BIGスイカバーの値上げ・ステルス値上げ情報

BIGスイカバーの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 BIGスイカバー
内容量 125ml
参考小売価格 120円(税別)
原材料 砂糖、スイカ果汁、水あめ、チョコレートパフ(乳成分・小麦を含む)、食塩/安定剤(増粘多糖類、寒天、セルロース)、着色料(野菜色素、紅花黄、ムラサキコーン色素、紅麹、クチナシ)、酸味料、香料、乳化剤(大豆由来)、光沢剤、膨張剤
栄養成分
1本(125ml)
エネルギー 117kcal
たんぱく質 0.1g
脂質 0.8g
炭水化物 27.4g
食塩相当量 0.08g
発売日 1986年4月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年6月~ 135ml 100円
2009年3月~ 125ml 100円
2023年3月~ 125ml 110円
2024年3月~ 125ml 120円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2009年3月
135ml→125ml
なし
2023年3月
100円→110円
引き続きアイスクリーム市場を取り巻く環境は、物流費や原材料、包装資材価格の上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇分の吸収が限界を超えたため。
2024年3月
110円→120円
引き続きエネルギーコストの上昇に伴う物流費高騰や人手不足による人件費の上昇、多くの原材料・包装資材の価格高騰が続いており、やむを得ず価格改定および内容量変更を実施。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
135ml 100円 栄養成分表 画像
2023年 110円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年 120円に値上げ ロッテ ニュースリリース

BIGスイカバーの値上げ解説

ロッテの春夏限定アイスである「スイカバー」。スイカバーとメロンバーのマルチパックを主に食べるという人も多いだろうが、ここでは単品売りされているBIGスイカバーの値上げについて取り上げる。

BIGスイカバーの値上げ…といっても、確認できる限りでは少なくとも「BIG」になってから長らく価格の値上げは行われておらず、税別100円をキープしていた。

2022年まではな。

ロシアによるウクライナ侵攻などにより原材料やエネルギー価格が高騰し、2023年3月に110円、2024年3月には120円に値上げしています。

一方、内容量に関しては2009年に135mlから125mlにステルス値上げ(実質値上げ)されています。しかし内容量が減らされたのはこの1回のみ。がっつり減らされたうえに値上げもしているスイカ&メロンバーに比べるとずいぶん良心的だな。

がしかし、実はもうひとつこっそり減らされたものがあるんだな。それがこちら。

スイカバーの果汁、10%から5%へ

お分かりいただけるでしょうか? そう、スイカ果汁です。2009~2010年頃まで10%だったことは確認しており、具体的にいつ5%になったのかまでは不明。これもある意味では実質値上げか。

このスイカバー、現在でこそBIG仕様で税別120円ですが、昔はもっと小さくて安かったんですよね。

当時の内容量までは分からないけど、マルチパックである「スイカ&メロンバー」と同じくらいだと思われるので80~90mlくらいか。1986年の発売時は50円、その後60円で売られていたものの、いつの間にかBIGになって100円に。

勝手に量を増やして「はい、100円ね」って…若干のぼったくりバー感が…スカイバーだけに。

なお、セブンイレブンなど一部の店舗には「ちびBIGスイカバー」なる商品が存在していた。スイカ&メロンバー(マルチ)と同じ70mlで実勢価格60~80円くらいなので、スーパーで普通のBIGスイカバー買うのと変わらない。

ちびBIGスイカバー

「小さいサイズならBIGを取っぱらってシンプルに『スイカバー』でいいじゃん」というところを、あえて「ちびBIG」にするという、矛盾をものともしないネーミングセンスは一応評価する。

135mlから125mlへの実質値上げはあったものの、一般的なパーソナルアイスが170円に値上げされている中、120円という希望小売価格で販売している点はスイカバーBIGにはまあまあ好感が持てる。

「すごく美味しい」というほどのものではないが、夏の風物詩として1年に1回は食べておいて損はないかも。

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