 東洋水産株式会社 |
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商品名 | マルちゃん正麺 カップ |
内容量 | 醤油:119g(めん75g) |
希望小売価格 | 278円(税別) |
原材料 | めん(小麦粉、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(しょうゆ、チキンエキス、植物油、豚脂、ポークエキス、発酵調味料、砂糖、食塩、香辛料、魚介エキス、たん白加水分解物、酵母エキス)、かやく(焼豚、メンマ、ねぎ、のり、デキストリン)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、クチナシ色素、pH調整剤、カラメル色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1食(119g) |
エネルギー 395kcal めん・かやく:302kcal スープ:93kcal たんぱく質 13.0g 脂質 11.3g 炭水化物 60.2g 食塩相当量 6.1g めん・かやく:1.9g スープ:4.2g |
発売日 | 2015年10月 |
マルちゃん正麺 芳醇こく醤油 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2015年10月~ | 111g(めん65g) | 205円 |
2019年6月~ | 111g(めん65g) | 225円 |
2019年8月~ | 119g(めん75g) | 225円 |
2022年6月~ | 119g(めん75g) | 249円 |
2023年6月~ | 119g(めん75g) | 278円 |
マルちゃん正麺 香味まろ味噌 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2015年10月~ | 113g(めん65g) | 205円 |
2019年6月~ | 113g(めん65g) | 225円 |
2019年8月~ | 131g(めん75g) | 225円 |
2022年6月~ | 129g(めん75g) | 249円 |
2023年6月~ | 129g(めん75g) | 278円 |
マルちゃん正麺 うま辛担々麺 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2016年1月~ | 120g(めん65g) | 205円 |
2019年6月~ | 120g(めん65g) | 225円 |
2019年8月~ | 127g(めん75g) | 225円 |
2022年6月~ | 126g(めん75g) | 249円 |
2023年6月~ | 126g(めん75g) | 278円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
205円→225円 | 即席麺商品の製造に係る原材料の上昇に加え、包材費、物流費、人件費等も高騰しており、今後とも安全・安心で満足いただける品質の商品を安定的に届けるために価格を見直さざるを得ない状況に。 |
めん65g→75g | 麺重量を65gから75gへ10g増量することで満足感をアップ。 |
225円→249円 | 原材料費や包材費、物流費、燃料費等が高騰する状況が続くと予想され、今後も安全・安心で高品質な商品を提供するために、商品価格の見直しをせざるを得ない状況になった。 |
249円→278円 | 原材料費の上昇に加え、包材費・物流費・燃料費等も高騰しており今後もこうした状況が続くと予想される。今後も安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため商品価格の見直し。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 東洋水産株式会社 |
2015年 111g 205円 | 東洋水産 ニュースリリース |
2016年 うま辛担々麺発売 | 東洋水産 ニュースリリース |
2019年 225円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2019年 めん75gに実質値下げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2022年 249円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
2023年 278円に値上げ | 東洋水産 ニュースリリース |
マルちゃん正麺 カップの値上げ解説
数ある即席袋麺の中でもトップクラスの人気を誇るマルちゃん正麺。そのカップ麺版として「マルちゃん正麺 カップ」が登場したのは2015年10月。内容量は芳醇こく醤油で111g(めん65g)、希望小売価格205円でした。
ノンフライ麺を使用し、本格派を目指し麺にも具材にもこだわった高級路線のカップ麺…日清食品のラ王を強く意識した商品であるのは明白だな。
ちなみに、マルちゃん正麺 カップが発売された2015年10月時点で、「ラ王 背脂コク醤油」の内容量は113g(めん75g)、希望小売価格198円と、マルちゃん正麺 カップの方が量が少ないうえに高いという状況でした。
2010年にラ王が生麺からノンフライ麺に移行し、麺重量を増やしたり値下げしたりと試行錯誤していた時期ということもあるが…マルちゃん正麺 カップに対する東洋水産(マルちゃん)の自信と、それに裏付けされた強気の姿勢が見て取れる。
しかし、約1年後となる2016年9月にラ王は220円に値上げしたため、「マルちゃん正麺 カップはラ王に比べ量こそ少ないが値段はちょっと安い」という、バランスの取れた状態に。
一方、マルちゃん正麺 カップも2019年に20円値上げとなる225円に。さらに2022年249円、2023年6月には278円に値上げしています。ラ王は2019年に230円、2022年254円、2023年6月に285円へと値上げしたので、現在もマルちゃん正麺 カップの方が数円安いことに。
1990年代に旋風を巻き起こしたラ王も近年は完全に勢いをなくしており、マルちゃん正麺 カップは発売されるや否やあっという間にラ王を抜き去っています。
ただ、価格のわりに内容量が少ないという声が多かったんだろうね、2018年12月に「香味まろ味噌」と「野菜ちゃんぽん」の2商品の野菜を大幅増量し、2019年2月には「芳醇こく醤油」と「旨こく豚骨醤油」の麺を75gに増量。
これら措置は期間限定とアナウンスされていたものの、2019年8月になり、すべてのマルちゃん正麺 カップの麺重量をこれまでの65gから75gに増やすことが発表されました。
一応「実質値下げ」と言えなくもないが、同時期に205円から225円に値上げしているため、素直に喜べない面も。ぶっちゃけてしまえば、値上げによる売り上げ減を食い止めるために麺を増やしたように見える。
で、このマルちゃん正麺 カップ、値段に見合うほど美味しいのかというと…とりあえず十分美味しい。ラ王と比べ甲乙つけがたいレベルに仕上がっているのは間違いない。
普段激安ノーブランドカップ麺ばかり食べている私は、初めてマルちゃん正麺 カップを食べた時に「普段食べているカップ麺とはまったく別の食べ物だ…」と衝撃を受けたからね。スープも美味けりゃ麺も美味い。
ただ、実勢価格は180~220円ほどと決して安くはない。骨の髄まで貧乏に染まっている私的には、安けりゃ100円を切る価格で買える、ノンフライ麺採用のカップ麺「マルちゃん 麺づくり」や「日清麺職人」の方がコスパに優れる気がする。
なんも考えずにコンビニで色々買っていた、金銭感覚皆無だった10代の頃であれば、迷いなくマルちゃん正麺 カップを手に取っているだろうけどね。あの頃は発売して間もない生麺のラ王を頻繁に食べていたからね。(遠い目)
複数回の値上げによりずいぶん高くなったとはいえ、ほとんど割引がないコンビニで買っても300円ほど。昨今700円800円が当たり前のラーメン店に比べればはるかに安い。
…この程度の価格で尻込みしているような人間は絶対に大物にはなれないわ。