森永アロエヨーグルト 2連の値上げ情報
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メーカー | 森永乳業株式会社 |
商品名 | 森永アロエヨーグルト 2連 |
内容量 | 80g×2 |
希望小売価格 | 260円(税別) |
原材料 | アロエベラ(葉内部位使用)(タイ産)、生乳、乳製品、砂糖、乳たんぱく質/香料、増粘多糖類、酸味料 |
栄養成分 (1個80g当たり) |
エネルギー 69kcal たんぱく質 2.6g 脂質 1.8g 炭水化物 10.7g 食塩相当量 0.08g |
発売日 | 1994年12月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
1994年12月~ | 90g×2 | 180円 |
2008年3月~ | 85g×2 | 180円 |
2014年~ | 80g×2 | 180円 |
2015年3月~ | 80g×2 | 190円 |
2019年4月~ | 80g×2 | 200円 |
2022年11月~ | 80g×2 | 210円 |
2023年4月~ | 80g×2 | 220円 |
2024年10月~ | 80g×2 | 240円 |
2025年1月~ | 80g×2 | 260円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2008年3月 90g→85g |
長期にわたる世界的な乳製品の需要増による乳原料の高騰や、異常気象による穀物類の不足、原油高などのコストアップに対し、自助努力のみのコスト吸収が限界を超えたため。 |
2014年 85g→80g |
パッケージリニューアル。 |
2015年3月 180円→190円 |
昨今、国内酪農経営は飼料価格の高騰などにより経費が上昇、厳しい状況にあって酪農生産者戸数や生乳生産量が減少。国産の乳製品を安定的に供給していくため生乳取引価格引き上げに伴い価格改定。 |
2019年4月 190円→200円 |
国内酪農経営は厳しい状態が続いており、国産の安全で安心な乳製品を安定的に供給していくため、原料となる生乳取引価格を引き上げることで合意。これら要因により企業努力によるコスト吸収が限界に。 |
2022年11月 200円→210円 |
急激な飼料価格の高騰やエネルギーコストなど生乳生産経費が上昇し、国内酪農経営は大変厳しい状況に。当社においてもコストの急上昇や人件費・物流費の高騰によりコスト吸収の限界を超えたため。 |
2023年4月 210円→220円 |
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
2024年10月 220円→240円 |
アロエ葉肉のみずみずしい食感と、爽やかでコクのあるヨーグルトのおいしさはそのままに、定番2品のアロエ葉肉量と粒数を増量しリニューアル。 |
2025年1月 240円→260円 |
「森永アロエヨーグルト」シリーズに使用しているアロエ葉肉は、原産国(タイ)における生産コストの上昇や降水量減少の影響でアロエ生産量が減少したことにより、価格が高騰しているため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
1994年 90g×2 180円 | 日本食糧新聞 |
2008年 85g×2に実質値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2015年 80g×2 190円 | 森永乳業 ニュースリリース |
2019年 200円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2022年 210円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 220円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2024年10月 240円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2025年1月 260円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
森永アロエヨーグルト 2連の値上げ解説
フルーツヨーグルトカテゴリにおいてトップシェアを誇るっぽい「森永アロエヨーグルト」。
それだけ美味しいアロエヨーグルトだけに、「2人いるのにアロエヨーグルトは1個しかないんだけど~」という状況に陥った場合、血で血を洗う争いが起こるのは必至。金婚式を迎えたおしどり夫婦も、一気に離婚の危機ですよ。
そんな悲惨な状況を回避するために生まれたであろう画期的商品が「森永アロエヨーグルト 2連」。世界平和に一役買ったという事実を知るものは少ない。
森永アロエヨーグルト 2連が発売されたのは、レギュラーサイズのアロエヨーグルトと同じ1994年12月で、内容量は90g×2、税別120円。
子供2人と母親が食べることを想定した3連や、両親と子供2人を想定した4連ではなく、あえて2連ということは、森永アロエヨーグルトは当初から夫婦やカップルなど大人がメインターゲットだったのかな?
2008年になると、内容量をそれまでの90g×2から85g×2に減らすステルス値上げを実施。また2014年にはさらに5g減って80g×2になっています。
その後は価格面での値上げに舵を切っており、2015年3月に190円、2019年200円、2022年210円、2023年4月に220円へ値上げします。
2024年10月にはアロエ粒数を50%増量するリニューアルを実施。しかしそれに伴って20円値上げし240円に。それから3か月後の2025年1月にはアロエの高騰を理由に260円へ値上げ。
2022年から多くの商品・業種において値上げが常態化したことから、「今のうちに適当な理由をつけて値上げしてしまおう」という便乗値上げも頻発。リニューアルして値上げ、原材料価格の高騰で値上げ…便乗値上げの常套文句よね。
レギュラーサイズの森永アロエヨーグルトが1994年の発売当時の120g・120円から、現在118g・177円と比較的値上げに抑えているのに比べると、2連のほうが値上げや実質値上げをしっかり行っている印象か。
一応、レギュラーサイズ(単品)と2連、どっちがコスパに優れるか、ゲスな計算を行っておきましょうか。
レギュラーサイズの森永アロエヨーグルトは118gで希望小売価格177円なので、1g当たり1.5円。一方の森永アロエヨーグルト 2連は160g・260円なので、1g当たり1.63円。希望小売価格ベースではレギュラーサイズの方が安いことになる。
ただね、冒頭でも触れたように、2連はシェアできるところに大きな意味がある。「てめぇ、アタシのヨグりん(仮名)食いやがったな!」…という無益な争いを回避することができるのよ。
平穏な日常のための出費と考えれば、2連が多少割高でも致し方ないところだろう。そういった状況を見越しての強気な価格設定なんだと思う。(絶対違う)
まあ、レギュラーサイズを2個買えばいいだけの話なんだけどな。