ビフィズス菌SP株ヨーグルトドリンク値上げ情報
メーカー | 雪印メグミルク株式会社 |
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商品名 | 恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ |
内容量 | 100g |
希望小売価格 | 130円(税別) |
原材料 | <ヨーグルト部>:生乳、乳製品、糖類(異性化液糖・砂糖)、ガラクトオリゴ糖シロップ、レモン果汁/増粘多糖類、香料
<カプセル部>植物油脂、ゼラチン、ビフィズス菌末、でん粉/グリセリン、乳化剤(大豆由来)、ゲル化剤(ペクチン)、pH調整剤 |
栄養成分 1本(100g) |
エネルギー 74kcal たんぱく質 3.0g 脂質 1.1g 炭水化物 13.1g 食塩相当量 0.10g |
発売日 | 2007年3月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
生きて届けるビフィズス菌のむヨーグルト | ||
2007年3月~ | 200g | 100円 |
2008年4月~ | 200g | 105円 |
2009年3月~ | 190g | 105円 |
恵 megumi 生きて届けるビフィズス菌カプセルのむヨーグルト | ||
2011年3月~ | 190g | 105円 |
恵 megumi ビフィズス菌SP株カプセルヨーグルト ドリンクタイプ | ||
2014年4月~ | 100g | 105円 |
2019年4月~ | 100g | 110円 |
恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ | ||
2023年4月~ | 100g | 130円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
100円→105円 | 乳製品や農産物等の原材料価格、資材価格、エネルギーコスト等が大幅に上昇、今後もこの状況は継続すると見込まれ、これ以上のコスト吸収は不可能との判断から価格改定。 |
200g→190g | なし |
190g→100g | 手軽に毎日続けて飲めるようおいしさを追求した。また、手にフィットしやすいボトル容器を開発し、口当たりのよい飲み口とボトルの形状を工夫した。 |
105円→110円 | 酪農生産基盤の強化と国産乳製品の安定的供給を図る為、2019年4月より生乳取引価格の引き上げで合意。さらに原材料や包装資材などのコスト上昇は企業努力による吸収の限界に。 |
110円→130円 | 2023年4月より加工用生乳取引価格の引き上げで合意。また生乳生産量はオセアニアを中心に低調に推移し国際乳製品相場が高騰、コスト上昇は企業努力による吸収の範囲を超えた。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 雪印メグミルク株式会社 |
2007年 200g 100円 | 日本ミルクコミュニティ ニュースリリース |
2008年 105円に値上げ | 日本ミルクコミュニティ ニュースリリース |
2009年 190gに実質値上げ | メグミルク 商品カタログ |
2014年 100gに大幅実質値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2019年 110円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2023年 130円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
ビフィズス菌SP株ヨーグルトドリンクの値上げ解説
1995年から販売されている「恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト(旧ビフィズスカプセルヨーグルト)」の飲むヨーグルト版として「生きて届けるビフィズス菌のむヨーグルト」が発売されたのは2007年3月。
当時の内容量は200g、価格は税別100円でした。翌2008年に105円に値上げされ、2009年190gにステルス値上げ。
当時メグミルクブランドのヨーグルトを製造・販売していた日本ミルクコミュニティを雪印メグミルクが合併吸収した2011年には「恵 megumi」ブランドに移行するも、内容量・価格に変更なし。
しかしな、2014年にとんでもない事態が起こる。
2014年、当時110ml入りだった「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」の容器を変更し100gに減量したのと同時に、恵 megumi ビフィズス菌 SP 株カプセルヨーグルト ドリンクタイプも同じ容器に変更したのだ。
それまで「毎日骨太」や「プルーンFe」の飲むヨーグルトと同じ190g入りの紙パックを使用していたというのに、値段据え置きのまま一気に100gへと激減。減少率は驚異の47%!!
値上げやステルス値上げについて様々な商品を調査してるが、一気に47%減らすステルス値上げというのはなかなかお目にかかれない。
でもね、雪印メグミルク的には「新商品の発売であるため、価格据え置きで内容量を減らすステルス値上げではない」という体なんだろう。
実際、ドリンクタイプではない「恵 megumi ビフィズス菌 SP 株 カプセルヨーグルト」や「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」は内容量や価格に変更はなく、ニュースリリースでもはっきりと「リニューアル」と書いている。
で、内容量を10g(厳密には15gくらい)減らした「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」と、ほぼ半減の「恵 megumi ビフィズス菌 SP 株カプセルヨーグルト ドリンクタイプ」は新発売ということらしい。
やっていることは、計画倒産して名前だけ変えて新しい会社を興す連中と同じレベルだよ。ああ、そういえば雪印もとんでもない不祥事を立て続けに起こして、事実上の操業停止・解体から、雪印メグミルクに看板を掛け変えた会社だったね。
これだけ内容量を激減させてもなお雪印メグミルクの利益追求は止まらず、2019年に110円、2023年4月には一気に130円に値上げ。もう好きにしてくれ。
2007年に発売された当初は他のメグミルクブランドの飲むヨーグルトと同じ200gという内容量だったにもかかわらず、豪快なステルス値上げで100gへと半減した「恵 megumi ビフィズス菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」。
まあ、うん…雪印って感じ。