ビヒダス プレーンヨーグルトの値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
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商品名 | ビヒダス プレーンヨーグルト |
内容量 | 400g |
希望小売価格 | 230円(税別) |
原材料 (プレーン) |
生乳、乳製品 |
栄養成分 (100g当たり) |
エネルギー 65kcal たんぱく質 3.7g 脂質 3.1g 炭水化物 5.5g 食塩相当量 0.13g |
発売日 | 1978年(脂肪0は2008年12月) |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
1978年~ | 500g | 不明 |
1992年時点 | 520g | 不明 |
~2008年3月 | 500g | 200円 |
2008年3月~ | 500g | 210円 |
2009年6月~ | 450g | 210円 |
2015年4月~ | 400g | 210円 |
2019年4月~ | 400g | 220円 |
2022年11月~ | 400g | 230円 |
2023年4月~ | 400g | 240円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
200円→210円 | 長期にわたる世界的な乳製品の需要増による乳原料の高騰や、異常気象による穀物類の不足、原油高などのコストアップに対し、自助努力のみのコスト吸収が限界を超えたため。 |
500g→450g | 日本の酪農生産者の経営は厳しい状況にあり、2008年度は二度の生乳取引価格引き上げが行われた。これらコストアップは企業努力のみで吸収する限界を超えるものになった。 |
450g→400g | ビヒダス BB536シリーズの特長である酸味を抑えたまろやかな味わいと、それゆえに菌が生きたまま大腸に到達できることを伝えると共に、シリーズの統一感を高めたデザインにリニューアル。 |
210円→220円 | 国内酪農経営は厳しい状態が続いており、国産の安全で安心な乳製品を安定的に供給していくため、原料となる生乳取引価格を引き上げることで合意。これら要因により企業努力によるコスト吸収が限界に。 |
220円→230円 | 急激な飼料価格の高騰やエネルギーコストなど生乳生産経費が上昇し、国内酪農経営は大変厳しい状況に。当社においてもコストの急上昇や人件費・物流費の高騰によりコスト吸収の限界を超えたため。 |
230円→240円 | 原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
1978年 500g | 発売時のパッケージ画像 |
1992年 520g | 1992年当時のパッケージ画像 |
2008年 210円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2009年 450gに実質値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2015年 400gに実質値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2019年 220円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2022年 230円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 240円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
ビヒダス プレーンヨーグルトの値上げ解説
プレーンヨーグルトといえば、明治の「ブルガリアヨーグルト」が圧倒的知名度とシェアを握っており、そこにどうにか食らいつこうと頑張っているのが、森永乳業の「ビヒダス プレーンヨーグルト」というイメージ。
そんなビヒダス プレーンヨーグルトが発売されたのは1978年。ブルガリアヨーグルトの発売は1973年(前身の明治プレーンヨーグルトは1971年)であることから、パイオニアに勝てない後発商品という構図が見えてきます。
ビヒダス プレーンヨーグルト発売時の内容量は500ml、価格は知らん。
以前のプレーンヨーグルトは500gというイメージがあったため、ビヒダス プレーンヨーグルトも発売から数十年にわたり500g(500ml)を貫いてきたのかと思いきや、1992年頃のパッケージには「520g」の文字が。
その当時、明治のブルガリアヨーグルトも550gに増やしていた時期があったことから、この頃は増量する流れになっていたのかもしれない。もしくは値上げを伴って増量した可能性も捨てきれないか。
しかしそれも長くは続かず、あっという間に500gに戻っている。
ちなみに、内容量と価格がはっきりと確認できるのは2008年以前の、内容量500g、税別200円。その後2008年3月に210円に値上げしています。
2009年には長く守られてきた「内容量500g」を捨て、450gにステルス値上げ。2015年にも減量が行われ、現在まで続く400gになっています。
そして2019年に220円、2022年230円、2023年4月には240円に値上げされると。
余談になりますが、ビヒダス プレーンヨーグルトは2008年に「脂肪ゼロ」を発売しています。脂肪ゼロ…「これ食っときゃデブ化を抑制できる」と期待せずにはいられない、なんとも甘美な響きだな。
栄養成分にどのくらいの違いがあるのかというと…
(100g当たり) | レギュラー | 脂肪ゼロ |
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エネルギー | 65kcal | 46kcal |
たんぱく質 | 3.7g | 4.2g |
脂質 | 3.1g | 0g |
炭水化物 | 5.5g | 6.5g |
塩分相当量 | 0.13g | 0.13g |
カルシウム | 120mg | 150mg |
脂肪ゼロは脂質が0gである一方、たんぱく質と炭水化物、カルシウムがやや多め、そしてカロリーは100g当たり19kcal少ない。400g食べれば76kcalの差になるのだから馬鹿にできない。
が、アイスクリームや生クリームなどを見ても分かるように、乳脂肪分はコクやまろやかさに直結する、美味しさの源でもある。つまり脂肪ゼロのヨーグルトは普通のヨーグルトに比べ不味いというのが通説です。
私はヨーグルトの味にこだわりなどないから、どうでもいいんだけどな。
普通のビヒダス プレーンヨーグルトも脂肪ゼロも内容量・価格ともに一緒。であれば私は脂肪ゼロを手に取るが…一般的には美味しいとされる普通のプレーンヨーグルトを買う人が多いんだろうな。