スイカ&メロンバーの値上げ・実質値上げ情報

スイカ&メロンバーの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 スイカ&メロンバー
内容量 70ml×6本
参考小売価格 420円(税別)
原材料
(スイカ)
砂糖、スイカ果汁、水あめ、チョコレートパフ(乳成分・小麦を含む)、食塩/安定剤(増粘多糖類、寒天、セルロース)、着色料(野菜色素、紅花黄、ムラサキコーン色素、紅麹、クチナシ)、酸味料、香料、乳化剤(大豆由来)、光沢剤、膨張剤
栄養成分
1本(70ml)
エネルギー 64kcal
たんぱく質 0.1g
脂質 0.3g
炭水化物 15.2g
食塩相当量 0.04g
発売日 1987年3月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
~2007年頃 85ml×6本 300円
2007年~ 80ml×6本 300円
2012年頃~ 75ml×6本 300円
2014年頃~ 70ml×6本 300円
2015年3月~ 70ml×6本 330円
2019年3月~ 70ml×6本 350円
2022年6月~ 70ml×6本 380円
2023年10月~ 70ml×6本 400円
2024年10月~ 70ml×6本 420円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2007年
85ml→80ml
なし
2012年頃
80ml→75ml
なし
2014年頃
75ml→70ml
なし
2015年3月
300円→330円
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。
2019年3月
330円→350円
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。
2022年6月
350円→380円
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。
2023年10月
380円→400円
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。
2024年10月
400円→420円
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
85ml×6本 300円の情報 もぐナビ
80ml×6本 原材料の画像
2012年 75ml ロッテ 商品カタログ
2015年 330円に値上げ ナリナリドットコム
2019年 350円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2022年 380円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2023年 400円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年 420円に値上げ ロッテ ニュースリリース

スイカ&メロンバーの値上げ解説

スイカバーのマルチアイスである「スイカ&メロンバー」は、単体での販売となる「BIGスイカバー」に比べ値上げが激しい商品。

過去の情報を調べてみると、かつては85ml×6本の計510ml入りで価格は税別300円だったことが確認できます。この頃のBIGスイカバーは135mlで税別100円だったため、スイカ&メロンバーの方が断然お得でした。まさに徳用マルチ。

2007年頃に価格を据え置いたまま80ml×6本の計480mlへと実質値上げ。それでもまだスイカ&メロンバーの方がお得なのは揺るがない。しかしここから怒涛の値上げにより立場は逆転することに。

はっきりとした時期までは確認できないものの、2012年頃に従来の内容量である80ml×6本から75ml×6本に減らされ、ほどなくして70ml×6本に。

加えて2015年には300円から330円へ、2019年に350円、2022年380円、2023年400円、2024年10月には420円へと値上げ。

原材料価格の高騰などを理由に挙げてはいるが、価格上昇が顕著なカカオ豆や牛乳を使っているというのであればまだしも、果物風味の氷菓ごときがチョコレートを使ったアイスと同等の値上げとはどういう了見だ?

ここでお得意のみみっちいゲス計算をしてみると、現在のBIGスイカバーは内容量125mlに対し参考小売価格は税別120円なので1mlあたりの価格は0.96円。

一方のスイカ&メロンバーはというと、現在内容量420mlに対し価格は420円なので、1mlあたり1円ちょうど。かつては「お徳用」と言って差し支えなかったスイカ&メロンバーも、現在は割高商品に成り下がったわけだ。

だが、現在単体では売っていないメロンバーに価値を見出せるならスイカ&メロンバーを選択するのもあり。しかしアンケート結果などを見るに、スイカバーの方が圧倒的に人気なんですよね。

そもそもレギュラー商品であるBIGスイカバーに対し、BIGメロンバーは期間限定でたまに復活する程度であるあたりからもスイカバーのほうが人気があるのは想像に難くない。

メロンバーはいらない子なの?

前述したとおりスイカ&メロンバーは相次ぐ内容量減や値上げによりBIGスイカバーより割高になってしまった。しかしそれはメーカーが想定する参考小売価格での話であり、特売などではスイカ&メロンバーのほうが割引率が高い印象。

激安のディスカントストアやスーパーの特売では250円以下で売られていることも多いため、私自身や家族がたまに購入することも。家人がスイカバー派なのでおのずと私はメロンバー担当に。

いや、いいんだよ? 私は別にスイカバーが特別好きなわけではないし、メロンバーが嫌いなわけでもない。むしろスイカバーの嘘くさいスイカ味がちょっと引っかかるくらいだからメロンバー担当でOKなのよ?

しかしな、私が望んでメロンバーを選択しているわけではなく、家人がスイカバーを貪るうえでの“余り物”なわけだ。言葉は悪いが“残飯処理”とも言える。そこに得も言われぬ敗北感が漂うわけよ。

多くの人に「スイカバーだけ6本入れてくれないかな」「じゃないほう」という扱いを受けているメロンバー。いつの間にか「メロンバー担当」にされている私とは「不遇」という点で意気投合できそうだ。

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