クラフト チェダースライスの値上げ情報

クラフト チェダースライスの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 森永乳業株式会社
商品名 クラフト ワールドセレクト チェダースライス
内容量 112g(7枚)
希望小売価格 420円(税別)
原材料 ナチュラルチーズ、ホエイパウダー/乳化剤、カロテノイド色素、(一部に乳成分を含む)
栄養成分
(1枚17g当たり)
エネルギー 54kcal
たんぱく質 3.0g
脂質 4.5g
炭水化物 0.4g
食塩相当量 0.5g
発売日 不明

価格・内容量推移
年月日 内容量 希望小売価格(税別)
2004年3月~ 160g(10枚) 300円
2006年頃~ 180g(10枚) 300円
2007年9月~ 180g(10枚) 330円
2008年3月~ 144g(8枚) 330円
2008年9月~ 144g(8枚) 360円
2013年~ 136g(8枚) 360円
2014年3月~ 119g(7枚) 360円
2018年5月~ 119g(7枚) 380円
2022年4月~ 119g(7枚) 400円
2022年10月~ 112g(7枚) 420円
2023年4月~ 112g(7枚) 445円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
160g→180g なし
300円→330円 なし
180g→144g 原料であるチーズ高騰のため2007年9月に価格改定を実施したが、前回を上回る外部環境の激変と、原料チーズを取り巻く一層の厳しい環境が今後も予想されることから。
330円→360円 世界的な乳製品の需要拡大や生乳生産量低下により輸入原料チーズなどの相場が著しく高騰の一途を辿り、また原油価格の高騰による資材価格やエネルギーコストの上昇が続いているため。
144g→136g なし
136g→119g 世界的な乳製品需要の増加、為替相場の影響などにより、輸入原料チーズの価格は高値推移が続き、また為替・穀物相場の情勢に起因する飼料価格高騰やエネルギーコスト上昇が限界を超えたため。
360円→380円 世界的な乳製品需要の大幅増加の影響を受け、輸入原料チーズの価格は高値推移の状況が継続すると見られ、自助努力によるコスト低減が限界を超えると判断。
380円→400円 中国をはじめとする世界的な乳製品の需要拡大による原料チーズの価格高騰に加え、原油価格の高騰による包装資材、物流コストの上昇により、企業努力のみのコスト吸収が限界を超えたため。
119g→112g
400円→420円
世界的な需要の増加や生産国における天候不順などの影響を受け、輸入乳原料、油脂類、野菜の価格は大幅に高騰。企業努力のみのコスト吸収では限界を超える水準になったため。
420円→445円 原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。

参考サイト
公式サイト 森永乳業株式会社
2004年 160g 300円 森永乳業 ニュースリリース
2006年頃 180gに実質値下げ 森永乳業 商品情報
2008年 144gにステルス値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2008年 360円に値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2013年 136gにステルス値上げ 森永乳業 商品情報
2014年 119gにステルス値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2018年 380円に値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2022年4月 400円に値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2022年10月 112g・420円に値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2023年 445円に値上げ 森永乳業 ニュースリリース

クラフト チェダースライスの値上げ解説

一般的なスライスチーズに比べコクがあるのが特徴のチェダーチーズ。そのチェダーチーズをスライスチーズにしたのが、森永乳業の「クラフト ワールドセレクト チェダースライス」です。

このクラフト ワールドセレクト チェダースライス、2004年のリニューアル時点での内容量は160g(10枚)、価格は税別300円となっていました。

当時のクラフト スライスチーズが180g(10枚)300円という規格・価格だったので、クラフト チェダーチーズは1枚当たり2g少ない、ちょっとリッチなスライスチーズという位置付けだったことが見て取れます。

そんな“プチ高級路線”から“普通のスライスチーズの一種”に変更されたのが2006年頃。それまで160gだった内容量が、普通のスライスチーズと同じ180gに増やされたのです。もちろん価格を据え置いたままね。

「チェダー100%使用」という点など、質に関しても維持されていることから、実質値下げといって差し支えないでしょう。

その後、2007年9月に330円に値上げし、半年後の2008年3月に8枚(144g)へとステルス値上げ、さらに半年後には360円に値上げという流れは、森永乳業の他のスライスチーズとまったく同じ。理由は原材料であるチーズなどの価格高騰。

しかし2013年になり、クラフト チェダースライスは枚数や価格はそのままに1枚18gから17gに減量します。

2011年に「ワールドセレクトシリーズ」としてリニューアルした際、モッツァレラスライスのみ1枚17gで、チェダースライスは18gを維持していましたが、2013年になって同じワールドセレクトシリーズとして17gに減らした…といったところか。

ま、典型的なステルス値上げだね。

2014年にはさらに1枚減って7枚(119g)にステルス値上げし、2018年に380円、2022年には2度値上げが行われ、4月に400円、10月には1枚当たり16g(7枚計112g)に減らしたうえ、420円に値上げする鬼畜っぷり。そして2023年4月には445円に。

2006年時点では180gで300円だったため、1gあたり1.66円。2023年4月からは112g445円なので、1gあたり3.97円と、17年でおよそ2.4倍となる値上げが行われたことになる。

給料横ばいが続く中、チェダースライスの価格は2.4倍…恐ろしい…

業務スーパーには20枚入り(300g)のチェダースライスが350~400円くらいの価格で売られている。こちらもずいぶん値上げされたとはいえクラフト ワールドセレクト チェダースライスに比べればまだ安いといえるが、味は違うのだろうか?

業務スーパーの激安チェダースライスチーズ

ちなみにクラフト ワールドセレクト チェダースライスの実売価格は250~300円ほど。内容量から考えると、業務スーパーのそれは半額以下ということになる。

この業務スーパーの激安チェダースライス、安いこともあり私自身何度も買って食べたことがある。はっきり言って「普通のスライスチーズと何が違うんだ?」というのが率直な感想。

私の舌が鈍感すぎるのか、業務スーパーのチェダースライスは色が違うだけで一般的なスライスチーズと大差ない味なのか…

それに対し、クラフト ワールドセレクト チェダースライスは天下の森永乳業製。業務スーパーの激安チェダースライスとは違い、チェダーチーズ本来の豊かなコクが味わえるのかもしれないが…

それを試してみようにも、割高なクラフト チェダースライスを貧乏人の私が買うというのはハードルが高い。実際に商品を手に取った日にゃ、そのあまりの高級オーラに手がプルプルしちゃうよ。レジに向かう足はガクガクよ。

…ま、貧乏人には無縁な商品だよね。誰かレビューよろしく。(他力本願)

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