レディーボーデン カップセレクションの値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | レディーボーデン マルチ カップセレクション |
内容量 | 75ml×3種×2個 |
参考小売価格 | 670円(税別) |
原材料 (バニラ) |
乳製品、砂糖、水あめ/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、着色料(野菜色素、カロチン、アナトー) |
栄養成分 1個(75ml) |
エネルギー 114kcal たんぱく質 1.8g 脂質 7.0g 炭水化物 10.9g 食塩相当量 0.054g |
発売日 | 2011年3月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2011年3月~ | 75ml×6個 | 500円 |
2019年3月~ | 75ml×6個 | 550円 |
2022年6月~ | 75ml×6個 | 580円 |
2023年10月~ | 75ml×6個 | 610円 |
2024年9月~ | 75ml×6個 | 670円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2019年3月 500円→550円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
2022年6月 550円→580円 |
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。 |
2023年10月 580円→610円 |
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。 |
2024年9月 610円→670円 |
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2011年 500円 | 食@新製品 |
2019年 550円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2022年 580円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 610円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 670円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
レディーボーデン カップセレクションの値上げ解説
かつては高級アイスの名を欲しいままにしていたレディーボーデン。ハーゲンダッツにそのポジションを奪われてしまった現在も積極的な商品展開を行っており、ミニカップが計6個入ったマルチ カップセレクションもそのひとつ。
レディーボーデンは基本となる470ml入りのカップ「パイント」以外は商品ラインナップがころころ変わる傾向にあり、2011年に発売されたマルチ カップセレクション以前にも4個入りや6個入りのマルチパックが散見された。
ただ、それらの内容量の情報に乏しいため、ここではあくまでも「レディーボーデン マルチ カップセレクション」という名称になってからの情報のみを扱います。
2011年にレディーボーデン マルチ カップセレクションが発売された際の内容量は現在と同じ75ml×3種×2個。価格は税別500円でした。
しかし2019年3月になって、他のロッテのアイスと同様に値上げし550円、2022月580円、2023年610円、2024年には670円に。値上げはこの4回のみと、レディーボーデンは他のアイスに比べ値上げや実質値上げが控えめなブランドなんですよね。元が高いからか?
ところでこのレディーボーデン、何かとハーゲンダッツと比較されがちですよね。
例えばバニラで無脂乳固形分や乳脂肪分を比べてみても、ハーゲンダッツが無脂乳固形分10.0%、乳脂肪分15.0%なのに対し、レディーボーデンは同9.0%・14.0%と肉薄。乳脂肪分8%程度でぎりぎり「種類別アイスクリーム」の“自称濃厚”アイスとは大違い。
それでいて6個入りのマルチカップを比べてみると、ハーゲンダッツが70ml×3種×2個で税別925円。レディーボーデンは75ml×3種×2個で670円。
しかも、スーパーなどでも割引が渋いハーゲンダッツに対し、レディーボーデンはそれなりに割引されて売られているため、実売価格は半額以下ととってもリーズナブル♪ …あくまでもハーゲンダッツと比較したらの話だが。
がしかし、かつて“プレミアムアイス”ともてはやされたレディーボーデンも、ライセンス契約が明治からロッテに移って以降評判はあまり芳しくない。特にネット上では。昔に比べ濃厚さやコクが失われたという意見が非常に多いのだ。
こういった意見が本当に的を射ているのかは定かではないが、ネット上の掲示板やコメント欄には、いわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる無駄に右寄りな人間も多く、韓国企業ともいえる“ロッテ”への嫌悪感も少なからず存在している気がする。
私自身、韓国に対しては思うところも多々あるが、こと“味”に関しては公平かつ中立でいたいと感じる。味覚にまで政治的要素が絡むような人間にはそもそも味を評価する資格などない。黙ってハーゲンダッツ食ってろ。
ただ、実際に食べ比べてみればハーゲンダッツの方が濃厚だしコクもある。そして甘い。これは栄養成分表に記載されているカロリーやたんぱく質、脂質、炭水化物の量を見ても明らか。
いわゆる「安物」であるスーパーカップなどのラクトアイスとは対極に位置する濃厚なハーゲンダッツ。そこに高級感や美味しさを見出すのであれば、あっさりめのレディーボーデンは美味しくないと感じても無理はない。
値上げは最小限に抑えられているレディーボーデン マルチ カップセレクション。しかし、本当に味が落ちているのであれば明らかに割高。一方、味が落ちていないと感じるのであればバーゲンプライスといっていいでしょう。
現在のカップセレクションはバニラとチョコレートとストロベリー。苺やチョコが大好きな私としては最高の組み合わせ。せっかくだからこいつでレディーボーデンを今一度ジャッジしてみようと考える今日この頃。