サッポロ一番 塩カルビ味焼そばの値上げ情報
メーカー | サンヨー食品株式会社 |
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商品名 | サッポロ一番 塩カルビ味焼そば |
内容量 | 109g(めん90g) |
希望小売価格 | 236円(税別) |
原材料 | 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、ソース(植物油脂、糖類、食塩、香辛料、ごま、チキンエキス、ビーフエキス、粉末レモン(デキストリン、レモン果汁(瀬戸内産レモン果汁30%))、乾燥酵母、香味油、野菜粉末、発酵調味料、デキストリン、酵母エキス)、かやく(キャベツ、味付牛肉)/調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、香料、クチナシ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、カラメル色素、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
栄養成分 1食(109g) |
エネルギー 505kcal たんぱく質 12.4g 脂質 20.3g 炭水化物 68.2g 食塩相当量 4.4g |
発売日 | 2001年2月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2001年2月~ | 112g(めん90g) | 155円 |
2008年1月~ | 114g(めん90g) | 170円 |
2015年1月~ | 111g(めん90g) | 180円 |
2019年6月~ | 109g(めん90g) | 193円 |
2022年6月~ | 109g(めん90g) | 214円 |
2023年6月~ | 109g(めん90g) | 236円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
155円→170円 | 小麦などの穀物類やガソリン価格の高騰により。 |
170円→180円 | 原材料価格の上昇に加え、原油価格の高騰に伴う包装資材、カップ容器等の価格上昇により。 |
180円→193円 | 原材料価格や包装資材価格の高騰に加え、人件費・物流諸費用の上昇が進み、自助努力だけではコスト上昇を吸収しきれないため。 |
193円→214円 | 製品の主原料である小麦粉、食用油脂をはじめとする原材料価格の高騰に加え、包装資材、エネルギー費、物流コストなど諸費用の上昇が続いているため。 |
214円→236円 | 原材料価格の高騰に加え、包装資材、エネルギー費、物流コストなど諸費用の上昇が続いており、自助努力だけではコスト上昇を吸収できない状況になったため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | サンヨー食品株式会社 |
2002年 112g(90g) 155円 | サンヨー食品 商品紹介 |
2008年 170円に値上げ | サンヨー食品 製品情報 |
2015年 180円に値上げ | サンヨー食品 製品一覧 |
2019年 193円に値上げ | サンヨー食品 ニュースリリース |
2022年 214円に値上げ | サンヨー食品 ニュースリリース |
2023年 236円に値上げ | サンヨー食品 ニュースリリース |
サッポロ一番 塩カルビ味焼そばの値上げ解説
カップ焼きそばといえば「ソース」が定番ですが、塩味の焼きそばも根強い人気があります。そんな塩味の焼きそばの中でもちょっと変わり種なのが、サンヨー食品の「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」です。
定番の「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば」から遅れること2年弱、2001年に満を持して発売されたサッポロ一番 塩カルビ味焼そばは、内容量112g(めん90g)、税別155円という規格・価格となっていました。
その後、具材の変更など幾度かのリニューアルによって内容量は数グラム単位で増減するものの、麺重量は90gを継続。価格据え置きで内容量を減らす「ステルス値上げ(実質値上げ)」は行われていないと思っていいでしょう。
2019年に内容量や価格を据え置いたままマヨネーズを廃止するという愚行を行ったオタフクお好みソース味焼そばとは対照的。
一方で価格は他のカップ麺と同様に、2008年に155円から170円、2015年180円、2019年193円、2022年214円、2023年6月には236円へと順調に値上げを繰り返しています。あれよあれよと200円突破ですよ。
こりゃ遠からず250円超えるな。
ただの塩焼きそばではなく、塩味をベースに肉やにんにく、黒胡椒、レモンの風味をプラスしていることもあり、他のカップ焼きそばでは味わえないオンリーワンな存在。好き嫌いはっきり別れる一方、はまる人はとことんはまるかと。
塩焼きそばはソース焼そばほどの人気は望めない一方、根強いファンがいることもあって、大手であれば各社1つ以上はラインナップん加えています。その中でもサンヨー食品のサッポロ一番 塩カルビ味焼そばは屈指の人気を誇ります。
だがな、そんな塩カルビ味焼そばとは別に、サンヨー食品には“もうひとつの塩焼そば”が存在しました。
その名も「サッポロ一番 塩らーめん味焼そば」。
商品名やパッケージデザインを見てもらえば分かるように、「サッポロ一番 塩らーめん」の味を再現した焼きそば。
サンヨー食品の看板商品である「サッポロ一番」の中でも、みそラーメン迫る人気を誇る塩らーめんの焼きそばバージョン…商品開発した担当者は「これは売れるっ!」と思ったんだろうね。
2013年5月に満を持して登場した「サッポロ一番 塩らーめん味焼そば」。しかし思いのほか売れなかったんだろうね。「青しそ&オリーブオイル仕上げ」など迷走した後、2016年7月に登場したのがこれ。
結局塩カルビかよっ!
自社に塩焼きそばの定番商品のひとつである「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」が存在しているにもかかわらず、塩らーめん味焼そばまで塩カルビ味にしてしまう…もちろんレモンも効いている類似品仕様。
もちろん味は多少違うのだろうが、塩カルビ味だけを2品ラインナップするってどう考えてもおかしいよね。なかなかヒットしない塩らーめん味焼そばをどうにか売れる商品にしようと考え抜いて導き出された苦肉の策か。
しかしね、このサッポロ一番 塩らーめん ねぎ塩カルビ風焼そば、内容量は129g(めん100g)と、極めて平凡なカップ焼きそばのそれだったにもかかわらず、希望小売価格は当時の一般的な大盛の価格である税別205円を上回る220円と超割高。
同社のサッポロ一番 塩カルビ味焼そばが111g(めん90g)、マルちゃん 俺の塩が122g(めん100g)で180円だった時に、だ。
塩カルビもろ被りであるうえに割高なサッポロ一番 塩らーめん ねぎ塩カルビ風焼そばは発売から数ヶ月で姿を消し、これにてサッポロ一番 塩らーめん味焼そばの歴史は終焉を迎えた。
…思いっきり脱線しちゃったな…
あのサッポロ一番 塩らーめん味焼そばすら最後はすがってきた「塩カルビ味」。そう考えれば、20年以上にわたって一定の人気を維持している塩カルビ味焼そばは偉大なんだなと再確認できるのではないでしょうか。