ストロベリーチョコレートアイスバーの値上げ情報
メーカー | 株式会社 明治 |
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商品名 | 明治 ストロベリーチョコレートアイスバー |
内容量 | 47ml×6本 |
参考小売価格 | 550円(税別) |
原材料 | チョコレート、いちごソース、植物油脂、砂糖、水あめ、乳製品、ぶどう糖果糖液糖、いちご加工品、食塩、寒天/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、野菜色素、(一部に乳成分・大豆を含む) |
栄養成分 1本(47ml) |
エネルギー 130kcal たんぱく質 1.5g 脂質 8.3g 炭水化物 12.4g 食塩相当量 0.028g |
発売日 | 2002年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2002年~ | 55ml×8本 | 380円 |
不明 | 53ml×8本 | 380円 |
2008年頃~ | 53ml×7本 | 380円 |
2013年時点 | 50ml×7本 | 380円 |
2017年9月~ | 47ml×6本 | 420円 |
2019年3月~ | 47ml×6本 | 450円 |
2022年6月~ | 47ml×6本 | 480円 |
2023年3月~ | 47ml×6本 | 500円 |
2024年9月~ | 47ml×6本 | 550円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
440ml→424ml | なし |
424ml→371ml | なし |
371ml→350ml | なし |
350ml→282ml 380円→420円 |
明治 ストロベリーチョコレートアイスバー新発売。風味豊かな苺の風味と食感のアクセントになる苺フリーズドライで、飽きることなく最後まで楽しめる。 |
2019年3月 420円→450円 |
人件費や物流費の上昇、原材料価格の高騰により、現状の価格設定による販売の継続が難しい状況となったため。 |
2022年6月 450円→480円 |
世界的な需要拡大や生産地の天候不順などの影響により原材料価格が上昇。またエネルギーコストなど諸経費も高止まりし、現状の価格や内容量による販売の継続が難しい状況となったため。 |
2023年3月 480円→500円 |
世界的な需要拡大により海外乳原料、油脂といった原材料価格が上昇。さらに原油価格高騰による物流費コストや包装材価格も上昇しており、現状の価格による販売の継続が難しい状況に。 |
2024年9月 500円→550円 |
世界的な需要拡大などの影響により多くの原材料について高止まりの状態が続き、原油価格高騰による物流コストや包装材価格も上昇。加えてエネルギーコストなども高止まりしているため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社 明治 |
2002年 440ml 380円 | 明治乳業 商品紹介 |
424ml 380円の情報 | もぐナビ |
2012年 371ml 380円 | 明治 商品情報 |
2013年 350ml 380円 | 明治 商品情報 |
2017年 282ml 420円 | 明治 ニュースリリース |
2019年 450円に値上げ | 明治 プレスリリース |
2022年 480円に値上げ | 明治 プレスリリース |
2023年 500円に値上げ | 明治 プレスリリース |
2024年 550円に値上げ | 明治 プレスリリース |
ストロベリーチョコレートアイスバーの値上げ解説
明治の大人気チョコレートであるストロベリーチョコレートをアイスとして楽しめる「ストロベリーチョコレートアイスバー」。非常に魅力的なパッケージながら、その値上げっぷりは極悪で、明治の良心を疑うレベル。
明治からストロベリーチョコレートアイスバーが発売されたのは2002年。当時の内容量は55ml×8本の計440mlで、価格は税別380円でした。
その当時、多くのマルチパックアイスが税別300円であり、380円だったストロベリーチョコレートアイスバーは「ややプレミアム感のあるアイス」という位置付けだったと思われます。現在のパルムやガーナ系アイスと同じような位置付け。
380円というのは決して安くないものの、いちごの果汁と果肉を使用したストロベリーアイスを、同じくいちごの果肉を混ぜ込んだチョコレートでコーティングしている凝った仕様により、この価格にも説得力があった。
ちなみにこのストロベリーチョコレートアイスバーはずっと継続して販売されていたわけではなく、何度かの発売と販売終了繰り返しているという特徴が。そして、新発売のたびにどんどんしょぼくなっていった商品の典型でもある。
時期は不明ながら、少なくとも2006~2007年までには内容量が53ml×8本の計424mlに実質値上げされている。そして2008年頃には53ml×7本の計371mlに。もちろん価格は据え置きでね。
2013年時点では50ml×7本の計350mlになっていたことを確認しており、その後数年の空白期間を経て2017年に再登場した時の内容量は現在と同じ47ml×6本の計282mlになり、価格も420円に値上げ。
そして2019年には450円へとさらなる値上げを行い、2022年6月30円上がって480円、2023年500円、2024年9月には550円に値上げ。
2002年の発売時440ml入り380円だった明治 ストロベリーチョコレートアイスバーは、22年ほどで282ml・550円になったわけだ。
これがどの程度の値上げかというと、内容量が約36%減った一方で価格は約45%値上げ。分かりやすく1mlあたりの価格で見ると、発売時は1mlあたり0.86円、2023年からは約1.95円なので実質的に2倍以上高くなった計算。
はっきり言って明治のアイスの中でも屈指の塩対応商品。
いちご果肉を使用しているとはいえ、その割合は8%で、しかも中のアイスはただのラクトアイス。果汁を5%使用し、種類別アイスクリームの濃厚さが堪能できる「パルム ストロベリー」ですら55ml×6本の計330ml入っているぞ。価格もほぼ一緒だし。
ストロベリーチョコレートに定評がある明治とあって、なんだかんだ言っても実際に食べてみりゃそりゃ美味しいよ。だがこの内容でこの価格は明らかにおかしい。
味うんぬんはさておき、明治を調子に乗らせないためにも、こういった消費者を舐めたような価格設定の商品は絶対に買いたくない。250円くらいの価格で投げ売りされていれば話は別だが。