明治 角10棒の値上げ・ステルス値上げ情報

明治 角10棒の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 株式会社 明治
商品名 明治 角10棒<アイスソーダ>
内容量 45ml×10本
参考小売価格 400円(税別)
原材料 水あめ、砂糖、植物油脂、乳製品、りんご果汁、食塩、寒天/安定剤(増粘多糖類)、酸味料、乳化剤、香料、着色料(スピルリナ青、カロチノイド)、(一部に乳成分・大豆・りんごを含む)
栄養成分
1本(45ml)
エネルギー 53kcal
たんぱく質 0.3g
脂質 1.0g
炭水化物 10.7g
食塩相当量 0.022g
発売日 1993年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1993年~ 50ml×10本 300円
2009年3月~ 45ml×10本 300円
2015年3月~ 45ml×10本 330円
2019年3月~ 45ml×10本 350円
2022年6月~ 45ml×10本 380円
2023年3月~ 45ml×10本 400円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
500ml→450ml アイスにバニラ感を加え、ソーダキャンディーとの組み合わせのおいしさがさらに高まった。
300円→330円 乳原料や植物性油脂、エネルギーコストなどの価格が高騰しており、企業努力の範囲内では吸収できない状況となったため。
330円→350円 人件費や物流費の上昇、原材料価格の高騰により、現状の価格設定による販売の継続が難しい状況となったため。
350円→380円 世界的な需要拡大や生産地の天候不順などの影響により原材料価格が上昇。またエネルギーコストなど諸経費も高止まりし、現状の価格や内容量による販売の継続が難しい状況となったため。
380円→400円 世界的な需要拡大により海外乳原料、油脂といった原材料価格が上昇。さらに原油価格高騰の影響による物流費コストや包装材価格も上昇しており、現状の価格による販売の継続が難しい状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社 明治
1994年 500ml 300円 日本食糧新聞
2009年 450mlに実質値上げ 日本食糧新聞
2015年 330円に値上げ 明治 プレスリリース
2019年 350円に値上げ 明治 プレスリリース
2022年 380円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年 400円に値上げ 明治 プレスリリース

明治 角10棒の値上げ解説

バニラアイスをシャリシャリのソーダアイスで包んだ明治の「角10棒<アイスソーダ>」。夏になると食べたくなるアイスではあるものの、適度な氷菓感とバニラの甘さも相まって一年中楽しめる懐の深さも。

角10棒が発売された1993年当時の内容量は50ml×10本の計500ml、価格は税別300円でした。しかし2009年のリニューアルで45ml×10本の計450mlへとステルス値上げ。

中のアイスのバニラ感がアップしたという建前だが、以前から角10棒を食べている身としてはまったく分からんレベル。当時はアイスの値上げが相次いだ時期なので、体のいい理由を付けて量を減らしたかったのだろう。

2015年になると、原材料や原油高を理由に税別330円に値上げ。同様の理由により2019年に350円、2022年380円、2023年には400円に値上げ。実感としても以前だったら実売価格200円前後だったのに、最近は240~300円くらいになっている。

この角10棒、アイスソーダが定番となっているが、たまに別のフレーバーが発売されることがある。最も多く用いられるグレープやメロンのほか、イチゴオレ&バナナオレや、近年ではカフェオレ&キャラメルオレというのもあった。

明治 角10棒のイチゴオレやカフェオレなど

オレオレ詐欺集団もびっくりのオレオレ連発事件である。

こういった期間限定のフレーバー、以前は定番であるアイスソーダと同じ500mlや450mlで販売されていたが、2015年頃から42ml×10本の計420mlへと減らされている。「特別仕様だから少なくていいだろう」的な。

どうせ「なんだかんだ言っても定番のアイスソーダが一番美味しいよね」という結論になるのだから、余計なことして内容量減らすより、愚直にアイスソーダのみを売っていろよと声を大にして言いたい。

内容量を減らしたり値上げしたりと不満点はあれど、チープなソーダシャーベットと味わい深くないバニラのハーモニーは絶妙。上質さのかけらはないものの、間違いなく美味しいのだ。

何も考えずバクバク食べるもよし、先に周りのソーダを歯で剥がしながら食べ、裸になったバニラアイスを愛でるもよし。

上質の押し付けがやや鼻につくハーゲンダッツやパルムなどとは対極にある角10棒。濃厚なアイスがもてはやされている昨今、肩肘張らず貪ることができる、こういったチープなアイスの良さに気付く人も多いのではないでしょうか。

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