ガーナ チョコ&クッキーサンド マルチ値上げ情報

ガーナ チョコ&クッキーサンド マルチの値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 ガーナ チョコ&クッキーサンド マルチ
内容量 60ml×4個
参考小売価格 610円(税別)
原材料 バタークッキー(小麦を含む)(国内製造)、砂糖、植物油脂、乳製品、カカオマス、水あめ、アーモンドクランチ、ココアバター、デキストリン、乳等を主要原料とする食品/乳化剤(大豆由来)、安定剤(増粘多糖類)、香料(卵由来)、膨脹剤、アナトー色素
栄養成分
1個(60ml)
エネルギー 208kcal
たんぱく質 2.3g
脂質 13.0g
炭水化物 20.3g
食塩相当量 0.1g
発売日 2012年9月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2012年9月~ 60ml×4個 380円
2015年3月~ 60ml×4個 420円
2019年3月~ 60ml×4個 450円
2022年6月~ 60ml×4個 480円
2023年10月~ 60ml×4個 500円
2024年9月~ 60ml×4個 550円
2025年9月~ 60ml×4個 610円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2015年3月
380円→420円
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。
2019年3月
420円→450円
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。
2022年6月
450円→480円
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。
2023年10月
480円→500円
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。
2024年9月
500円→550円
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。
2025年9月
550円→610円
食品市場を取り巻く環境において、人手不足、物流費や光熱費の高騰、原料資材の価格が依然として高く推移しており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
2012年 60ml 380円 ロッテ ニュースリリース
2015年 420円に値上げ ガベージニュース
2019年 450円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2022年 480円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2023年 500円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年 550円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2025年9月 610円に値上げ ロッテ ニュースリリース

ガーナ チョコ&クッキーサンド マルチの値上げ解説

ガーナ チョコ&クッキーサンドのマルチパック版である「ガーナ チョコ&クッキーサンド マルチ」。…そのまんまですね。1個1個の大きさは単品売りの76mlに対しマルチは60mlとやや小さいのが特徴。

ガーナ チョコ&クッキーサンド マルチの発売は2012年と比較的新しく、登場時の価格は税別380円で内容量は60ml×4個でした。

内容量自体は現在まで変更がない一方で、価格に関しては原材料価格や資材価格の高騰を理由に2015年に420円、2019年450円、2022年480円、2023年500円、2024年9月550円、2025年9月には610円に値上げしています。

ガーナ濃厚チョコレートアイスと同様にプレミアムアイス的な値付けですね。

クッキーにアーモンドチョココーティングと手の込んだ作りなのは理解できるものの、中のバニラアイスはアイスミルク規格であるうえ240mlという内容量を考えると…まあ割高感は否めないよね。

ところでこのガーナ チョコ&クッキーサンド マルチの形、どこかで見覚えがありませんか? ミル貝に似ている…という個人的印象については単品売りのガーナ チョコ&クッキーサンドのページで取り上げたから、ここではレディーボーデンについて。

実はこのチョコ&クッキーサンド、元々2009年にレディーボーデンブランドから発売された商品でした。その時すでにレディーボーデンはロッテが製造販売していたためパクリというわけではない。

レディーボーデンとガーナのクッキーサンドは同じ?

ただ、このレディーボーデンのクッキーサンドとガーナのチョコ&クッキーサンド(発売時の名称はクッキーサンド)は見た目こそほとんど同じだが、それ以外で相違点がいくつかある。

内容量はレディーボーデンが61ml×4個だったのに対しガーナは60ml×4個と1ml少ない。まあこれに関してはレディーボーデンのほうがクッキー部分のブランドロゴが複雑な分浮き出ている面積が広いから…程度の差かと。

価格はガーナのクッキーサンド発売時が380円だったのに対し、レディーボーデンは500円と明らかなプレミアム感があった。パッケージにも「プレミアムアイスクリーム」って書いているほどだからな。

それを物語るように、中のバニラアイスはガーナが乳脂肪分3.0%のアイスミルクなのに対し、レディーボーデンは乳脂肪分12.0%のアイスクリーム。バニラの濃厚さの違いは火を見るよりも明らか。

しかもレディーボーデンがアーモンドクラッシュ入りのチョコだったのに対し、ガーナはクッキークランチ入りのチョコという差別化も。2019年のリニューアルでガーナもアーモンド入りになったけどね。

2010年になってガーナブランドから単品売りのクッキーサンドが発売された後も、レディーボーデン マルチ クッキーサンドの販売は継続。

しかし2012年にガーナマルチ クッキーサンドと入れ替わるようにレディーボーデン マルチ クッキーサンドは販売終了。

プレミアム路線では思うように売れなかったから、質を落とし“廉価版”として再投入という印象。それでも、いわゆる普通の300円マルチアイスではなく、ちょっと高級な380円のガーナブランドで発売したあたりにプライドの一端を見る。

廉価版とはいっても、アーモンドチョココーティングとクッキーサンドのニコイチ。不味いはずはない。ただ、内容量240mlで実勢価格400~500円ともなると、私のような貧乏人はおいそれと手は出せない。

そもそもガーナブランドになって質を下げたにもかかわらず、相次ぐ値上げによってレディーボーデンの時の税別500円を軽く超えてしまったというのはなんとも…帳尻を合わせるための「チョコクランチ→アーモンド」なのか?

だったらレディーボーデン並の12.0%の乳脂肪分とまでは言わなくても、種類別アイスクリームの基準を満たす乳脂肪分8.0%以上にしたらどうだ? コストはかかるがそのほうがプレミアム感を演出できるだろう。

どのみち私は買わないが。

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