クラフト モッツァレラとろけるスライス値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
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商品名 | クラフト ワールドセレクト モッツァレラとろけるスライス |
内容量 | 119g(7枚) |
希望小売価格 | 420円(税別) |
原材料 | ナチュラルチーズ 、乳たんぱく質、食塩/乳化剤、グリシン、安定剤(増粘多糖類)、酵素、(一部に卵・乳成分を含む) |
栄養成分 (1枚17g当たり) |
エネルギー 49kcal たんぱく質 3.7g 脂質 3.7g 炭水化物 0.3g 食塩相当量 0.3g |
発売日 | 2011年9月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2011年9月~ | 136g(8枚) | 360円 |
2014年3月~ | 119g(7枚) | 360円 |
2018年5月~ | 119g(7枚) | 380円 |
2022年4月~ | 119g(7枚) | 400円 |
2022年10月~ | 112g(7枚) | 420円 |
2023年4月~ | 112g(7枚) | 445円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
136g→119g | 世界的な乳製品需要の増加、為替相場の影響などにより、輸入原料チーズの価格は高値推移が続き、また為替・穀物相場の情勢に起因する飼料価格高騰やエネルギーコスト上昇が限界を超えたため。 |
360円→380円 | 世界的な乳製品需要の大幅増加の影響を受け、輸入原料チーズの価格は高値推移の状況が継続すると見られ、自助努力によるコスト低減が限界を超えると判断。 |
380円→400円 | 中国をはじめとする世界的な乳製品の需要拡大による原料チーズの価格高騰に加え、原油価格の高騰による包装資材、物流コストの上昇により、企業努力のみのコスト吸収が限界を超えたため。 |
119g→112g 400円→420円 |
世界的な需要の増加や生産国における天候不順などの影響を受け、輸入乳原料、油脂類、野菜の価格は大幅に高騰。企業努力のみのコスト吸収では限界を超える水準になったため。 |
420円→445円 | 原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
2011年 136g 360円 | 森永乳業 ニュースリリース |
2014年 119gにステルス値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2018年 380円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2022年 400円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2022年10月 112g・420円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 445円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
クラフト モッツァレラとろけるスライス値上げ解説
一般的にモッツァレラチーズといえば丸くて白い塊を思い浮かべる人が大半ではないでしょうか。そんなモッツァレラチーズをスライスチーズにしたのが、森永乳業の「クラフト モッツァレラとろけるスライス」。
クラフト モッツァレラとろけるスライスが登場したのは2011年9月。
この時「ワールドセレクト」のシリーズが新発売され、以前から存在した「チェダースライス」「カマンベール入りスライス」と共に、新たに「モッツァレラとろけるスライス」がラインナップ。
ちなみに、現在カマンベール入りスライスは存在しないらしい。
2011年、クラフト モッツァレラとろけるスライス発売時の規格は、内容量136g(8枚)、希望小売価格360円となっていました。クラフト とろけるスライスより1枚当たり1g少ないものの、価格は同じという設定ですね。
2014年には従来の8枚から7枚(119g)へとステルス値上げが行われ、2018年に380円。2022年になると、新型コロナやロシアのウクライナ侵攻などの影響により2度の値上げが行われ、4月に400円、10月には112gに減らしたうえで420円に値上げします。さらに2023年4月には445円に。
このあたりは他の森永乳業スライスチーズと同じ流れ。
このクラフト モッツァレラとろけるスライスにはモッツァレラチーズが60%使用されているらしい…のだが、モッツァレラチーズって、個人的になんかこう…「これのどこを楽しめというんだ?」って感じなんだが…
以前、球状のモッツァレラチーズを食べてみた際に抱いた印象は、「チーズの風味がない…というか、ほとんど味がしない…」というもの。もっちりした食感を楽しむものなのか? スーパーで300円くらいで売っている安物だからダメなのか?
まあ、モッツァレラチーズは基本的に味付けして食べるものらしいが…「味付けしなければならず、しかもチーズの風味を楽しめないのであれば、わざわざモッツァレラチーズを食べる必要ないじゃん」というのが率直な感想。
「モッツァレラチーズはミルクの風味やコクを楽しむもの」という声もあり、食感や加熱した際の“伸び”も魅力らしい。「なんだこの味のない白い塊は」とか口走ろうものなら、チーズ通から鼻で笑われること必至。
そのモッツァレラチーズを60%使用したクラフト モッツァレラとろけるスライス…どう考えても普通のとろけるスライスより淡白で味薄いよね。1枚当たりの重量も1g少ないし、そんなに需要ないんじゃない?
…と思いきや、結構売れているらしいよ、モッツァレラとろけるスライス。
ま、青カビを蓄え独特の味と匂いのブルーチーズが好きな人は意外と多いし、ウジ虫の力を借りて熟成させ、そのウジ虫ごと食べる「カース・マルツゥ」や、ダニ版の「ミルベンケーゼ」などを好んで食べる人もいるくらいだからねぇ。
チーズは奥が深いわ。