日清焼そばU.F.O. 大盛の値上げ情報

日清焼そばU.F.O. 大盛の値上げ情報
メーカー 日清食品株式会社
商品名 日清焼そばU.F.O.大盛
内容量 167g(めん130g)
希望小売価格 271円(税別)
原材料 油揚げめん(小麦粉)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(ソース、糖類、植物油脂、還元水あめ、食塩、香辛料、ポークエキス、ポーク調味油、たん白加水分解物、香味油)、かやく(キャベツ、味付豚肉、青のり、紅生姜)/加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、香料、酸味料、グリセリン、ベニコウジ色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分
1食(167g)
エネルギー 714kcal
たんぱく質 12.4g
脂質 26.3g
炭水化物 107.1g
食塩相当量 7.6g
発売日 1991年2月

価格・内容量推移
年月日 内容量(中辛) 希望小売価格(税別)
1991年2月~ 不明(めん130g) 不明
1996年2月~ 164g(めん130g) 175円
2001年1月~ 167g(めん130g) 175円
2008年1月~ 167g(めん130g) 190円
2015年1月~ 167g(めん130g) 205円
2019年6月~ 167g(めん130g) 220円
2022年6月~ 167g(めん130g) 245円
2023年6月~ 167g(めん130g) 271円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
175円→190円 小麦の政府売渡価格の大幅引き上げに加え、パーム油や包装資材、具材、スープ原料など原材料価格の高騰により、コストアップを抑える企業努力が限界に近づいたため。
190円→205円 新興国の需要拡大や円安により原材料価格の上昇が続き、包装資材や物流コストも高騰しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。
205円→220円 具材、包材などの原材料や資材価格が高騰、加えて製造労務費や物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となったため。
220円→245円 小麦の価格が大幅に高騰していることに加え、包材をはじめ資材価格やエネルギー費、物流費も上昇しており、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となり、やむを得ず価格改定。
245円→271円 原材料や包装資材の価格高騰に加え、エネルギーコストも大幅な上昇が続いており、全社を挙げ効率化・合理化を進め価格維持に努めるも、自助努力だけではコスト吸収は困難に。

参考サイト
公式サイト 日清食品株式会社
1996年 164g 175円 日本食糧新聞
2001年 167g 175円 日清食品 ニュースリリース
2008年 190円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2015年 205円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2019年 220円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2022年 245円に値上げ 日清食品 ニュースリリース
2023年 271円に値上げ 日清食品 ニュースリリース

日清焼そばU.F.O.大盛の値上げ解説

日本で最も食べられているカップ焼きそばといえば「日清焼そばU.F.O.」。レギュラーサイズでは物足りないという食いしん坊のために登場したのが「日清焼そばU.F.O. 大盛」です。

レギュラーサイズのU.F.O.発売から15年経った1991年に発売され、麺の重量は発売当初から現在と変わらぬ130g。常識的な食欲しか持ち合わせない中年は胃もたれ必至ですよ。

1991年、発売当初の日清焼そばU.F.O.大盛

そんな胸焼け製造機の日清焼そばU.F.O. 大盛、2007年までの希望小売価格は税別175円と、なかなかに良心的なお値段。

しかし2008年に190円に値上げ。理由は小麦の政府売渡価格の高騰や、梱包資材、他の原材料価格の上昇など。確かにこの時期の小麦価格の上昇っぷりは異常だったので、値上げは致し方ないといえるでしょう。

なお、直後にリーマンショックが起き、小麦含め様々な商品価格が暴落した時は値下げしていない。一度上げた価格は絶対に下げない姿勢が見て取れる。

また、原材料価格や資材価格の高騰を理由に2015年には205円、2019年220円、2022年6月には245円へ値上げ。さらに2023年6月にはほとんどのカップ麺が10~13%値上げされ、U.F.O. 大盛の価格は271円に。

大盛りとはいえ、一般的な実勢価格は200円前後。決して安くはない。

太めのストレート麺を使用し、かつ濃い目のソースで味付けしている日清焼そばU.F.O. 大盛は、多くの人が抱く焼きそばの味に近い存在と言えるでしょう。しかしそれはあくまでも「カップ焼きそばの中では相対的に」の話。

店で提供される焼きそばと比較してしまうと、具材はしょぼく、焼くことで発生する香ばしい匂いもなく、そこから導き出される味は「焼きそばっぽいジャンクフード」そのもの。ペヤングに比べればましだが。

そもそもU.F.O.大盛は高すぎるんだよね。カップ焼きそばシェアNO.1の座と「日清食品」のブランドがそうさせるのか、他の大盛りに比べコスパが悪いんですよね。

例えばマルちゃんの「ごつ盛り ソース焼そば」はレギュラーサイズで171g(めん130g)と、U.F.O.大盛とほぼ同じ内容量であるうえに、からしマヨネーズまで付いてくる。もちろん価格は他のごつ盛り同様安価だ。

また、ライバルであるペヤングの「超大盛」は2022年まで230円と、当時220円だったU.F.O.大盛に比べ10円高かった。しかし多くのカップ麺が値上げを行った2022年、ペヤングを製造販売するまるか食品は値上げしないことを発表。

その結果U.F.O. 大盛の方が高くなるという逆転現象が。

ただねぇ…内容量237g(めん180g)と圧倒的な量を誇るペヤング超大盛がかなりお得なのは間違いないが、こんなもん食べた日にゃ、1日中焼きそば味のげっぷが止まらんぞ。

どうしてもU.F.O.の味じゃないと嫌だ…というこだわりがないようであれば、ごつ盛り ソース焼そばやペヤング超大盛の方がお得感があるといえるでしょう。

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