ネオソフト コクのあるバター風味の値上げ情報
メーカー | 雪印メグミルク株式会社 |
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商品名 | ネオソフト コクのあるバター風味 |
内容量 | 280g |
希望小売価格 | 360円(税別) |
原材料 | 食用植物油脂、食用精製加工油脂、粉乳、食塩/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む) |
栄養成分 10gあたり |
エネルギー 70kcal たんぱく質 0.1g 脂質 7.7g 炭水化物 0.1g 食塩相当量 0.14g |
発売日 | 2014年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 希望小売価格(税別) |
2014年9月~ | 280g | 290円 |
2021年10月~ | 280g | 320円 |
2022年9月~ | 280g | 360円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
290円→320円 | マーガリンや植物性脂肪ホイップ等の主原料となる油脂について、原材料である大豆や菜種、パーム油等の国際価格が大幅に高騰し、コスト吸収が限界に達したため。 |
320円→360円 | 生乳生産量の減少、飼料・エネルギーコスト等の高騰に加え、マーガリンなどの主原料である大豆、菜種及びパーム油等の国際価格の上昇などコストアップが継続しているため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 雪印メグミルク株式会社 |
2014年 280g 290円 | @Press |
2021年 320円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
2022年 360円に値上げ | 雪印メグミルク ニュースリリース |
ネオソフト コクのあるバター風味の値上げ解説
2014年に登場したネオソフトブランドのバター風味マーガリンである、雪印メグミルク「ネオソフト コクのあるバター風味」。
雪印における“バター風味”のマーガリンは、2007年以降「モーニングソフト」や「テイスティソフト」のブランドで販売されていたものの、ネオソフトの名を冠した商品は2014年からとなります。
このネオソフト コクのあるバター風味、2014年に発売された比較的新しい商品ということもあり、内容量に関しては発売当時から現在まで280gとなっており、価格を据え置いたまま内容量を減らすステルス値上げは行われていません。
一方で価格は2021年にそれまでの税別290円から320円に値上げし、翌2022年には360円に。価格は通常のネオソフトと同じながら、“バター風味”という付加価値を背景に内容量は20g少ない仕様。
そんなネオソフト コクのあるバター風味、さすが「ネオソフト」の名を冠しているだけあって、2014年発売と歴史が浅いにもかかわらずマーガリン市場ではトップクラスの人気を誇っています。
でもさ…近年“バターっぽいマーガリン”が多すぎね?
雪印メグミルクだけでもこれだけ種類があるんだぜ?
かつてマーガリンが批判に晒される原因になったトランス脂肪酸も、メーカーによる改良が進んだ結果、現在はバターの方がトランス脂肪酸が多いという状況。動脈硬化の原因になりうる飽和脂肪酸もマーガリンの方が少ない。
それでいて価格はマーガリンの方が圧倒的に安いことから、マーガリンの価値が再認識されつつあります。しかしバターに対しマーガリンが明確に劣っている点がある。
それは「コク」や「旨み」「風味」など味覚に訴えかける要素。
それを補うべく登場したのが、近年メーカーが力を入れている“バターっぽいマーガリン”。油脂の割合を増やしたり香料で風味付けしたりすることで、味の面でコクや旨みに勝るバターに近づけようとしているのでしょう。
ただ、その“演出”が過剰と見る向きも。着色料を使ってバターぽ黄色に着色し、塩分を増やし、香料でバターっぽい香りを付与した結果、あっさり目のバターである同社の雪印北海道バターよりバター感が強くなっている。
それでいて通常のネオソフトと同じ値段、内容量は20g少ないだけなのだから、コストパフォーマンスは良好といえるのでしょう。
とはいえしょせんはまがい物。
カレー味のうんこを「美味しい美味しい」とありがたがって食べているようなものですよ。(全然違う)