オタフクお好みソース味焼そばの値上げ情報

オタフクお好みソース味焼そばの値上げ情報
メーカー サンヨー食品株式会社
商品名 サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば
内容量 127g(めん90g)
希望小売価格 236円(税別)
原材料 油揚げめん(小麦粉)、植物油脂、食塩、粉末卵)、ソース(ソース、豚脂、植物油脂、調味油脂)、かやく(キャベツ、鶏・豚味付肉そぼろ、アオサ、かつお節、煮干いわし、さば節)/加工でん粉、カラメル色素、炭酸カルシウム、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、タマリンド)、かんすい、レシチン、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、パプリカ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんごを含む)
栄養成分
1食(127g)
エネルギー 517kcal
たんぱく質 10.0g
脂質 19.5g
炭水化物 75.3g
食塩相当量 4.4g
発売日 1999年5月

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
1999年5月~ 130g(めん90g) 155円
2008年1月~ 133g(めん90g) 170円
2015年1月~ 132g(めん90g) 180円
2019年2月~ 129g(めん90g) 180円
2019年6月~ 129g(めん90g) 193円
2022年6月~ 129g(めん90g) 214円
2023年6月~ 129g(めん90g) 236円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
155円→170円 小麦などの穀物類やガソリン価格の高騰により。
170円→180円 原材料価格の上昇に加え、原油価格の高騰に伴う包装資材、カップ容器等の価格上昇により。
マヨネーズ廃止 食欲をそそる炒めたソースの香ばしい香りを合わせ、デーツ、トマトなど果実や野菜の風味をアップし、よりフルーティーな味わいに。
180円→193円 原材料価格や包装資材価格の高騰に加え、人件費・物流諸費用の上昇が進み、自助努力だけではコスト上昇を吸収しきれないため。
193円→214円 製品の主原料である小麦粉、食用油脂をはじめとする原材料価格の高騰に加え、包装資材、エネルギー費、物流コストなど諸費用の上昇が続いているため。
214円→236円 原材料価格の高騰に加え、包装資材、エネルギー費、物流コストなど諸費用の上昇が続いており、自助努力だけではコスト上昇を吸収できない状況になったため。

参考サイト
公式サイト サンヨー食品株式会社
2002年 130g(90g) 155円 サンヨー食品 商品紹介
2008年 170円に値上げ サンヨー食品 製品情報
2015年 180円に値上げ サンヨー食品 製品一覧
2019年 マヨネーズ廃止 食@新製品
2019年 193円に値上げ サンヨー食品 ニュースリリース
2022年 214円に値上げ サンヨー食品 ニュースリリース
2023年 236円に値上げ サンヨー食品 ニュースリリース

オタフクお好みソース味焼そばの値上げ解説

一般的なカップ焼きそばとは違い、オタフクの「お好みソース」を使用した、サンヨー食品のカップ焼きそば「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば」。ひねりのない直球ど真ん中のネーミングですね。

このオタフクお好みソース味焼そば、比較的人気のあるカップ焼きそばではあるものの、“2大カップ焼きそば”であるペヤングが1975年、U.F.O.が1976年に発売されたのに対し、オタフクお好みソース味焼そばは1999年発売と歴史は浅い。

1999年に登場したサッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そばの当時の内容量は130g(めん90g)と、現在とほぼ一緒。希望小売価格は税別155円となっていました。

2008年に起きたリーマンショック直前、小麦や原油など商品の国際価格が急騰し、小麦の政府売渡価格も高騰。これらを背景にサッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そばは170円に値上げします。

その後も2015年に原材料価格や原油価格の高騰を理由に180円に値上げし、2019年、2022年にも同様の理由によって、それぞれ193円、214円へと価格改定を行っています。

さらにその1年後となる2023年6月には236円に値上げしています。このあたりの価格や値上げ時期は他社含め多くのカップ麺とまったく同じ流れ。

この一連の値上げだけであれば「他社と足並みを揃えて値上げしたんだな」というがっかり感で納まる。複数の即席麺メーカーが同時に、かつまったく同じ価格にするという汚いやり口に失望を感じるだけで済む。

しかしな、サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そばは値上げだけでは飽き足らず、1999年の発売以来大きな売りのひとつとしてきたマヨネーズを2019年に廃止したのだ。

マヨネーズがなくなったオタフクお好みソース味焼そば

マヨネーズをかけるのが半ば一般化しているお好み焼きのソースを使用しているのだから、数多あるカップ焼きそばの中においてオタフクお好みソース味焼そばほどマヨネーズが合う商品はそうそうないはず。

甘めの濃厚ソースにまろやかなマヨネーズ…この最強コンビの片割れをリストラするとは…浜ちゃんのいないダウンタウンみたいなものですよ。とんでもないステルス値上げをしやがる。

マヨネーズ廃止の理由はコスト削減なんだろうが…そこは死守しろよと声を大にして言いたい。

オタフクお好みソース味焼そばより内容量の多い「一平ちゃん(135g・めん100g)」や「ごつ盛り ソース焼そば(171g・めん130g)」がマヨネーズにこだわりを見せているのに対し、オタフクお好みソース味焼そばときたら…

カップヌードルより内容量が少なくて同価格のカップスターといい、平然とマヨネーズを廃止したオタフクお好みソース味焼そばといい、サンヨー食品の尊大な姿勢が鼻に付く。

インスタントラーメンNO.1のサッポロ一番を製造販売しているというプライドがそうさせるのか? コスパに優れる「ごつ盛り」シリーズを展開する、業界2位の東洋水産の爪の垢でも煎じて飲め。

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