フィラデルフィア クリームチーズの値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
---|---|
商品名 | フィラデルフィア クリームチーズ |
内容量 | 200g |
希望小売価格 | 480円(税別) |
原材料 | 生乳、クリーム、食塩/安定剤(ローカストビーンガム) |
栄養成分 (100g当たり) |
エネルギー 309kcal たんぱく質 7.9g 脂質 29.6g 炭水化物 2.7g 食塩相当量 0.9g |
発売日 | 1970年 |
価格・内容量推移 | ||
---|---|---|
年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2001年時点 | 250g | 400円 |
~2008年2月 | 250g | 440円 |
2008年3月~ | 250g | 480円 |
2011年1月~ | 200g | 420円 |
2014年8月~ | 200g | 450円 |
2018年5月~ | 200g | 480円 |
2023年4月~ | 200g | 540円 |
値上げ理由・建前 | |
---|---|
タイミング | 公表内容 |
400円→440円 | 不明 |
440円→480円 | 原料であるチーズ高騰のため2007年9月に価格改定を実施したが、前回を上回る外部環境の激変と、原料チーズを取り巻く一層の厳しい環境が今後も予想されることから。 |
250g→200g 480円→420円 |
簡単においしいチーズケーキを作ってもらうため、より使いやすくリニューアル。保存に便利なプラスチック容器に変更。 |
420円→450円 | 国内の生乳生産量は、生産者戸数や乳牛飼養頭数の減少、生産コストの上昇などにより不足が続いており、酪農の生産基盤安定化を図るため、乳価の引き上げ要請を受諾。それにより価格改定を実施。 |
450円→480円 | 世界的な乳製品需要の大幅増加の影響を受け、輸入原料チーズの価格は高値推移の状況が継続すると見られ、自助努力によるコスト低減が限界を超えると判断。 |
480円→540円 | 原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
参考サイト | |
---|---|
公式サイト | 森永乳業株式会社 |
2001年 250g 400円 | 森永乳業 商品紹介 |
2008年 480円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2011年 200g 420円 | 森永乳業 ニュースリリース |
2014年 450円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2018年 480円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 540円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
フィラデルフィア クリームチーズの値上げ解説
日本において、最も人気があるクリームチーズといえば…そう「kiri」です。しかし、チーズケーキを作る際などに使用する、ブロックタイプのクリームチーズとして最も支持されているのは…そう、雪印の「クリームチーズ」。
いやいや、フィラデルフィア クリームチーズだって雪印のクリームチーズに負けてないはずよ。だって、スーパーのブロックタイプのクリームチーズ売り場を見ると、雪印とフィラデルフィアはどの店にも置いてあるじゃん。
…それはさておき、フィラデルフィア クリームチーズの過去の内容量や価格を調べてみると、2001年時点で内容量250g、価格は税別400円。その後2008年2月までは内容量250g、価格は税別440円だったことが確認できます。
ただ、森永乳業は2007年9月にチーズの値上げを行っているため、ここでも値上げされている可能性がありますが、この時どの商品がどのくらい値上げされたのか確認できないため割愛しています。
2008年、大規模なチーズの値上げが行われ、フィラデルフィア クリームチーズはそれまでの440円から480円に。
そして2011年のリニューアルでは「使いやすくリニューアル」という名目で、内容量を200gに減らしたうえで価格を420円に値下げ。内容量的には20%減、価格は12.5%値下げであるため、実質的な値上げということになりますね。
むしろ使いづらくなってるじゃん…
ちなみにこの時、従来の銀紙(アルミ?)の包装からプラスチック容器に変更になっています。このあたりが「使いやすくなった」とする理由なんだろうけど…そんなところに余計なコストをかけるより、少しでも安くしてくれよと。
その後は2014年に450円、2018年480円、2023年4月には540円に値上げします。スーパーなどでの実売価格は350~400円ほど。内容量的には雪印のブロックタイプのクリームチーズと同じだが、価格はフィラデルフィアのほうがちょっと高い印象。
チーズケーキづくりには絶対に欠かすことができないクリームチーズ。水切りヨーグルトを使用する“なんちゃってチーズケーキ”のレシピも存在するが、クリームチーズと生クリームを使用したチーズケーキの濃厚な味わいは比べ物にならない。
ところでさぁ、チーズケーキに使用するブロックタイプのクリームチーズって様々なメーカーから販売されているよね。
森永のフィラデルフィアもそうだし、雪印、kiriなどのブランドから、安いプライベートブランドや業務スーパーの商品、CGCなど、選択肢は複数存在する。
これらメーカーの違いによって、チーズケーキの味ってやっぱり変わってくるものなのかな?
私は貧乏性だから、かつては安く買うことができた業務スーパーのクリームチーズしか使ったことはないが、ゼラチンで固めるレアチーズケーキも、オーブンで焼くベイクドチーズケーキも、安物のチーズケーキよりよっぽど美味しいレベルに仕上がった。
これ、フィラデルフィアや雪印メグミルクなどの一流メーカーのものであれば、もっと美味しくなるのかな? 貧しい舌しか持ち合わせていない私でも「こいつはうめぇ!」と違いを感じるほどに。
色々なメーカーのクリームチーズを使って味の検証した猛者の意見を聞いてみたいところだわ。
ま、業務スーパーのクリームチーズが安く買えたのは2022年以前までの話。近年の業務スーパーのすさまじい値上げにより、現在は特売時など雪印やフィラデルフィアのクリームチーズの方が安く買えることもあるため、今度チーズケーキを作るときはフィラデルフィアを使ってみよう。
追記
で、実際にフィラデルフィアクリームチーズが安い時に購入しチーズケーキを作ってみたのだが…私の貧相な味覚では違いが分からなかった。同時進行で食べ比べれば違いに気付くのかもしれないが、そうでなければ分かりゃせんよ。