プルーンFe 1日分の鉄分のむヨーグルトの値上げ情報


メーカー	雪印メグミルク株式会社
商品名	プルーンFe 1日分の鉄分のむヨーグルト
内容量	190g
希望小売価格	125円（税別）
原材料	生乳、乳製品、砂糖・異性化液糖、プルーン果汁／香料、クエン酸鉄アンモニウム、葉酸、ビタミンB12（一部に乳成分を含む）
栄養成分 1本（190g）	エネルギー 129kcal たんぱく質 5.7g 脂質 1.7g 炭水化物 22.8g 食塩相当量 0.18g
発売日	1999年9月

価格・内容量推移
年月日	内容量	希望小売価格（税別）
1999年9月～	200ml	100円
2006年9月～	200g	100円
2008年4月～	200g	105円
2009年～	190g	105円
2019年4月～	190g	110円
2022年11月～	190g	115円
2023年4月～	190g	125円

値上げ理由・建前
タイミング	公表内容
100円→105円	乳製品や農産物等の原材料価格、資材価格、エネルギーコスト等が大幅に上昇、今後もこの状況は継続すると見込まれ、これ以上のコスト吸収は不可能との判断から価格改定。
200ml→200g	リニューアル
200g→190g	なし
105円→110円	酪農生産基盤の強化と国産乳製品の安定的供給を図る為、2019年4月より生乳取引価格の引き上げで合意。さらに原材料や包装資材などのコスト上昇は企業努力による吸収の限界に。
110円→115円	酪農生産基盤を守り、国産牛乳・乳製品の安定的供給を図ため、生乳取引価格の引き上げで合意。さらに主要原材料や包装資材、エネルギーなどのコストも上昇しているため価格改定。
115円→125円	2023年4月より加工用生乳取引価格の引き上げで合意。また生乳生産量はオセアニアを中心に低調に推移し国際乳製品相場が高騰、コスト上昇は企業努力による吸収の範囲を超えた。

	参考サイト
公式サイト	雪印メグミルク株式会社
1999年 200ml 100円	日本食糧新聞
2006年 200gに実質値上げ	メグミルク商品カタログ
2008年 105円に値上げ	日本ミルクコミュニティニュースリリース
2009年 190gに実質値上げ	メグミルク商品カタログ
2019年 110円に値上げ	雪印メグミルクニュースリリース
2022年 115円に値上げ	雪印メグミルクニュースリリース
2023年 125円に値上げ	雪印メグミルクニュースリリース

プルーンFe 1日分の鉄分のむヨーグルト値上げ解説

1本飲むだけで1日に必要な鉄分を摂取できる点が売りの雪印メグミルク「プルーンFe 1日分の鉄分のむヨーグルト」。要は「毎日骨太 MBP 1日分のカルシウムのむヨーグルト」の鉄分版だよね。

1999年に発売されたプルーンFeは現在の「1日分の鉄分」が入った商品ではなく「1日分の2分の1の鉄分」しか入っておらず、内容量は200g、税別100円でした。

2006年に内容量を「200ml」から「200g」に変更。

ヨーグルトの比重から「200g＝190ml」ほどなので、量的にはステルス値上げと言える。しかしこのリニューアルで鉄分の配合量を増やし「1日分の鉄分」となったことから、消費者的にはむしろ喜ばしいリニューアルか。

2008年になると、それまでの税別100円から105円に値上げ。翌2009年には10g減らして190g。これ以降は値上げに徹しており、2019年110円、2022年115円、2023年4月には125円に値上げ。

このプルーンFe 1日分の鉄分のむヨーグルト、商品名が示す通り約1日分の鉄分6.8mgに加え、鉄の作用を補助する葉酸とビタミンB12を摂取できることが大きな売り。

でもさ、鉄分をしっかり摂取したいなら、プルーンFeより含有量の多い鉄分と葉酸、ビタミンB12を含有したサプリメントが1か月分500円くらいで買えるし、ヨーグルトも摂取したいなら900g入りくらいの飲むヨーグルトや、400g入りプレーンヨーグルトを買ったほうがビフィズス菌や乳酸菌にこだわることもできるうえ、トータルのコストも安く済む。

気が向いたときにたまに買って飲む程度ならいいが、毎日摂取することが前提であればプルーンFeは明らかに割高。

「味が好き」「手軽さ最優先」という人にとっては価値ある商品なんだろうけど、乳酸菌やビフィズス菌の種類・機能にこだわりたい人や、明らかな鉄分不足を感じている人にとってプルーンFeはどうにも中途半端、器用貧乏。

にもかかわらず、度重なる値上げによって実勢価格は100円ほど。100円出しゃ安いプレーンヨーグルト買えちゃうじゃねぇか！貧乏人なめるなよ！