森永アロエヨーグルトの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
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商品名 | 森永アロエヨーグルト |
内容量 | 118g |
希望小売価格 | 137円(税別) |
原材料 | アロエベラ(葉内部位使用)、生乳、乳製品、砂糖、乳たんぱく質/香料、増粘多糖類、酸味料 |
栄養成分 (1個118g当たり) |
エネルギー 101kcal たんぱく質 3.9g 脂質 2.6g 炭水化物 15.6g 食塩相当量 0.13g |
発売日 | 1994年12月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
1994年12月~ | 120g | 120円 |
2002年13月~ | 130g | 120円 |
2008年3月~ | 125g | 120円 |
2014年~ | 118g | 120円 |
2015年3月~ | 118g | 125円 |
2019年4月~ | 118g | 130円 |
2022年11月~ | 118g | 137円 |
2023年4月~ | 118g | 147円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
120g→130g | パッケージデザイン変更。 |
130g→125g | 長期にわたる世界的な乳製品の需要増による乳原料の高騰や、異常気象による穀物類の不足、原油高などのコストアップに対し、自助努力のみのコスト吸収が限界を超えたため。 |
125g→118g | パッケージリニューアル。 |
120円→125円 | 昨今、国内酪農経営は飼料価格の高騰などにより経費が上昇、厳しい状況にあって酪農生産者戸数や生乳生産量が減少。国産の乳製品を安定的に供給していくため生乳取引価格引き上げに伴い価格改定。 |
125円→130円 | 国内酪農経営は厳しい状態が続いており、国産の安全で安心な乳製品を安定的に供給していくため、原料となる生乳取引価格を引き上げることで合意。これら要因により企業努力によるコスト吸収が限界に。 |
130円→137円 | 急激な飼料価格の高騰やエネルギーコストなど生乳生産経費が上昇し、国内酪農経営は大変厳しい状況に。当社においてもコストの急上昇や人件費・物流費の高騰によりコスト吸収の限界を超えたため。 |
137円→147円 | 原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
1994年 120g 120円 | 日本食糧新聞 |
2002年 130gに実質値下げ | 日本食糧新聞 |
2008年 125gに実質値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2015年 118g 125円 | 森永乳業 ニュースリリース |
2019年 130円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2022年 137円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 147円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
森永アロエヨーグルトの値上げ解説
乳製品をメインに製造販売している企業において、日本でも1、2を争っているにもかかわらず、雪印や明治ほどヒット商品に恵まれていない印象がある森永乳業。よく言えば堅実、悪く言えば企業規模のわりに影が薄い。
そんな森永乳業のヨーグルト群の中で、数少ない「NO.1」といえるのが「森永アロエヨーグルト」です。…まあ、NO.1といっても、ヨーグルト全体ではなく、「フルーツヨーグルト」というジャンルでの話だが。
そんな森永アロエヨーグルトが発売されたのは1994年のこと。アロエ入りのヨーグルトって、昔からあるド定番の印象があるものの、この森永アロエヨーグルトが日本初ということなので、登場から30年ほどしか経っていないんだね。
森永アロエヨーグルトが1994年に発売された当時の内容量は120g、価格は120円となっていました。その後2002年には価格据え置きで、内容量を130gに増量します。いわゆる“実質値下げ”ですね。
しかし2008年3月に内容量を125gに減らす実質値上げを行い、2014年には118gに。2015年、価格を125円に値上げ。2019年にはさらに5円値上げして130円、2022年137円、そして2023年4月には147円に値上げします。
…17年足らずで実質2倍をゆうに超える価格になったチーズに比べると、森永アロエヨーグルトの値上げはずいぶんと緩やかだな。発売時と比べ、内容量は2gしか減ってないし、値上げ幅も27円…ヨーグルトって利益率高いんだろうな。
私が子供の頃、親戚が「アロエは体に良いんだ」とか言って、鉢に植えていた大きいアロエを切って、皮をむいて食べていたんですよね。
で、子供の私に「ちょっと舐めってみなよ」と言って、アロエの切り口をこちらによこした。皮が付いたままの切り口をな。何も知らない私は言われるがままにペロッと舐めたわけだが…
その悪夢のような苦さたるや…そりゃそうだ、アロエは皮に苦味成分が集中しているんだから。みかんを食べても苦さは全く消えず、牛乳飲んでも焼け石に水。あまりの苦さに悶絶したわ。私の人生において最も苦かったのは間違いない。
その記憶が残っていたため、アロエヨーグルトには恐怖しか感じなかった。
んが、いざ思い切って食べてみたら「何これうま~」ってなった。アロエなのに全然苦くない…どころか、すごくさわやかな風味。アロエの果肉自体は無味らしいので、何らかの風味や味を付けているんだろうけど…何の味だ?
マスカット? ライチ?
ほとんどの人…とりわけ若い人は経験したことがないであろうアロエの苦さ。当時は半べそかきながら恨めしく思ったものだが、今思えば貴重な体験をしたのかもしれない。…2度と経験したくはないがな。