カルピスアイスバー マルチの値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | カルピスアイスバー マルチ |
内容量 | 43ml×10本 |
参考小売価格 | 420円(税別) |
原材料 | 乳製品、異性化液糖、水あめ、砂糖、食粒油脂、食塩/安定剤(増粘多糖類:大豆由来)、酸味料、香料、乳化剤、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物) |
栄養成分 1本(43ml) |
エネルギー 32kcal たんぱく質 0.1g 脂質 0.4g 炭水化物 7.0g 食塩相当量 0.016g |
発売日 | 不明 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
~2010年 | 60ml×8本 | 300円 |
2010年~ | 45ml×10本 | 300円 |
2014年頃~ | 43ml×10本 | 330円 |
2015年3月~ | 43ml×10本 | 330円 |
2019年3月~ | 43ml×10本 | 350円 |
2022年6月~ | 43ml×10本 | 380円 |
2023年10月~ | 43ml×10本 | 400円 |
2024年9月~ | 43ml×10本 | 420円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
60ml×8本→45ml×10本 | 食べやすいサイズにしました。 |
45ml→43ml | なし |
2015年3月 300円→330円 |
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。 |
2019年3月 330円→350円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
2022年6月 350円→380円 |
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。 |
2023年10月 380円→400円 |
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。 |
2024年9月 400円→420円 |
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
~2010年 60ml×8本 | ロッテ 商品カタログ |
2010年~ 45ml×10本 | ロッテ 商品カタログ |
2015年 330円に値上げ | ナリナリドットコム |
2019年 350円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2022年 380円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 400円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 420円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
カルピスアイスバー マルチの値上げ解説
アサヒ飲料の子会社であるカルピス株式会社と提携しロッテが製造販売している「カルピスアイスバー マルチ」。子供の頃から馴染みがある味と氷菓のさっぱり感から、夏になると無性に食べたくなる人も多いのでは?
昭和生まれのおっさんおばさんにとってカルピスといえば「原液を水で薄めて飲むもの」というイメージだったが、カルピスウォーターやカルピスソーダの普及で原液のカルピスを使用する機会はめっきり減ったね。
飲み始めは薄いのに、量が減ってくるにしたがってどんどん濃くなってくるあの独特の感覚や、口の中に白い塊ができる謎仕様を味わうことはもうないのか…と思うと一抹の寂しさを感じる…かと思いきや、実はどうでもいい。そこまで思い入れもない。
そんな色々な不完全さとは無縁とばかりに、変な白い塊を発生させることもなければ、味にムラもない優等生カルピスアイスバー。確認できる限りでは2000年頃の内容量は60ml×8本、価格はマルチアイスの定番である税別300円でした。
しかし2010年、「食べやすくなりました」的な建前を掲げ、それまでの60ml×8本から45ml×10本へ。いやいや、480mlから450mlに減っているんだから完全にステルス値上げよね? いわゆる“食べきりサイズ”戦法ですか?
その後も2014年頃にはさらに量を減らして43ml×10本に。2015年には税別300円から330円へと10%値上げし、2019年に税別350円、2022年380円、2023年400円、2024年9月には420円へ。「(客の金を)食べやすくしました」といったところか。
そんなカルピスアイスバーのイメージキャラクターといえば「ペンギン」。
時代に合わせ多少の仕様変更はあれど、可愛らしい親子ペンギンが描かれている点で共通している。一番左は2001年のキャラクターで、一番右は近年のもの。昔の方がアニメ調だったらしく、絵柄にやや時代を感じる。
ただ、偶然見つけた2000年くらいのパッケージを見ると…
何この変な生き物…リアルではないが、可愛らしくデフォルメしているというほどでもない、絶妙な中途半端感。これを見ると同社のクールミントガムのペンギンがいかに良いデザインか痛感するね。
ただ、最近のカルピスアイスバーにはペンギンが描かれていない。スイカバーの変なカバに比べればカルピスアイスバーのペンギンの方がよっぽど可愛らしいのだが…イメージキャラクター界にもリストラの波が?
値上げやステルス値上げをガンガン行いがっぽり利益を確保しているんだから、ペンギンの2匹や3匹養ってやれよロッテ。