辻利 お濃い抹茶の値上げ・実質値上げ情報

辻利 お濃い抹茶の値上げ・実質値上げ情報
メーカー 株式会社 明治
商品名 辻利 お濃い抹茶<スティックマルチ>
内容量 45ml×7本
参考小売価格 600円(税別)
原材料 乳製品、砂糖、まっ茶/安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、(一部に乳成分を含む)
栄養成分
1本(45ml)
エネルギー 79kcal
たんぱく質 1.5g
脂質 4.5g
炭水化物 8.1g
食塩相当量 0.039g
発売日 不明

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2008年時点 45ml×8本 500円
2010年時点 45ml×7本 500円
2019年3月~ 45ml×7本 550円
2023年3月~ 45ml×7本 600円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
360ml→315ml なし
500円→550円 人件費や物流費の上昇、原材料価格の高騰により、現状の価格設定による販売の継続が難しい状況となったため。
550円→600円 世界的な需要拡大により海外乳原料、油脂といった原材料価格が上昇。さらに原油価格高騰の影響による物流費コストや包装材価格も上昇しており、現状の価格による販売の継続が難しい状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社 明治
45ml×8本の情報 関西女のプチ日記
2010年 7本に実質値上げ ランチ京都 時々滋賀
2019年 550円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年 600円に値上げ 明治 プレスリリース

辻利 お濃い抹茶の値上げ解説

京都の辻利抹茶を使用し濃厚な抹茶アイスを堪能できる明治の「辻利 お濃い抹茶」。「上質」という言葉がぴったりはまる傑作アイスと言っていいでしょう。

昔の明治乳業のホームページは商品紹介に主力商品しか掲載していなかったこともあり、辻利 お濃い抹茶がいつ発売されたのかは不明。明治に問い合わせてみるか。

2008年時点の内容量は45ml×8本の計360mlで税別500円だったものの、2010年には現在と同じ45ml×7本に実質値上げされていることを確認。

辻利 お濃い抹茶は45ml×8本から45ml×7本に実質値上げ

その後2019年には原材料価格の高騰などを理由に、従来の税別500円から税別550円に、2023年3月にも原材料価格や原油価格の高騰などから600円に値上げしています。

内容量315mlに対し希望小売価格は600円…実売価格においても、特売の目玉として350円くらいになれば御の字というレベルで、通常時のスーパーの実売価格は400~450円くらいか。

この値段、森永乳業のパルム マルチパックの中でも最上級に位置する「PARM アーモンド&チョコレート」や、75mlのミニカップが計6個入ったかつての高級アイス代名詞「レディーボーデン カップセレクション」とほぼ同じ。

しかもパルムやレディーボーデンの方が内容量が多いときているから、辻利 お濃い抹茶がいかにプレミアム路線かが分かる。

しかしそれを納得させるだけの質が辻利 お濃い抹茶にはある。種類別アイスクリームとなる乳脂肪分10.0%が生み出す濃厚さもさることながら、抹茶の香りはもちろん適度な苦味・渋みも加え絶妙なバランス。

抹茶アイスの最上級としてハーゲンダッツのグリーンティーを思い浮かべる人も多いだろうが、辻利 お濃い抹茶はまたちょっと違う路線の濃厚さを味わえる。どっちが美味しいと感じるかは人それぞれだと思うけど。

ただ、少なくとも私が住んでいる周囲のスーパーではあまり売ってないんですよね。田舎の貧乏人には“刺さらない商品”なのかもしれない。比較的裕福な人間が多い都市部のスーパーだとまた違うのかも。

かつて力を入れていたプレミアムアイス「AYA」が販売終了となり、かつ現在の主力商品がラクトアイスばかりとあって「明治に上質なアイスは作れないんじゃないか?」というイメージが私の中で存在した。

しかし辻利 お濃い抹茶は紛れもなく上質なアイスといえる。やるじゃん、明治!…と思いきや、製造しているのはハーゲンダッツやレディーボーデンの一部商品も製造する「株式会社やまひろ」なのね。

やはり明治は“ラクトアイスメイカー”か…

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