まるごと美味しいフランクフルトの実質値上げ情報

まるごと美味しいフランクフルトの実質値上げ情報
メーカー 伊藤ハム株式会社
商品名 まるごと美味しいフランクフルト
内容量 285g
参考小売価格 430円前後(税込)
原材料 豚肉(輸入又は国産(5%未満))、鶏肉、豚脂肪、結着材料(粗ゼラチン、植物性たん白、卵たん白、でん粉、乳たん白)、糖類(水あめ、砂糖、ぶどう糖)、食塩、脱脂粉乳、香辛料、シーズニングミックス、粉末しょうゆ、ポークエキス調味料/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、リン酸塩(Na、K)、酸化防止剤(ビタミンC)、pH調整剤、保存料(ソルビン酸)、増粘多糖類、カゼインNa、発色剤(亜硝酸Na)、くん液、着色料(カラメル、クチナシ、カカオ、コチニール、アナトー)、キシロース、酢酸(Na)、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分
(100gあたり)
エネルギー 285kcal
たんぱく質 12.7g
脂質 23.7g
炭水化物 5.3g
食塩相当量 2.3g
発売日 2012年4月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税込)
2012年4月~ 320g 430円
2013年7月~ 300g 430円
2014年7月~ 285g 430円前後
2022年3月~ 285g 4~12%値上げ
2022年10月~ 285g 3~30%値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
320g→300g 主原料である豚肉や鶏肉などの価格高騰や円安、電力やガス等の値上がりが今後も継続される見通しであり、それらコスト高を吸収し品質を維持することが困難な状況であるため。
300g→285g 主原料である豚肉や鶏肉、牛肉の価格高騰が止まらず、電力やガスなどユーティリティ費用も値上がる見通し。補助材料価格や副資材価格も高い水準で推移し経営を圧迫しているため。
4~12%値上げ 加工食品の原料や補助原材料の価格が高騰しており、今後も上昇することが見込まれる。また、燃料価格上昇によるエネルギーコストや資材品費用、物流費や労務費の上昇により値上げを実施。
3~30%値上げ 世界的な食料需給逼迫や不安定な国際情勢を背景にインフレや円安が進行。畜肉や補助原料である小麦、チーズ等の価格高騰が継続しており、今後もさらに上昇することが見込まれるため。

参考サイト
公式サイト 伊藤ハム株式会社
2012年 320g 430円 伊藤ハム ニュースリリース
2013年 300gに実質値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2014年 285gに実質値上げ 伊藤ハム 商品情報
2022年3月 4~12%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース
2022年10月 3~30%値上げ 伊藤ハム ニュースリリース

まるごと美味しいフランクフルトの値上げ解説

オーソドックスな袋入りソーセージとしては伊藤ハム屈指の大きさを誇る「まるごと美味しいフランクフルト」。

同社のアルトバイエルンや日本ハムのシャウエッセンが1本あたり平均21gなのに対し、まるごと美味しいフランクフルトは1本あたり約35gですからね。一般的な長く太いフランクフルトのイメージと違い、短くてぶっといのが特徴。

そんな無駄に太いまるごと美味しいフランクフルト、2012年の発売時はもっと大きかった。現在と同じ8本入りながら、内容量は現在より35g多い320g、1本あたり40gと現在のアルトバイエルンの2倍の重量を誇っていました。

しかし、原材料価格の高騰やエネルギー価格の上昇を理由に、伊藤ハムの多くの商品が値上げや実質値上げされた2013年、まるごと美味しいフランクフルトもそのあおりを受け320gから300gへと実質値上げ。

2014~2015年頃にも実質値上げが行われ、現在の285gへと内容量減。世知辛い。

まるごと美味しいフランクフルトの内容量は320gから285g

価格の公表に消極的な伊藤ハムらしく、値上げに関しては分からない部分も多いながら、2022年3月と10月の2度にわたって値上げに踏み切っている。理由は世界情勢の変化による原材料価格やエネルギーコストの上昇。

このまるごと美味しいフランクフルト、味は良くも悪くも“そこそこ”。アルトバイエルンやシャウエッセンに比べると肉感や皮のパリっと感は劣るものの、高望みしなければ十分美味しい。少なくとも私のような貧乏人にとってはごちそうレベルですよ、ええ。

安売り時のアルトバイエルン2個束が税抜298円くらいだとしたら、まるごと美味しいフランクフルトは248円くらいか。しかも内容量はアルトバイエルン2個束が254gなのに対しまるごと美味しいフランクフルトは285gと多い。

「アルトバイエルンやシャウエッセンは美味しいけどちょっと高い…でも安物ソーセージはまずいし…」と感じている人は、その隙間を埋めるように存在するまるごと美味しいフランクフルトを食べてみると新たな発見があるかも。

とはいえ価格も味も“そこそこ”だから、過度な期待は禁物だけどね。

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