ベルガヴルストの実質値上げ情報

ベルガヴルストの実質値上げ情報
メーカー 伊藤ハム株式会社
商品名 BERGERWURST(ベルガヴルスト)
内容量 120g
参考小売価格 360円(税込)
原材料
(ブラックペッパー)
豚肉(輸入又は国産(5%未満))、豚脂肪、食塩、糖類(水あめ、砂糖)、香辛料/調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンC)、pH調整剤、発色剤(亜硝酸Na)、(一部に豚肉を含む)
栄養成分
(100gあたり)
エネルギー 345kcal
たんぱく質 11.9g
脂質 32.2g
炭水化物 1.8g
食塩相当量 1.7g
発売日 2009年10月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税込)
2009年10月~ 130g 320円
2013年7月~ 120g 320円
2014年頃~ 120g 313円
2022年3月~ 120g 4~12%値上げ
(330円)
2022年10月~ 120g 3~30%値上げ
(340円)
2023年4月~ 120g 5~20%値上げ
(350円)
2023年10月~ 120g 5~15%値上げ
(350円)
2024年4月~ 120g 2~25%値上げ
(360円)

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
130g→120g 主原料である豚肉や鶏肉などの価格高騰や円安、電力やガス等の値上がりが今後も継続される見通しであり、それらコスト高を吸収し品質を維持することが困難な状況であるため。
320円→313円 なし
2022年3月
4~12%値上げ
加工食品の原料や補助原材料の価格が高騰しており、今後も上昇することが見込まれる。また、燃料価格上昇によるエネルギーコストや資材品費用、物流費や労務費の上昇により値上げを実施。
2022年10月
3~30%値上げ
世界的な食料需給逼迫や不安定な国際情勢を背景にインフレや円安が進行。畜肉や補助原料である小麦、チーズ等の価格高騰が継続しており、今後もさらに上昇することが見込まれるため。
2023年4月
5~20%値上げ
昨今の原材料費、エネルギーコスト、包材費、物流費の上昇に加え、原材料原産国での堅調な需要環境から主原料の価格が高止まりしているため、納品価格の改定および商品規格の変更。
2023年10月
5~15%値上げ
昨今のエネルギーコストや物流費の上昇に加え、ハム・ソーセージおよび調理加工食品の原材料価格の高騰が依然として継続、自助努力だけではコスト上昇分の全てを吸収することは困難に。
2024年4月
2~25%値上げ
原材料価格の高騰が依然として継続している状況に加え、人件費及び物流費の上昇も続いており、自助努力だけではコスト上昇分の全てを吸収することが極めて困難な状況に至ったため。
2024年10月
3~20%値上げ
原材料価格がいっそうの高騰を続け、人件費及び物流費の上昇も継続。このような厳しい環境の中、効率化・合理化等の企業努力を続けてきたが、自助努力だけでのコスト吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 伊藤ハム株式会社
2009年 130g 320円 伊藤ハム ニュースリリース
2013年 120gに実質値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2014年 313円に値下げ 伊藤ハム ニュースリリース
2022年3月 4~12%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2022年10月 3~30%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2023年3月 120g 340円 伊藤ハム ニュースリリース
2023年4月 5~20%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2023年10月 5~15%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2024年3月 120g 350円 伊藤ハム ニュースリリース
2024年4月 2~25%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2024年10月 3~20%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース

ベルガヴルストの値上げ解説

伊藤ハムのちょっとお高めなソーセージ「ベルガヴルスト」、ポークを前面に押し出した王道のアルトバイエルンに対し、スパイスやハーブなどを利かせ高級感ある味と見た目を演出しているのが特徴。

伊藤ハムのベルガヴルストが発売されたのは2009年9月で、当時の内容量は130g、価格は税込320円となっていました。ブラックペッパーとバジルがレギュラー商品なのは現在と同様。

2013年になると、豚肉などの原材料価格の上昇に加え、電力やガスなどのエネルギー価格の高騰などを理由に、価格を据え置いたまま内容量を120gに減らす実質値上げを実施。本数は減ってないから1本1本が小さくなった形。

しかし、2014年頃には従来の「税込320円」から「税別290円」に。消費税8%を入れても313円であるため値下げということになる。タイミング的には総額表示義務緩和や消費税8%への増税に合わせて行われた印象。

ちなみに、2013年7月に120gへと実質値上げされた際は間違いなく税込320円だったため、内容量減と同時に値下げしたわけではない。

120gに実質値上げして間もない時期のこの値下げ…アナウンス等は存在しないため理由は定かではないが、同時期に実質値上げされたアルトバイエルンなど主力商品が値下げしていないことを考えると、販売強化のためのてこ入れか。

しかし2022年になり、新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻で世界情勢が激変。それに伴い伊藤ハムは幅広い商品において、2022年3月に330円、10月には340円へと値上げしています。

半年後となる2023年4月に350円に値上げし、1年後の2024年4月には360円に。伊藤ハムは2024年10月にも値上げを行うため、ベルガヴルストが値上げの対象に入っているならば370~380円くらいになるでしょう。

伊藤ハムは値上げのアナウンスは行うものの具体的な商品名は公表しないスタンスだし、希望小売価格も隠しがちであるため、今のところ詳しい価格は分かっていませんが、ベルガヴルストの価格は確実に上がっている。

このベルガヴルスト、伊藤ハムの中でも高級志向ということもあり文句なく美味しい。とはいえ、貧乏人の私は実際に買って食べたわけではなく、実家に行った際に冷蔵庫に入っていたのでお恵み頂いただけなんだけどな。(物乞い)

万人受けするアルトバイエルンに対し、香り高い大人な味付けのベルガヴルスト。せっかくだから酒も恵んでもらってベルガヴルストをつまみにしたのは言うまでもない。ただ酒ただベルガヴルスト…最高だな。(クズ)

ところで、中二病感溢れる強そうな名前の「ベルガヴルスト」ですが、「ヴルスト」はドイツ語でソーセージの意味。ニュルンベルク地方のハーブやスパイスを利かせた「ニュルンベルガーヴルスト」を指していると思われます。

決して14歳の男子中学生が名付けたわけではない。

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