雪見だいふくの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | 雪見だいふく |
内容量 | 47ml×2個 |
参考小売価格 | 170円(税別) |
原材料 | 砂糖、水あめ、もち米粉、乳製品、植物油脂、でん粉、乾燥卵白(卵を含む)、デキストリン、ローストシュガーシロップ、食塩/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、加工でん粉、香料、着色料(クチナシ、アナトー) |
栄養成分 1個(47ml) |
エネルギー 83kcal たんぱく質 1.0g 脂質 2.6g 炭水化物 13.8g 食塩相当量 0.045g |
発売日 | 1981年10月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2000年頃 | 50ml×2個 | 100円 |
2007年9月~ | 47ml×2個 | 100円 |
2008年~ | 47ml×2個 | 120円 |
2015年3月~ | 47ml×2個 | 130円 |
2019年3月~ | 47ml×2個 | 140円 |
2022年7月~ | 47ml×2個 | 150円 |
2023年3月~ | 47ml×2個 | 160円 |
2024年9月~ | 47ml×2個 | 170円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2007年9月 50ml→47ml |
なし |
2008年 100円→120円 |
乳製品および油脂類や果汁などの原料価格の高騰や資材価格の上昇が企業努力で対応できる範囲を超えたため。 |
2015年3月 120円→130円 |
新興国の経済発展による食糧需要の増大やエネルギーコストの上昇により、商品の原材料及び資材の価格が高騰しているため。 |
2019年3月 130円→140円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
2022年7月 140円→150円 |
近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。 |
2023年3月 150円→160円 |
引き続きアイスクリーム市場を取り巻く環境は、物流費や原材料、包装資材価格の上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇分の吸収が限界を超えたため。 |
2024年9月 160円→170円 |
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
50ml×2個 100円 | ロッテ ニュースリリース |
2008年 94ml 120円 | 食@新製品 |
2015年 130円に値上げ | ナリナリドットコム |
2019年 140円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2022年 150円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 160円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 170円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
雪見だいふくの値上げ解説
ロッテのアイスの中において、どのメーカーも真似ができない唯一無二の商品である「雪見だいふく」。膨らみの頂上を加工したり何か乗せたりして「おっぱい」にしてみた変態も多いことだろう。
そんなおっぱい、現在でこそ47ml×2個入で参考小売価格は税別170円となっていますが、かつては50ml×2個入で税別100円でした。昔は本当に安かったんだなぁ…
しかし2007~2008年にかけ、内容量は現在の47ml×2個に減らされ、また価格に関しても20%の値上げとなる120円へ。同時期にロッテの100円アイスの多くは120円に値上げされているんですよね。
原材料価格の高騰などを理由に挙げているが、実際は「利益率を高めるため」ってのが本音なんでしょうね。
その後も同じような理由により2015年には130円へ、2019年には140円に値上げしている。2020年は新型コロナウイルスの影響で経済が落ち込んだからとりあえず様子見だろうが、経済が持ち直したら150円も時間の問題だろうな。
と思っていたら、2022年7月に150円に値上げ。
2022年6月前後にアイスメーカー大手を中心にパーソナルアイス(単品売り)のアイスを150円に値上げしているから、ロッテも便乗…とは言わないが、まあ仕方ない流れなんだろう。消費者としては痛い限りだが。
さらに追い打ちをかけるように2023年3月に160円、2024年9月には170円に値上げ。ほんとうんざりだよね。
余談だが、雪見だいふくが発売される前年1980年に「わたぼうし」という、雪見だいふくの前身となる商品が発売されていたらしいね。雪見だいふくと違いバニラアイスをマシュマロで包んでいたらしい。
また、1995年から1998年までパッケージが四角になり、その後再び楕円形に戻されたとか。四角のパッケージ…全然記憶にないや。
気になるのは発売当初から1990年代の雪見だいふくの大きさ。「昔に比べ小さくなった」という意見も散見されることから、もしかしたら2000年以前はもっと大きかったのかも。あるいは思い出補正がかかっているだけか。
雪見だいふくはもう10年以上食べていないので若干記憶は曖昧ながら、個人的には「皮がペラペラでモチモチ感に欠けるな」という印象が残っている。それもあって買ってまで食べようという気にならないのだろう。
一般的な大福に対してもあんこたっぷりよりある程度皮が厚い方が好みということもありそういう感想になったのかも。見た目はさておき、感触的にはおっぱいとは程遠いイメージ。ババアやってる志村けんの垂れ乳くらいの印象。
ただ、レビューを見ると「すごくモチモチしている」という意見が多いことから、もしかしたら昔に比べてもちの部分が進化しているのかもしれません。となると、今食べればまた違った印象になる可能性も。年を取ったら味覚や好みも変わるしね。
チョコ好きの私としては、チョコ系の雪見だいふくであればかなりそそられる。今度意を決して買ってみようかな。
昔に比べずいぶんと値上げされてしまったとはいえ、スーパーなどでの実勢価格は120~150円ほど。特売になると98~118円くらいで売られることも。これを安いと見るか高いと見るか…私はもちろん後者だがな。
特許を取得・出願中ということもあり他社にはまねできない唯一無二の存在である雪見だいふく。私のように長らく食べていないという人は、久しぶりに食べてみると新たな発見がある…のかも。