明治 エッセルスーパーカップミニの値上げ情報
メーカー | 株式会社 明治 |
---|---|
商品名 | 明治 エッセルスーパーカップミニ |
内容量 | 80ml×6個 |
参考小売価格 | 500円(税別) |
原材料 (超バニラ) |
乳製品、植物油脂、砂糖、水あめ、卵黄、ぶどう糖果糖液糖、食塩/香料、アナトー色素、(一部に卵・乳成分を含む) |
栄養成分 1個(80ml) |
エネルギー 150kcal たんぱく質 2.2g 脂質 9.4g 炭水化物 14.1g 食塩相当量 0.088g |
発売日 | 2002年10月 |
価格・内容量推移 | ||
---|---|---|
年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2002年10月~ | 90ml×6個 | 380円 (オープン価格) |
2015年3月~ | 90ml×6個 | 420円 (オープン価格) |
2019年3月~ | 90ml×6個 | 450円 |
2022年6月~ | 90ml×6個 | 480円 |
2023年5月~ | 80ml×6個 | 480円 |
値上げ理由・建前 | |
---|---|
タイミング | 公表内容 |
2015年3月 380円→420円 |
乳原料や植物性油脂、エネルギーコストなどの価格が高騰しており、企業努力の範囲内では吸収できない状況となったため。 |
2019年3月 420円→450円 |
人件費や物流費の上昇、原材料価格の高騰により、現状の価格設定による販売の継続が難しい状況となったため。 |
2022年6月 450円→480円 |
世界的な需要拡大や生産地の天候不順などの影響により原材料価格が上昇。またエネルギーコストなど諸経費も高止まりし、現状の価格や内容量による販売の継続が難しい状況となったため。 |
2023年5月 540ml→480ml |
砂糖、海外乳原料、油脂といった原材料価格は、世界的な需要拡大などの影響により高止まりの状態が続いており、現在の価格および内容量の設定による販売の継続が難しい状況に。 |
2024年9月 480円→500円 |
世界的な需要拡大などの影響により多くの原材料について高止まりの状態が続き、原油価格高騰による物流コストや包装材価格も上昇。加えてエネルギーコストなども高止まりしているため。 |
参考サイト | |
---|---|
公式サイト | 株式会社 明治 |
2002年 540ml オープン価格 | 明治乳業 商品紹介 |
2015年 420円に値上げ | 明治 プレスリリース |
2019年 450円に値上げ | 明治 プレスリリース |
2022年 480円に値上げ | 明治 プレスリリース |
2023年 480mlに実質値上げ | 明治 プレスリリース |
2024年 500円に値上げ | 明治 プレスリリース |
明治 エッセルスーパーカップミニの値上げ解説
様々な商品が存在するアイスの中でもコストパフォーマンスの高さから屈指の人気を誇る「明治 エッセルスーパーカップ」のマルチパックである「明治 エッセルスーパーカップミニ」。
1個売りである素のスーパーカップから遅れること8年、2002年に登場した明治 エッセルスーパーカップミニは、発売当初から現在まで90ml×6個という内容量を堅持しています。
一方で価格はというと、発売当初の明治 エッセルスーパーカップミニはオープン価格となっていたため、具体的な希望小売価格は不明。
しかし、2019年時点では希望小売価格が420円に設定されており、そこから450円に値上げされていることから、発売当初の想定小売価格は380円程度であったことが想像できます。
なぜなら、明治含め大手メーカーが2019年に420円から450円に値上げしたアイスは、ほぼ例外なく2015年に380円から420円に値上げするという経緯を辿っているから。
もしかしたら森永乳業のパルム マルチパックのように、それ以前に350円→380円の値上げがあったのかもしれませんが、オープン価格であったため確認のしようはない。
このように、明治 エッセルスーパーカップミニは、内容量を減らす実質値上げは行っていないものの、想定小売価格は発売当初380円(350円?)、2015年に420円、2019年に450円と大きく値上がりしていることが分かります。
さらに2022年6月から内容量はそのままに480円に値上げ。どこまで高くなるんだよと。
ただ、パーソナルアイス(単品)のエッセルスーパーカップがそれまでの150円から160円になるなど、多くの明治アイスが値上げされた2023年3月において、エッセルスーパーカップミニの値上げは見送られている。
明治のせめてもの良心か。
…と思っていたら、約3か月後となる2023年5月に従来の90ml×6個(計540ml)から80ml×6個(計480ml)へとステルス値上げ。一気に11%ほど減らしたわけだから、20~30円値上げするよりよっぽど質が悪い。
さらに2024年9月には500円に値上げ。もうやりたい放題だよね。
それはそれとして、私のような貧乏人が最も気になるのは、「パーソナルアイス(単品)とマルチパックのスーパーカップはどっちがお得なのか?」という点。1mlあたりの単価を算出するお決まりのゲス計算をしてみよう。
パーソナルのスーパーカップは内容量200mlに対し希望小売価格は170円なので、1mlあたりの価格に直すと0.85円。一方のマルチパックは480ml・500円なので1mlあたり1.04円。
つまりパーソナルアイスの方がお得ということになる。
「パーソナルの200mlは量が多すぎて食べきれない」「家族や職場で分け合う必要がある」「マルチパックにしかない味が食べたい」といった理由がない限り、パーソナルアイスを購入したほうがいっぱい食べることができますぜ。
私の周囲のスーパーで実勢価格を見ても、特売時のスーパーカップ単品は98~118円、マルチパックは298~348円くらいと、ほぼ常に3倍ほどの価格差がある。内容量は2.4倍なので、実売価格面でもパーソナルがお得というケースが多い。
…というか、ラクトアイスむき出しのスーパーカップごときが480mlで実勢価格300~350円くらいって高くないか?
乳脂肪分を14.0%使用したレディーボーデンの470ml入りパイントや、乳脂肪分10.0%を使用した内容量530mlの森永乳業ビエネッタですら特売時には300~400円くらいで買えるぞ。
売れているからってあんまり調子に乗るなよ、エッセル。