Dole もりだくさんフルーツの値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | Dole もりだくさんフルーツ |
内容量 | 25ml×16本 |
参考小売価格 | 420円(税別) |
原材料 (アップル) |
りんご果汁、砂糖、水あめ、デキストリン、食塩/安定剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、カロチン色素 |
栄養成分 1本(25ml) |
エネルギー 29kcal たんぱく質 0g 脂質 0g 炭水化物 7.2g 食塩相当量 0.014g |
発売日 | 2005年8月(ロッテ) |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2005年9月~ | 25ml×16本 | 300円 |
2008年頃~ | 24ml×16本 | 300円 |
2014年頃~ | 23ml×16本 | 300円 |
2015年3月~ | 25ml×16本 | 330円 |
2019年3月~ | 25ml×16本 | 350円 |
2022年6月~ | 25ml×16本 | 380円 |
2023年10月~ | 25ml×16本 | 400円 |
2024年9月~ | 25ml×16本 | 420円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2008年頃 25ml→24ml |
よりおいしさを感じられる味わいに改良。 |
2014年頃 24ml→23ml |
なし |
2015年3月 300円→330円 |
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。 |
2019年3月 330円→350円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
2022年6月 350円→380円 |
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。 |
2023年10月 380円→400円 |
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。 |
2024年9月 400円→420円 |
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2001年 雪印乳業時代 | 雪印乳業 商品紹介 |
2005年 25ml×6本 300円 | 日本食糧新聞 |
2008年 24ml×16本 | ロッテアイス 商品のご紹介 |
23ml×16本 画像 | 私史和人殿 |
2015年 330円に値上げ | ナリナリドットコム |
2019年 350円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2022年 380円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 400円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 420円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
Dole もりだくさんフルーツの値上げ解説
様々な果物を用いた商品展開をするDole(ドール)ブランドの中において、アイス事業を担うロッテが販売しているのが「Dole もりだくさんフルーツ」です。ちなみにかつては雪印乳業が販売していた。(参考サイト参照)
果汁30~40%という中途半p…もとい適度にジューシーな4種のアイスを4本ずつ、計16本詰め込まれているため、1本1本は小さくともそれなりの食べ応えと満足感が得られるのが特徴。
そんなDoleもりだくさんフルーツが発売されたのは2005年で、その時の内容量は25ml×4種×4本の計400mlで価格は税別300円。内容量は現在と同じですね。
しかしこの内容量がじわじわ減っていく。2009年のリニューアルに際しそれまでの1本25mlから24mlへと減らされ、内容量の合計は384mlに。価格据え置きであることから典型的な実質値上げ。
その後、明確な時期は定かではないが2013~2014年頃に23ml×16本になっていたのを確認。たった1mlずつとはいえ1箱に16本入っているのだから馬鹿にならない。
それまで内容量が減らされる一方で価格は据え置かれていたものの、2015年3月、他のロッテアイスと歩調を合わせるように330円に値上げ。明らかに原価が安そうなアイスも片っ端から値上げ。えげつない。
ただ、この値上げのタイミングで1本23mlに減らされていた内容量を25mlへと増量しています。10%の値上げに対し内容量は8.7%増えたことになるため、まあまあ良心的…なのか?
「増えた」といっても2009年以前の内容量に戻っただけなのだから、結果として30円の値上げだけが残った印象。ヤンキーがちょっと良いことをすると過大評価される的な?(全然違う)
その後2019年と2022年には、これまた多くのロッテアイスと時を同じくして、それぞれ350円、380円に値上げ。2023年400円、2024年9月には420円ですよ。理由は原材料価格などの高騰という、お決まりの定型文。
判子廃止が叫ばれる昨今においてどの企業も判を押したように同じ理由を並べてくる。「原材料価格の高騰ガー」言っときゃ値上げが正当化されると思っているんだろうな。そして便乗値上げが横行すると。
まあそのへんの是非はさておき、このDoleもりだくさんフルーツ自体は悪くない商品。「濃厚」とまでは言えないものの、それなりにフルーツ感があるし、400mlという内容量は及第点を与えられる数字。(偉そう)
同社のスイカ&メロンバーは果汁5%で420ml・420円なのだから、果汁30~40%で400ml入りのDoleもりだくさんフルーツは割安感すら感じる。ああ、スイカ&メロンバーはあのチョコレートパフの種が高価なのか。
夏に買う氷菓のマルチアイスといえば、スイカ&メロンバーかラムネバーかDoleもりだくさんフルーツか…って感じ。チョコレート系のアイスの方が好きだけど、カカオ豆が高いせいもあってか内容量少ないんだよねあいつら。
バテ気味な暑い夏でも抵抗なく食べられ、かつ容量が多い、そしてスイカ&メロンバーやラムネバーに比べ“良いもの感”があるDoleもりだくさんフルーツ。人気があるのも頷ける。
1本1本が小さいうえにカロリーも低いから、太りたくない人やダイエッターにもおすすめ。「ダイエット中だけど何か食べたい!」という時にあると心強い。