HERSHEY'S チョコレートアイスバー値上げ情報

HERSHEY'S チョコレートアイスバーの値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ(雪印ブランド含む)
商品名 HERSHEY'S チョコレートアイスバー
内容量 53ml×7本
参考小売価格 450円(税別)
原材料 準チョコレート(国内製造)、砂糖、植物油脂、乳製品、水あめ、異性化液糖、食塩/乳化剤(大豆由来)、安定剤(増粘多糖類)、香料、カロチン色素
栄養成分
1本(53ml)
エネルギー 125kcal
たんぱく質 1.3g
脂質 8.3g
炭水化物 11.2g
食塩相当量 0.061g
発売日 1990年頃?(雪印ブランド含む)

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1995年9月時点 55ml×6本 300円
2001年3月時点 60ml×7本 300円
2008年3月~ 55ml×7本 300円
2014年頃~ 53ml×7本 300円
2015年3月~ 53ml×7本 330円
2019年3月~ 53ml×7本 350円
2022年6月~ 53ml×7本 380円
2023年10月~ 53ml×7本 400円
2024年9月~ 53ml×7本 420円
2025年9月~ 53ml×7本 450円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
55ml×6本→60ml×7本 不明
2008年3月
60ml→55ml
なし
2014年頃
55ml→53ml
なし
2015年3月
300円→330円
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。
2019年3月
330円→350円
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。
2022年6月
350円→380円
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。
2023年10月
380円→400円
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。
2024年9月
400円→420円
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。
2025年9月
420円→450円
食品市場を取り巻く環境において、人手不足、物流費や光熱費の高騰、原料資材の価格が依然として高く推移しており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
1995年 55ml×6本 300円 日本食糧新聞
2001年 60ml×7本 雪印時代 雪印乳業 商品紹介
2008年 55ml×7本 ロッテアイス 商品のご紹介
2015年 330円に値上げ ナリナリドットコム
2019年 350円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2022年 380円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2023年 400円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年 420円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2025年9月 450円に値上げ ロッテ ニュースリリース

HERSHEY'S チョコレートアイスバーの値上げ解説

Dole もりだくさんフルーツなどと同様にかつては雪印乳業から販売されていた「HERSHEY'S チョコレートアイスバー」。雪印とロッテの合弁会社を経て現在はロッテが製造販売を行っています。

雪印乳業から販売されていた1995年時点での内容量は55ml×6本、税別300円でした。2001年時点で内容量は60ml×7本に増えており、その規格はロッテが雪印メグミルクブランドとして製造販売していた2008年まで引き継がれます。

2008年のリニューアルに伴い、それまでの60ml×7本の計420mlから55ml×7本の計385mlへと実質値上げ。減少率は約8.3%。さらに2014年頃には53ml×7本、計371mlまで減らされ現在に至ります。

一方で価格の値上げにも余念がない。

ロッテは2015年と2019年に大規模なアイスの値上げを行っており、HERSHEY'S チョコレートアイスバーも他のマルチアイス同様2015年に330円、2019年350円、2022年380円、2023年400円、2024年420円へと値上げ。お得感はずいぶん薄れた印象。

チョコレートで有名なHERSHEY'Sということもあり、コーティングのチョコはパリパリ食感とほどよい甘さのバランスが楽しめる…が、中のバニラは平凡なラクトアイス。乳脂肪分を一切使用していないため濃厚さのかけらもないあっさり仕様。

同じ“チョコレートコーティングのアイス”というカテゴリに入るからといって、森永乳業のパルムとかと比べちゃダメ。あっちのバニラは正真正銘の種類別アイスクリームだし、チョコレートの厚みも質も別物。

内容量もHERSHEY'S チョコレートアイスバーより少ないし価格も130円高い。車で例えるならHERSHEY'S チョコレートアイスバーがカローラ、パルムはクラウンって感じ。

どちらかというとフタバ食品の「特デカチョコバー」に近いか。さすがにコーティングのチョコレートはHERSHEY'S チョコレートアイスバーのほうが美味しいし、相次ぐ値上げで115ml・90円になってしまった特デカチョコバーより満足度は高いが。

フタバ食品 特デカチョコバー

そもそも、特デカチョコバーは大の大人がもぐもぐ食べるような性格のものではないため、エレガントさや世間体を考慮するなら最低でもHERSHEY'S チョコレートアイスバーあたりにしておきたい。

特デカチョコバーを颯爽と袋から取り出し貪っている所をご近所さんに見られた日にゃ、次の日からご近所カースト最下層になること必至ですよ。ご近所さんに見られる可能性がある時はパルム食っとけ。

チョコレートで有名なHERSHEY'Sブランドのチョコレートアイスバー。しかし虎の子のチョコレートは薄いコーティングのみであるうえにバニラはラクトアイスとあって特別美味しいわけでもない。

一方で度重なる値上げやステルス値上げが影響し特別安いわけでもなく、中途半端さが目立つ商品といった印象は拭えない。

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧