ネオソフト ハーフの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 雪印メグミルク株式会社 |
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商品名 | ネオソフト ハーフ |
内容量 | 160g |
希望小売価格 | 255円(税別) |
原材料 | 食用植物油脂、食用精製加工油脂、ゼラチン、食塩/乳化剤、香料、酸化防止剤(V.C、V.E)、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆・ゼラチンを含む) |
栄養成分 10gあたり |
エネルギー 36kcal たんぱく質 0.2g 脂質 3.9g 炭水化物 0.0g 食塩相当量 0.13g |
発売日 | 1988年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
1994年9月時点 | 200g | 215円 |
2001年8月時点 | 180g | 200円 |
2008年2月~ | 180g | 220円 |
2008年8月~ | 160g | 220円 |
2021年10月~ | 160g | 230円 |
2022年9月~ | 160g | 255円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
200g→180g 215円→200円 |
不明 |
200円→220円 | 世界的に乳製品需要が拡大している一方、気象要因等に伴う生乳生産量の低下から乳製品供給量が減少。また、バイオエタノール向け穀物需要の増加により原料油の価格が急騰しているため。 |
180g→160g | 現在、原油価格は史上最高水準にあり、穀物相場も高騰、原材料価格は高値推移が継続。また、飼料価格の高騰により生乳価格の大幅な引き上げとなっていることから価格改定および規格変更。 |
220円→230円 | マーガリンや植物性脂肪ホイップ等の主原料となる油脂について、原材料である大豆や菜種、パーム油等の国際価格が大幅に高騰し、コスト吸収が限界に達したため。 |
230円→255円 | 生乳生産量の減少、飼料・エネルギーコスト等の高騰に加え、マーガリンなどの主原料である大豆、菜種及びパーム油等の国際価格の上昇などコストアップが継続しているため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 雪印メグミルク株式会社 |
1994年 200g 215円 | 日本食糧新聞 |
2001年 180g 200円 | 雪印乳業 主要商品のご紹介 |
2008年2月 220円に値上げ | 雪印乳業 雪印商品のご紹介 |
2008年8月 160gに実質値上げ | 雪印乳業 雪印商品のご紹介 |
2021年 230円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2022年 255円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
ネオソフト ハーフの値上げ解説
「美味しくて安いけどカロリーが恐ろしい」と評判(?)のマーガリン。そんなマーガリンのカロリーを半分に抑えた嬉しい商品が雪印メグミルクの「ネオソフト ハーフ」。
1988年に発売されたネオソフト ハーフ。内容量と価格が確認できる最古のものでは1994年時点で内容量200g、税別215円。1998年時点でも同様の内容量と価格となっていました。
しかし2001年時点になると内容量180g、価格は税別200円になっている。200g・215円時に比べ内容量10%減、価格は7%値下げだから「実質値上げ」ということになるでしょう。
2008年2月に原料油などの高騰を理由に220円に値上げし、同年8月にも同様の理由により220円という価格を据え置いたまま160gにステルス値上げ。
その後13年間は160g・220円を維持するも、2021年になると油脂類の高騰を背景に30円へ値上げ。2022年にも原材料価格やエネルギー価格の上昇を理由に255円に値上げし現在に至ります。
複数回の内容量減や値上げを行っているとはいえ、ここ20年値上げが激しい油脂類としては良心的な方なのかもしれません。
このネオソフト ハーフ、通常のネオソフトに比べカロリーを約半分に抑え、かつコレステロールがゼロという点は嬉しい限り。でもどうやってカロリーを半分に抑えているんだ?
マーガリンのバカ高いカロリーは1gあたり9kcalもある油脂を高い割合で配合しているから。通常のネオソフトの油脂含有率は66%です。ちなみにダイエットの敵である糖質は1gあたり4kcalだから、油脂類のカロリーは群を抜いている。
一方のネオソフト ハーフの油脂類含有率は39%と、通常のネオソフトに比べかなり少ない。これがカロリー半分の大きな理由ですね。油脂含有率が少ないためあっさりした軽い味わいになり、テクスチャも柔らかめになるのは仕方ないところ。
通常のネオソフトとネオソフト ハーフの原材料を見比べてみると、ネオソフト ハーフにはゼラチンと酸化防止剤(ビタミンC・ビタミンE)が追加されています。
さらに香料で風味を出すことで、カロリー半分を実現しつつ通常のネオソフトに近い味わいを再現しているのでしょう。
とはいえ、「味」に関しては通常のネオソフトの方が美味しいと感じる人が多いはず。コカ・コーラ ゼロより通常のコカ・コーラの方が美味しいと感じる人が多いのと同じですね。
結局、油と砂糖は強烈な“うまみ”なのよ。代替品で補ったところで、本物が持つ“本能に訴えかけてくるようなうまみ”には勝てない。ネオソフト ハーフもそういった商品ということになります。
でも、私なら間違いなくネオソフト ハーフを選ぶわ。日常からカロリーの摂取量には気を使っているし、マーガリンやバターの味にこれといったこだわりもないしね。
そもそも通常のネオソフトとハーフの味の違いを感じ取れるような繊細な味覚を持ち合わせていない。私の貧相な味覚をもってすれば、ネオソフトやネオソフト ハーフはもちろん、バターですら同じ味だからな。