ハーシー アーモンドチョコアイスバー値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | HERSHEY'S アーモンドチョコレートアイスバー |
内容量 | 50ml×6本 |
参考小売価格 | 420円(税別) |
原材料 | 準チョコレート、砂糖、植物油脂、乳製品、アーモンドクランチ、水あめ、食塩/乳化剤(大豆由来)、安定剤(増粘多糖類)、香料、アナトー色素 |
栄養成分 1本(50ml) |
エネルギー 121kcal たんぱく質 1.4g 脂質 8.2g 炭水化物 10.3g 食塩相当量 0.049g |
発売日 | 2011年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2011年~ | 52ml×6本 | 300円 |
2014年頃~ | 50ml×6本 | 300円 |
2015年3月~ | 50ml×6本 | 330円 |
2019年3月~ | 50ml×6本 | 350円 |
2022年6月~ | 50ml×6本 | 380円 |
2023年10月~ | 50ml×6本 | 400円 |
2024年9月~ | 50ml×6本 | 420円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2014年頃 52ml→50ml |
なし |
2015年3月 300円→330円 |
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。 |
2019年3月 330円→350円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
2022年6月 350円→380円 |
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。 |
2023年10月 380円→400円 |
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。 |
2024年9月 400円→420円 |
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2011年 52ml×6本 | ロッテ 商品カタログ |
2015年 330円に値上げ | ナリナリドットコム |
2019年 350円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2022年 380円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 400円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 420円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
HERSHEY'S アーモンドチョコアイスバーの値上げ解説
HERSHEY'S(ハーシー)のチョコレートアイスバーにコーティングされるチョコレートにアーモンドクランチを練り込んだ形の「HERSHEY'S アーモンドチョコレートアイスバー」は、これまで実質値上げが1回、値上げが2回行われています。
アメリカのチョコレート製造会社最大手であるHERSHEY'Sの商品は1980年代頃から日本に出回っており、ベースのHERSHEY'S チョコレートアイスバーも雪印乳業が1990年頃には販売していました。
しかしHERSHEY'S アーモンドチョコレートアイスバーが確認できるのはライセンスがロッテに移ってからそれなりの時間が経過した2011年から。HERSHEY'Sブランドマルチアイスのてこ入れ…といったところでしょうか。
2011年の登場時の内容量は52ml×6本で価格は他のロッテのマルチアイス同様税別300円。しかし2014年頃には50ml×6本にステルス値上げされています。営利目的の企業とはいえ1本あたり2ml削ってでも利益を追求したいのか…
一方で価格の値上げにも余念がなく、2015年に330円、2019年350円、2022年380円、2023年400円、2024年9月には420円に値上げ。同社の他のマルチアイスと完全に足並みを揃えております。
素のHERSHEY'S アーモンドチョコレートアイスバーの内容量が53ml×7本、計371mlなのに対しHERSHEY'S アーモンドチョコレートアイスバーは50ml×6本の計300ml。アーモンドクランチの有無だけでずいぶん違うな。
アーモンドクランチの風味と食感に価値を見出すことができるならHERSHEY'S アーモンドチョコレートアイスバーもあり。
中のバニラはあっさりした安価なラクトアイスだから、外のチョコレートコーティングはアーモンド入りくらいのパンチ力があってちょうどいいかも。
ちょっと話は逸れるが、「アーモンドチョコレートアイスバー」といえば明治を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。内容量的にも見た目的にも成分的にもかなり被っている。
ハーシーは「無脂乳固形分7.0%に植物性脂肪分9.0%」、明治は「無脂乳固形分8.0%に植物性脂肪分10.5%」でどちらも典型的なラクトアイス。バニラに濃厚さのかけらもない。
内容量は前述の通りハーシーが50ml×6本。対して明治は47ml×6本とやや少ない。ここまで見るとどちらもどんぐりの背比べ的な印象を受けるが、参考小売価格を見るとハーシーの税別420円に対し明治は税別550円!
え、何なのその価格差。若干ではあるものの明治のアーモンドチョコレートアイスバーのほうが内容量少ないし、どちらも中身は安価なラクトアイスなのに、なんで明治は100円以上高いの?
ブランドなの? プライドなの? 「アーモンドチョコレートで有名な明治様がお前らのためにアイスバーを作ってやったぞ」的な?
調べてみると、明治のアーモンドチョコレートアイスバーのバニラにはアーモンドペーストが練り込んであるらしい。でもチョコレートコーティングのクラッシュアーモンドの風味に消されてまったく気付かないレベル。
そんなことするくらいなら中身のバニラに乳脂肪分を加えた濃厚なアイスクリームにしてくれたほうが100倍嬉しい。
そのため「ハーシーと明治のアーモンドチョコレートアイスバー、どっち買う」と問われれば「ハーシー」と答える。ハーシーも値上げによって決して安いとは言えないが、明治に+100円以上出す気にはならない。
アーモンドチョコレートアイスが食べたければハーシーを買っておけ。